スポーツオンライン - 2021-02-20_過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 20 February, 2021
台湾女子テニス界のエース、謝淑薇(シエ・スーウェイ)選手(写真:AP/達志映像TPG)

 今週、最初にお送りするのはテニス、オーストラリアのメルボルンで行われている今年最初の世界四大大会、全豪オープンにおけるシエ・スーウェイ選手の戦いぶりです。

 今回の全豪オープンには、男子のシングルスとダブルスに、台湾男子テニス界のレジェンド、ルー・イェンスン選手が、女子のシングルスには台湾女子テニス界のエース、シエ・スーウェイ選手が、女子のダブルスには、シエ選手とチェコのバルボラ・ストリコバ選手のペア、並びにラティーシャ・チャン、チャン・ハオチンのチャン姉妹ペアが、そしてミックスダブルスにはチャン姉妹がそれぞれ男子選手と組んで出場しました。

 先週のこのコーナーでもお送りしました通り、大多数の選手は早いラウンドで敗退しましたが、女子シングルスに出場したシエ・スーウェイ選手が3回戦を突破、四大大会では自己ベストタイとなる4度目のベスト16進出を決め、2周目に勝ち残りました。

 そして、シエ選手は14日の4回戦で、第19シード、チェコの20歳、マルケタ・ボンドロウソバ選手と対戦しました。2019年、全仏オープン準優勝のサウスポーで、シエ選手と同様、ドロップショットなどテクニックも優れた選手です。

 格上の選手との対戦となったシエ選手でしたが、この日も序盤から主導権を握ります。第1ゲームでいきなり相手のサービスをブレークすると、第7ゲームでも再びブレークし5-2リードとします。その後、一度ブレイクバックされるも、第1セットを6-4で奪いました。第2セットもシエ選手が優勢に進め、4-0と大量リード、そのまま反撃を許さず6-2で取り、セットカウント2-0のストレートで勝利、シエ選手は嬉しい自身初のグランドスラムベスト8進出を果たしました。台湾の女子選手が四大大会でベスト8に進出したのはシエ選手が初めて、男女を通じても2010年、ウインブルドン選手権のルー・イェンスン選手に続き、2人目です。さらに、35歳にしても初のベスト8入りは、四大大会がオープン化、つまりプロ選手の出場を認めて以降、最年長というおまけつきでした。

 そして、シエ選手は16日、準々決勝で、日本の第2シード、大坂なおみ選手と対戦しました。これまで下部大会を含め対戦成績は大坂選手の4勝1敗ながら、4試合でフルセットにもつれていました。サーブ、ストローク共に強力で、文字通りパワーテニスが持ち味の大坂選手に対し、シエ選手は、フォアハンド、バックハンド共にダブルハンド、早いタイミングで、まさに壁のようにフラットで打ち返したり、意表をつくスライスやドロップショット、ロブなど多彩なショットで抵抗する技巧派です。

 これまでの試合は、シエ選手の変幻自在のプレーに、大坂選手がストレスを募らせ、ミスが増え、接戦にもつれるという展開となっていましたが、この数年、技術面はもとより、フィジカル面、精神的共に大きく成長、4回戦でも接戦を制し勝ち上がってきた大坂選手がシエ選手を圧倒しました。

 シエ選手は第1ゲームこそ、ブレークポイントを握ったものの、この場面を大坂選手に凌がれると、逆に2回ブレークを許し、第1セットを2-6で落とします。第2セットも大坂選手が先にブレイク、シエ選手はパワーで圧倒されると、チャンスの場面でミスを喫するなど、常に劣勢に周り、結局第8ゲームもブレイクされ、このセットも2-6で落とし、ストレート負け、残念ながらベスト4進出はなりませんでした。

 しかしながら、この1月に35歳を迎えたシエ選手、格上選手を次々に倒して、キャリア初のベスト8進出はお見事でした。パワーテニス全盛の時代に、絶妙のタッチと、予測で対抗したシエ選手のプレーに、テニスファンは喝采を送っています。また、シエ選手はダブルス世界ランキング1位とダブルスの名手でもあります。フィジカル面に気をつけながら、シングルス、ダブルスで共に活躍してほしいですね。

(ジングル)

 続いてお送りするのはバレーボール、昨年の10月末に開幕した、台湾最高峰のリーグ「トップバレーボールリーグ」の話題です。「トップバレーボールリーグ」はレギュラーシーズンの佳境に入っています。

 ここまでの順位をご紹介しましょう。レギュラーシーズン24試合のうち、男子はここま

で、ファイナル6連覇中の台湾電力が22連勝でトップ、ロングパワーが13勝7敗で2位と昨年のファイナル進出チームが上位となっています。3位は11勝10敗の雲林

MIZUNO、4位は4勝16敗のコンティ、最下位の5位、桃園台湾産物保険は2勝19敗です。

 女子は、レギュラーシーズン8連覇、ファイナル4連覇中の台湾電力が19勝2敗

で首位。2位は13勝8敗の中国人繊、3位は12勝10敗で台北キングホエール、4位は6勝13敗のトップスピード、最下位5位の愛山林は、1勝18敗です。

 なお、この週末でレギュラーシーズンは終了、来週28日、3月1日と、レギュラーシーズンの1位チーム対4位チーム、同2位チーム対3チームによるプレーオフが行われ、この試合の勝者がファイナルに進出します。プレーオフ、ファイナルの戦いぶりにつきましては、またこのコーナーでご紹介いたします。ご期待ください。 

(ジングル)

 続いては、バスケットボールの話題です。今シーズン、新たに発足した男子のプロリーグ、プラスリーグの話題です。 プラスリーグは旧正月休みを終え、今日20日から再開されます。

 4チームで行われているプラスリーグ、ここまでの順位をご紹介しましょう。ここまで各チーム12試合から13試合消化し、1位は10勝3敗の台北フーボンブレーブス、2位は7勝5敗の桃園パイロッツ、3位は5勝7敗のフォルモサタイシンドリーマーズ、そして最下位、4位は3勝10敗で、新竹JKOライオニアーズとなっています。

 なお、旧正月休み前の4日には、1月の月間MVPが発表され、フォルモサタイシンドリーマーズの外国人選手、アンソニー・タッカー選手が輝きました。

 タッカー選手は1月3日の試合でリーグ記録となる1試合42得点を挙げると、9日にも41得点をマーク、1月に出場した7試合のうち、5試合で20得点以上を挙げ、リーグ2位の平均27.3得点をマーク、ドリーマーズの得点力アップに貢献しました。

 レギュラーシーズン全24試合のうち、半分を消化しました。プレーオフはレギュラーシーズンの2位チーム、3位チームが対戦、その勝者が、ファイナルで、レギュラーシーズン1位チームに挑戦するというレギュレーションで行われます。最下位のライオニアーズもまだまだ逆転は可能です。後半戦も盛り上がりが期待されます。

 

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