今日ご紹介するキーワードは「配料」。
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台湾は既に日中は30℃近くまで気温が上がる日が増えてきました。もう夏がそこまでやってきています。
暑い日の台湾スイーツと言えば、皆さんは“マンゴーかき氷”を一番に思い浮かべる人が多いと思いますが、台湾の人たちは「豆花(トウファー)」をよく食べます。暑さをしのぐ人気のスイーツで、滑らかな舌触りでさっぱりとしている上に、植物性たんぱく質も豊富に含まれていることから、台湾人に人気のスイーツです。
日本でも最近では“台湾スイーツ”として知られていて、”ヘルシースイーツ”としても人気になってきているので、よく食べていますよ~という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな「豆花」のカロリーは、伝統的な「純豆花」が、およそ100gでわずか50㎉。タンパク質は3.2g含まれています。そしてパッケージされた市販の「豆花」は、およそ160gで、糖分を差し引いたカロリーはおよそ70㎉、蛋白質は5.8gと低カロリーなんです。
ところが、そんな“ヘルシースイーツ”として人気の「豆花」も、今日のキーワード「配料(=トッピング)」によってカロリーがどんっ!と上がるので注意が必要ですよ~と言われています。
よくある食べ方で、まず「豆花」に加える甘いスープのチョイスから見てみると、シロップ水1杯は100㎉、無糖の豆乳で1杯40㎉。ジンジャーシロップで1杯25㎉あります。そこに大体3~4種類の「配料」を選べるお店が多いので、それを足していくと…なんと、1杯の「豆花」が500キロカロリー近くなってしまうこともあるんです!
これは毎日3食食べる場合の1食当たりのカロリーにも近い数値となります。
中でもどんな「配料」のカロリーが高いのでしょうか。
高い方からご紹介していきましょう。
まずは、「花生仁(ピーナッツ)」は1杯あたり150㎉、「粉圓(タピオカ)」が1杯あたり100㎉、「蜜花豆(花豆(べにばないんげん)の甘露煮)」は1杯あたり90㎉、「芋圓(タロイモボール)」が1杯あたり80㎉、“白玉団子”のような「湯圓」が1杯あたり70㎉、“タピオカ粉”を使って作られたゼリーとお餅の間のような食感の「粉粿(フングエ)」が1杯あたり65㎉、「綠豆」や「紅豆(あずき)」が1杯あたり45㎉、「薏仁(ハトムギ)」が1杯あたり35㎉となっています。
ですので、例えば、1杯の「豆花」およそ100グラムに、「花生仁」、「粉圓」、「蜜花豆」をトッピングし、シロップ水を加えたとすると…
「豆花」50㎉+「花生仁」150㎉+「粉圓」100㎉+「蜜花豆」90㎉+シロップ水100㎉=なんと合計490㎉になってしまうんです!!
私も大体、「豆花」頼むときは、「芋圓」は必ず入れるし、しかも夏はシロップ水を選ぶことが多いので、こうやって数字にするとちょっとためらいますよね…。
ではどうしたらいいのかというと、栄養士さんのおススメは「豆花」をシンプルにそのまま食べることだそうです。
…でもいろいろトッピングしたくなりますよね~。
その場合は、なるべくカロリーの低いものを選ぶと良いそうです。
中でもおススメの低カロリーのトッピングは、植物から煮だして作った真っ黒なゼリー「仙草(仙草ゼリー)」だと1杯あたり25㎉。美容にもいいと人気の「白木耳(白きくらげ)」だと1杯あたり10㎉。そして、日本でも“おーぎょーちー”と呼ばれ知られている「愛玉(愛玉ゼリー)」だと1杯あたり5㎉なんだそうですよ。
これらの低カロリーのトッピングは、カロリーが低いだけでなく、さっぱりしていて、さらには健康的な体重維持も助けてくれるというわけですので、「豆花」のトッピングを選ぶときにはぜひ選んでみてくださいね。