中華民国中央および各界による民国112年（2023年）双十国慶節祝賀大会が10日午前、総統府前の広場で開催されました。大会主席の游錫堃・立法院長（国会議長）はあいさつの中で、今年は、特別に双十国慶節のテーマ「民主主義の台湾、強靭で持続可能」を持って国民と一緒に努力しようとすると共に、このテーマによって強靭な台湾人が自由・民主と国家の主権を守る意思と決意を示そうとしていると説明しました。
游・立法院長は、台湾を守ることは台湾人だけの使命ではなくなっている。すでに全世界の民主主義国の共通の願いになっていると指摘、全国の国民に対して「民主主義の台湾、強靭で持続可能」の精神を発揮して引き続き主権と自由、民主を守るよう呼びかけています。
游・立法院長はまた、うれしいことに国際社会における台湾の身分がますますはっきりするようになっている。アメリカ連邦議会下院は7月に台湾国際連帯法案を可決、国連第2758号決議（アルバニア決議）では台湾と台湾の人々の国連、またはその関係機関における代表権に言及していないことを指摘しました。
游・立法院長は、この法案は、中国共産党が長期にわたって国際社会で国連第2758号決議を歪曲する悪質な行為に反論している。明確で力強い国会での立法化手続きを通じて歴史の真相を明かし、台湾の国際地位の向上に大いに役立っているとの見方を示しました。
游・立法院長は、アメリカ、日本、韓国などの国々の台湾海峡に対する重視にも言及、台湾と共にある民主主義国がますます増えている。台湾が多くの盟友の支持を得られるのは、自由、民主などの普遍的な価値を追及しているからだ。しかし、今日の民主主義の成果は、天から落ちてきたものではなく、百年の奮闘の結果なのだと強調しました。
游・立法院長は最後に、400年の努力を経てようやく国際社会で認められている今日の民主的な台湾を育んだ。しかし、自由と民主主義は大切に保護しなければならない。悪い隣人である中国共産党の威圧に直面する中、戦争に備えてこそ、戦争を回避することができる。国民の防衛意志は最適な国防だと指摘、全国の国民に対して「民主主義の台湾、強靭で持続可能」という精神を発揮して引き続き台湾の主権と自由・民主を守り、後世の子々孫々が血と涙を流さずに、永遠にこの土地で生活し、幸せな日々を過ごすことができるよう呼びかけました。
