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台湾ミニ百科(2020-11-18)10人に1人菜食!台湾の菜食ブーム

  • 18 November, 2020
台湾ミニ百科
台湾の大手コンビニエンスストア、セブンイレブンは最近、ヴィーガンとベジタリアン対応の料理を提供する新しいブランド「天素地蔬」を設立した。今月2日は第1段階として、台湾中300ヶ所の支店に新ブランドの商品を導入した。(写真:CNA)

台湾の大手コンビニエンスストア、セブンイレブンは最近、ヴィーガンとベジタリアン対応の料理を提供する新しいブランド「天素地蔬」を設立した。今月2日は第1段階として、台湾中300ヶ所の支店に新ブランドの商品を導入しました。

この新ブランドは、ヴィーガンとベジタリアンを狙い、おにぎり、サンドイッチ、主食、グルメ、おかずなど、ヴィーガンとベジタリアン対応の10品目の新メニューが追加されました。対象コンビニの冷蔵庫では、ライトグリーンと黄色のデコレーションを目印として専門エリアが設けられています。さらに商品のパッケージにも、ネギ、ニラ、にんにく、らっきょう、玉ねぎなどの五葷は入っているのか、卵や乳製品を使っているのか、あるいはこれは、すべての動物性食品と五葷を含まない「全素」なのかなど、すべてはっきりとパッケージに書かれてあります。

この新ブランドの商品は、第1段階として、台湾北部の台北、新北、基隆、桃園、新竹、中部の台中、南投、そして南部の台南、嘉義、高雄の300箇所の支店、特に近所にお寺や廟宇などの宗教施設のある支店で発売されるそうです。

7-11だけではなく、近年各大手企業が次々とヴィーガンとベジタリアン対応の商品を扱うようになりました。

近年、健康志向や、環境保護意識の普及により、地元で生産され、環境に優しい食材を使った料理が多くの国で人気となり、それに伴い、巨大なビジネスチャンスが生まれたと言われています。

美味しいグルメで知られている台湾は、ベジタリアンにとってもとても暮らしやすいです。台湾の街を歩いてみますと、ベジタリアンレストランの看板がしょっちゅう目に入ってくるほか、一般のレストランや飲食店でも、この料理はベジタリアンでも食べられる、この料理にはお肉はないが、卵が入っているなど、メニューにちゃんと表記をつけ、さらにベジタリアン専用のメニューが用意されていることも珍しくありません。特に、台湾北部、台北市は、かつてアメリカのニュース専門放送局、CNNにより、「ベジタリアンに優しい世界十大都市」の一つに選ばれました。

その背景としては、台湾にはベジタリアンが多いからです。ウィキペディアが2017年に発表した「世界菜食人口報告」によりますと、台湾のベジタリアンの人口は、300万人を越えており、およそ台湾の人口の13%を占めています。つまり、およそ10人のうち、一人がベジタリアンとなります。この割合は、世界で二番目に多いですよ。...

(編集:曽輿婷/王淑卿)

 

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