close
Rti台湾国際放送公式アプリをインストール
開く
:::

宝島再発見 - 2020-10-24_台日の建設大手、初の分譲住宅共同事業

  • 24 October, 2020
宝島再発見
写真:業者提供

台湾の大手デベロッパー・国泰建設が20日、台北市で日本の不動産業界において売上1位の三井不動産グループと共同記者会見を開き、台湾で分譲住宅共同事業を展開すると明らかにしました。台湾と日本の大手建設業者が分譲住宅事業で手を組むのははじめてです。

両者は、台湾北部・新北市の中和で売上総額台湾元250億元から260億元(約日本円915億円から952億円)までの分譲住宅を建設するほか、台湾南部・台南市でも台湾元50億元から60億元(約日本円183億円から219億円)までの分譲住宅を建設します。この二つの建設プロジェクトは、合わせて台湾元300億元の上っていることから、台湾の不動産業界では大きな注目を集めています。

国泰建設は、先ごろ三井不動産グループと合資で二つの会社を立ち上げることを決めました。この二つの会社における国泰建設の持ち株比率はいずれも51%で、三井不動産は49%です。その第一弾は、新北市中和にある建設プロジェクトと台南市安平にある建設プロジェクトです。

そのうち、台南市安平区にある、仮称・台南永華路プロジェクトの建設プロジェクトは、来年3月29日の青年節(青年の日)前後に販売を開始、2025年に竣工・開業する予定です。それは現在建設中の台南市帰仁区にある「三井アウトレットパーク 台南」に合わせるためです。「三井アウトレットパーク 台南」は、台湾南部初の三井アウトレットパークです。

台南永華路プロジェクトは、敷地面積が2,235坪、一万坪を誇る公園「府平公園」のすぐそばにあります。地下4階、地上23階の建物です。総戸数は三つの部屋から四つの部屋を持つ50坪から85坪まで264戸です。そのうち、店舗数が10店舗です。2021年に着工、2024年から2025年までに竣工し、供用を開始する予定です。

一方、新北市中和区にある、仮称・中和板南路プロジェクトは、台北メトロ環状線の中原駅の近くにあります。敷地面積はおよそ5500坪、第一期と第二期という二段階に分けて公開される予定です。第一期は、敷地面積が2500坪で、総戸数が452戸です。2023年に着工、2027年に竣工し、引き渡す予定です。第二期は、敷地面積が2900坪、総戸数が492戸、2024年に着工、2028年に竣工し、引き渡す予定です。国泰建設のスポークスマンを兼務する、林清梁・副総経理(副社長)によりますと、そのうち、住宅が944戸、店舗が10以上あるということです。住宅は、27坪から49坪まで様々です。主力商品は、2~3部屋のものです。この建設プロジェクトは、都市開発計画の一環です。

Program Host

関連のメッセージ