スポーツオンライン - 2021-03-13_過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 13 March, 2021

 今週、最初にお送りするのは卓球の話題、カタールのドーハで行われている国際大会における台湾勢の戦いぶりについてです。

 2月28日から3月6日まで行われた「WTTコンテンダードーハ大会」において、台湾勢は、男子のシングルスに4選手、女子のシングルスに4選手、男女のダブルスにそれぞれ1組、そしてミックスダブルスにも1組出場しました。

 このうち、男子シングルスで、台湾男子の若きエース、世界ランキング6位の19歳、リン・ユンジュ選手が、女子のダブルスでチェン・スーユ、チョン・シエンチー組が、そして、ミックスダブルスでリン・ユンジュ選手と、女子のエース、チョン・イーチン選手のペアがいずれも決勝に進出しました。

 迎えた決勝、男子シングルスのリン・ユンジュ選手は、ドイツの世界12位、ドミトリ・オフチャロフ選手にゲームカウント1対4で、女子ダブルスのチェン・チョン組は、日本の石川佳純、平野美宇組にゲームカウント0-3で敗れましたが、ミックスダブルスのリン・ユンジュ、チョン・イーチン組は世界15位のフランスペアを、フルゲームの末、ゲームカウント3対2で下し、見事優勝を飾りました。

 この優勝で4勝目となった2人のペアは、10日に発表された新たな世界ランキングで一位に躍り出ました。

 そして、今週も、同じくドーハで行われている「WTTスター コンテンダードーハ大会」に台湾の選手達は出場しています。

 残念ながら、男女のシングルス及び男女のダブルスに出場した選手は既に敗退してしまいましたが、今週も、ミックスダブルスに出場したリン・ユンジュ、チョン・イーチン組は、昨日の準決勝、スロバキアのペアとの熱戦をゲームカウント3対2で制し、二週連続決勝進出を決めています。2人のペアは今日13日、準決勝で、日本の水谷隼、伊藤美誠ペアを下した韓国のペアと対戦します。2週連続優勝を期待したいですね。

 続いては、バスケットボールの話題、台湾の高校スポーツで、一番の人気、注目を集めるHBL(High School Basketball League)の決勝ラウンドの結果をお伝えしましょう。

 昨年10月から予選がスタートしたHBL、男子は予選から4つのラウンドを経て、一方の女子は予選から3つのラウンドを経て、決勝ラウンドに進出する上位4チームが決定しました。

 8チームの総当りという準決勝ラウンドを経て、決勝ラウンド進出を決めたのは、男子は一位から北部、新北市の南山高校、北部、新竹市の光復高校、北部、新北市の泰山高校、そして北部、新竹県の東泰高校の4校、女子は、北部、新北市の淡水商工、南部・台南市の永仁高校、北部、台北市の台北第一女子、そして台北市の陽明高校の4校でした。

 3月6日、7日と北部・台北市の台北アリーナで決勝ラウンドが行われました。準優勝ラウンドの1位と4位、2位と3位が対戦した初日の結果、男子は準決勝ラウンド1位の南山高校と同3位の泰山高校が、女子は準決勝ラウンド1位の淡水商工と同2位の永仁高校が決勝進出を果たしました。男子の泰山高校、女子の淡水商工は二年連続の決勝進出となりました。

 そして、7日に決勝が行われました。女子は今大会、ここまで負けなしの淡水商工が第2クォーターで点差を広げ、21点差で前半を折り返すと、後半も固い守りで、永仁高校にプレッシャーをかけ続け反撃を許さず76対51で大勝。2年連続、11度目の優勝を飾りました。MVPには、この試合でも17得点、9リバウンドと活躍した、3年生の郭虹廷・選手が獲得しました。

 準決勝は、第4クォーターでなんとか振り切る苦戦だったのに対し、この日は一転、終始力強い試合運びでした。陳美莉・ヘッドコーチは「今日は本来の淡水商工が帰ってきた。」と選手をねぎらい、「選手全員がMVPだ」と讃えました。

 一方の男子は、第1クォーターは泰山が20対18とリードして終えたものの、第2クォーターは南山が優位に進め逆転、44対36と逆に8点リードし前半を終えます。第3クォーターも南山リードで終え、第4クォーターの途中、一時点差は13点差にまで広がりました。しかし、泰山はここで諦めませんでした。徐宏瑋・選手と、蔡宸綱・選手の活躍で一気に点差をつめ77対77の同点に追いつくと、残り27.4秒、スティールからの速攻で勝ち越すと81対78で逃げ切り、劇的な展開で初優勝を飾りました。

 MVPにはこの日、23得点、5スティールの徐宏瑋・選手が輝きました。徐・選手は昨年の決勝ラウンドでも準決勝で26点、決勝で23得点と活躍しましたが、今年は準決勝8得点に留まっていた中、高校最後の試合で本来の力を発揮、悲願の優勝も成し遂げました。

 泰山高校は2014年のシーズンでは、決勝まで無敗だったものの決勝で敗れ、優勝を逃していました。今年は準決勝、決勝共に苦しみながらの展開ながら、逆転で初優勝をつかみました。廖文彬・ヘッドコーチは「連勝は優勝の為の絶対条件ではない。最後の試合にこそ勝たなければならない。それが優勝だ」と興奮して語りました。

 今年も両日、台北アリーナが大入りとなるほどのファンを集め、男子決勝には蔡英文総統も駆けつけるなど大いに盛り上がったHBL、男女のオールスターゲームは明日14日行われます。これからの台湾バスケ界を背負っていく若いスター選手たち、今後のさらなる活躍が楽しみです。

 おしまいに台湾プロ野球の話題をお送りしましょう。台湾プロ野球は今日13日、開幕します。開幕戦は、南部・台南市の台南球場で、昨年の台湾チャンピオン、統一セブンイレブンライオンズと、中信兄弟が対戦します。昨年の台湾シリーズのカードですね。

 開幕投手は、中信兄弟が昨シーズンのMVP、最多勝、防御率1位、奪三振王に輝いたドミニカ共和国出身の左腕、ホセ・デポーラ投手、ライオンズは20歳の右腕、古林睿煬・投手となりました。

 昨シーズンのMVPが開幕投手を務めるのはデポーラ投手で4人目、一方の古林睿煬・投手は台湾プロ野球32年の歴史で、最年少の開幕投手であると共に、高卒入団選手として初の開幕投手となりました。

 この開幕戦のほか、今シーズンの注目は、1999年にチームが解散し、一度リーグを脱退も2019年に復帰、昨シーズンから二軍に参入している味全ドラゴンズの一軍参入です。味全ドラゴンズは明日14日、台南でライオンズと対戦しますが、実に22年ぶりの一軍公式戦初戦は、昨年のドラフト1位、元アメリカ大リーガー左腕、ワン・ウェイチョン投手が先発予定となっています。

 今シーズンもこのコーナーでは、台湾プロ野球に関する情報を詳しくお伝えして参ります。ご期待ください。

 

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