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蔡・総統、米次官補代理表敬訪問受ける

  • 10 October, 2019
  • 曾輿婷
蔡・総統、米次官補代理表敬訪問受ける
蔡英文・総統が9日、アジア太平洋経済協力(APEC)の高官を兼務する、米国国務省エネルギー資源局のサンドラ・オードカーク次官補代理(オーストラリア、ニュージランドおよび太平洋島国担当)の表敬訪問を受けた。(写真:CNA)

蔡英文・総統が9日、アジア太平洋経済協力(APEC)の高官を兼務する、米国国務省エネルギー資源局のサンドラ・オードカーク次官補代理(オーストラリア、ニュージランドおよび太平洋島国担当)の表敬訪問を受けた。

蔡・総統は、「オードカーク次官補代理が先月、米連邦議会下院の公聴会で、台湾のことを『民主主義の成功例』、『信頼できる仲間で、世界の善良な力でもある』と称したことが、大きな反響を呼んだ。特にオードカーク次官補代理は、今年5月の就任から半年も経たずに台湾を訪問したことは、米国の台湾に対する支持の現れだ」と喜んだ。

オードカーク次官補代理は7日、太平洋地域にある友好国への援助項目などを協議する、台米間初となるの「太平洋対話」(Pacific Islands Dialogue)に出席し、いかに地域の安定と共同の価値観を守るかについて意見を交わした。また、8日と9日に台北市で開催された国際フォーラム「玉山論壇」にも出席し、台湾と「新南向政策」対象国との交流について理解を深めた。「新南向政策」とは、東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなどの18ヶ国との幅広い関係促進を図る政策。

蔡・総統によると、台湾の「新南向政策」は、米国の「自由で開かれたインド太平洋戦略(FOIP)」と理念が同じだ。台湾と米国は、APECの枠組みでの交流を通して、互いの提携関係を促進し、ともに持続可能かつ包摂的な経済成長を促進するという。

蔡英文・総統:「今年のAPECの全体テーマは、『人々をつなぎ,未来を構築』。私はこれを機に、台湾は米国および理念の近い国々と提携関係を強化し、APECの枠組みの下、ともにデジタル経済のチャレンジに立ち向かい、女性の経済的エンパワーメントの向上、中小企業のデジタルトランスフォーメーションに協力、さらに地域経済の統合と世界のバリューチェーンに合わせて、持続可能かつ包摂的な経済成長を促進することに全力をあげると重ねて表明したい」

オードカーク次官補代理は9日の「玉山論壇」で、台湾と米国の「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」を例に、双方はこのプラットフォームを通じて公衆衛生、人道援助、女性の経済的エンパワーメントなどの議題について緊密な連携を取っていると話し、米国は今後もインド洋と太平洋地域の安全と繁栄を促進するよう、台湾との協力関係を続けると強調した。

(編集:曾輿婷/王淑卿)

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