スポーツオンライン - 2021-03-27_過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 27 March, 2021

 今週、最初にお送りするのはテニスの話題、台湾男子のレジェンド、ルー・イェンスン選手がマイアミ・オープンで健在ぶりを示しました。

 男子プロテニス協会(ATP)のツアー大会で、最もグレードの高いマスターズ1000の大会の一つ「マイアミ・オープン」は24日から、アメリカ・フロリダ州で行われています。

 このマイアミ・オープンの男子シングルス本戦に、中華民国台湾から台湾男子テニス界のレジェンド、ルー・イェンスン選手が出場しました。

 ルー選手は肩の怪我、手術とリハビリ、さらには、新型コロナウイルスの影響もあり、一昨年、昨年とほとんど試合に出場しなかったことから、現在の世界ランキングは1020位まで落ちていますが、男子プロテニス協会には、長期間怪我でツアー大会を離れた選手が、怪我をする前のランキングで、9大会出場できるプロテクトランキングという制度があり、今回、ルー選手はこのプロテクトランキング制度を使って、マイアミ・オープンに出場しました。

 ルー選手は1回戦で、地元アメリカの世界63位、身長1メートル98センチ、強烈なサーブで知られるサム・クエリー選手と対戦しました。ルー選手は第1セット、ブレイクのピンチを凌ぐと、逆に第8ゲームでブレイクに成功、そのまま第1セットを6-3で奪います。第2セットも第5ゲームで先にブレイクし優位に立つと、そのままキープを続け6-4で奪い、見事、ストレート勝利を飾りました。

 ルー選手のツアー大会での勝利は、2017年10月のジャパンオープン1回戦以来、実に1269日ぶり、下部大会のチャレンジャー大会を含めても、2018年4月に韓国・ソウルで行われたソウル・チャレンジャーの1回戦以来、1060日ぶりです。怪我、手術からのリハビリ、新型コロナウイルスによるブランクを経て、ルー選手は37歳にしてなお、テニス界で一流と言われる世界トップ100のレベルにあることを証明しました。

 ルー選手は台湾時間、今日27日の未明、2回戦で大会第1シード、ロシアの世界ランキング2位、ダニール・メドベージェフ選手と対戦しました。第1セットは、いきなり2度ブレイクされ劣勢に立たされ2-6で落とすと、第2セットもいきなり4ゲーム連取されます。ルー選手はここから粘りブレイクバックしましたが、再びブレイクを許し、このセットも2-6で落としストレート負けを喫しました。

 ルー選手は、試合には敗れたものの、キャリアの晩年、センターコートでトップ10の選手と対戦できたことに満足したという事です。プロテクトランキング制度を使って出場できる大会は限られていますが、残りの試合も、今大会のようなベストファイトをみせてもらいたいとおもいます。

 続いては、野球、まずは日本プロ野球の話題です。日本プロ野球は昨日26日に開幕を迎えました。現在、日本プロ野球には、読売ジャイアンツに陽岱鋼選手、阪神タイガースにチェン・ウェイン投手、東北楽天ゴールデンイーグルスにソン・チャーホウ投手と、育成契約のワン・ワン・イェンチェン投手、そして北海道日本ハムファイターズにワン・ボーロン選手、埼玉西武ライオンズにウー・ネンティン選手、オリックス・バファローズにちょうやく投手と7人の台湾出身の選手が所属していますが、今季、開幕を1軍で迎えたのは、イーグルスのソン・チャーホウ投手のみと、やや寂しい開幕となりました。

 そのソン投手は26日、北海道日本ハムファイターズとの開幕戦、8-0の大量リードで迎えた8回表に二番手として登板しました。ソン投手は先頭の松本剛選手を打ち取ったものの、ショートの小深田大翔 (コブカタヒロト)選手がファンブルしてしまい、ランナーを出します。これで動揺してしまったのか、ソン投手は続く近藤健介選手にレフト前へのヒットを浴びると、続く中田翔選手にフォアボールを出し、ノーアウト満塁のピンチを迎えてしまいました。満塁から渡邉諒 (ワタナベリョウ)選手はライトフライに打ち取ったものの、続く大田泰示選手の内野ゴロ、併殺崩れの間に一点失うと、野村佑希選手に再びフォアボールを与えてしまい満塁とすると、ここで交代を告げられてしまいました。三番手の渡邊佑樹(ワタナベユウキ)投手が押し出しを与えた為、ソン投手の失点は2失点、エラーからランナーを貯めたことで、自責点はつきませんでしたが、3分の2で2つのフォアボール、2失点と、ほろ苦い今季初登板となりました。ソン投手、うまく切り替えて、次の登板では、持ち前の力強い投球をみせてほしいと思います。

 また、開幕は2軍で迎えた他の選手達も、しっかりアピールして、一日も早く一軍でのプレー、活躍をみせてもらいたいと思います。

 おしまいに台湾プロ野球の話題をお送りしましょう。まずは順位です。今季から味全ドラゴンズが参入し5チームとなった台湾プロ野球、各チーム7試合から9試合消化し、1位は6勝3敗の中信兄弟、2位は5勝3敗のフーボン・ガーディアンズ、3位は3勝4敗の楽天モンキーズ、そして4位タイは3勝5敗で、味全ドラゴンズと昨年の台湾チャンピオン、統一セブンイレブンライオンズの2チームが並んでいます。

 味全ドラゴンズは昨日26日、台北市の天母(てんむ)球場で、ガーディアンズとホーム開幕戦を戦いました。天母球場は、昨年大掛かりな改装を行い人工芝球場に生まれ変わり、26日の試合は、台湾プロ野球32年の歴史において、人工芝球場での初の試合となりました。

 ドラゴンズがアメリカ人右腕のジェーク・ブリハム投手、ガーディアンズがニカラグア人右腕、JCラミレス投手を先発にたてた試合は、5回裏、ドラゴンズが朱祥麟(チュー・シャンリン)選手のタイムリーなどで2点を先制、投げてはブリハム投手が6回途中までガーディアンズ打線を被安打2、無失点に抑えると、アメリカ人右腕のブライアン・ウッドール投手、リャオ・レンレイ投手という必勝リレーで8回まで得点を許しません。すると、8回裏、先制タイムリーの朱祥麟(チュー・シャンリン)選手が今度はレフトスタンドに飛び込むソロホームランを放ち、3対0とリードを広げます。

 そして、最終回9回表は、日本人の元メジャーリーガー、田澤純一投手が登板、田澤投手は、危なげなく三者凡退に抑えて見事勝利、地元開幕戦、そしてリニューアルした天母球場最初のゲームを白星で飾りました。

 田澤投手は26日まで4試合に登板し、合計4イニングを投げ、被安打はわずか2本、無失点、2つのセーブをマークと、期待通りの活躍をみせています。台湾プロ野球は、インターネット配信サイト、CPBLTVなどでもご覧いただけます。ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

 

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