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宝島再発見(2016/10/01)前半 さよなら!「台北西站」

  • 01 October, 2016
宝島再発見
台北西站

台風17号の上陸で、台湾では、9月27日、28日が台風休みになりました。この台風休みの間に、台北っ子たちの思い出のバスターミナルが、静かに、最後の役目を終えました。台湾の在来線、台湾鉄道の台北駅西側にある、中・長距離バス専用の「台北西站B棟」です。「台北西站」にはA棟とB棟があり、このうちのB棟は、棟は、1950年につくられた、台湾ではじめての、扇型のバスターミナル。角地をうまく利用して、人が出入りするのが扇の要、バスが発着する乗り場が扇の面のように、裾広がりになっていました。66年間ずっと、南北を往来する人たちを載せたバスが出入りしていたので、みんなの思い出がいっぱい詰まっています。台北市の玄関口、台北駅周辺をリニューアルする都市計画の一環で、取り壊しが決まり、乗り入れていた14路線のバスは、28日からすでに、台北駅北側にある現代的な「台北バスターミナル」に移っています。今後、中・長距離バスの乗り場が統一されて、利用者の便は良くなりますが、近代台湾の発展と共に歩んできたB棟がなくなるのを惜しむ声も上がっています。近距離中心のA棟も10月15日には役目を終えます。建物が残っている今、台北を訪れる方は、A棟、B棟の姿をカメラに収めておくといいかもしれません。

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