スポーツオンライン - 2021-02-06_過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 06 February, 2021

 今週も、最初にお伝えするのはバドミントンの話題です。BWF(世界バドミントン連盟)の2020年シーズンの年間最終戦、タイ・バンコクで1月27日から31日まで行われた「HSBC BWFワールドツアーファイナル2020」で、台湾の選手達が素晴らしい成績を残しました。

 BWFは、パンデミックが収束しない中、ツアー大会再開にあたり、タイのバンコクで、大会開催地、ホテルなどを、泡のように包んで外部と遮断する形で行う、いわゆる「バブル」方式で、3週間に渡って大会を開催しました。

 この「HSBC BWFワールドツアーファイナル2020」は、1月3週目、4週目に2週連続で行われたワールドツアースーパー1000大会2大会に続いて行われ、世界ランキングではなく、2020年シーズンの成績を下にしたファイナル出場累積ポイントの上位8選手およびペアのみが出場できる年間最終戦です。

 全8選手およびペアがまず2つのグループに分かれ、総当りで3試合を行い、各グループの成績上位の2選手およびペア、つまり4選手およびペアが、ノックアウト方式の準決勝に進出する、というレギュレーションで行われました。

 先週のこのコーナーでもお送りしましたように、男子シングルスでは周天成・選手と王子維・選手、女子シングルスではタイ・ツーイン選手、そして男子ダブルスでは、リーヤン・ワンチーリン組と、出場した台湾勢全員が、総当たりのラウンドロビンを突破、準決勝に勝ち上がりました。

 そして、先週30日に行われた準決勝、男子シングルスの王子維・選手は18-21、21-14、16-21とフルゲームの末、デンマークのアンダース・アントンセン選手に、周天成・選手は同じくデンマークのビクトル・アクセルセン選手に16対21、9対21とストレートで敗れ、決勝進出はなりませんでしたが、女子シングルスのタイ・ツーイン選手は、韓国のアン・セヨン選手を21対18、21対12とストレートで、男子ダブルスのリー・ワン組もイングランドのペアをストレートで下し、3週連続となる決勝進出を決めました。

 31日の決勝、第2試合で登場したリー・ワン組は、北京オリンピックの金メダリスト、インドネシアのムハマド・アフサン・ヘンドラ・セティアワン組と対戦しました。2週連続優勝、さらにこの大会でもラウンドロビンから負けなしと絶好調のリー・ワン組は、第1ゲームの中盤に逆転を許しましたが、3連続ポイントで再逆転に成功し、そのまま21-17で奪います。続く第2ゲームも終盤まで競り合い、先にゲームポイントを握られますが、ここを凌ぐと2度めのマッチポイントを決め、23対21で奪ってストレート勝利、タイでの3大会は怒涛の15連勝、台湾男子ダブルス勢として、初となるファイナル優勝を決めました。

 続く第3試合には、タイ・ツーイン選手が登場しました。タイ選手は女子シングルスで3週連続決勝進出も、いずれも決勝でリオデジャネイロオリンピックの金メダリスト、スペインのキャロリーナ・マリン選手に敗れ、準優勝に終わっていました。

 3度めの正直なるか注目されたこの決勝、第1ゲームはタイ選手が序盤リードするも、中盤からマリン選手が優勢に進め、14対21で奪われます。しかし、第2ゲーム、タイ選手は戦術を変更、より積極的なプレーをみせると、マリン選手のミスが増え、21対8で圧倒、ワンゲームオールとなり、試合はファイナルゲームに突入しました。

 迎えたファイナルゲームは一進一退の攻防となり、マリン選手11対10、1点リードでテクニカルタイムアウトに突入します。その後、マリン選手は連続ポイントで15対10、5点リードまで広げましたが、タイ選手は諦めませんでした。

 マリン選手に食らいつきプレッシャーをかけ点差をつめると、前の試合で優勝を決めたリー・ワン組やコーチ陣の声援を力に、17対19と、絶体絶命の場面から4連続ポイント、21対17でこのゲームを奪い、大逆転で雪辱を果たしました。

 タイ選手は、前身の大会を含めツアーファイナル3度目の優勝。タイ選手は、3大会で優勝1大会、準優勝2大会、賞金総額、米ドル18万8000ドル(日本円にしておよそ1980万円)を獲得しました。

 タイ・バンコクの「バブル」内で3週間に渡って行われた3大会、ワン・リー組、タイ・ツーイン選手を始め、台湾勢の戦いぶりは見事でしたね。31日の夜、蔡英文・総統も自身のフェイスブックで、選手たちの健闘をたたえました。既に帰国した選手たちは現在、台湾で隔離を行っています。調整に難しさはあるでしょうが、この調子を維持してもらいたいですね。

(ジングル) 

 続いては、テニスの話題です。8日から、オーストラリアのメルボルンで今年最初の世界四大大会、全豪オープンが行われることから、メルボルンでも「バブル」方式で、前哨戦が行われ、台湾男女のエース、女子ダブルスのスペシャリストが出場しています。

 台湾男子のレジェンド、怪我の影響で現在ランキングは世界1008位まで落ちているルー・イェン選手は、怪我をする前のランキングを適用できるプロテクトポイント制度を使い、グレート・オーシャンオープンに出場、1回戦で地元オーストラリアの世界195位、アレクサンダー・ブキッチ選手と対戦しました。

 37歳のルー選手は、約1年ぶりの大会出場となった中、一回り以上下、24歳のブキッチ選手相手に粘りのプレーをみせましたが、4-6、5-7のストレートで敗れ、復帰戦勝利はなりませんでした。また、女子のエース、世界68位のシエ・スーウェイ選手はヤラバレー・クラシックに出場、1回戦でベルギーの65位、アリソン・バン・ウィトバンク選手と対戦、しかし、サービスキープに苦しみ、2-6、0-6で敗れました。

 一方、ギプスランド・トロフィーに第2シードで出場している女子ダブルス、ラティーシャ・チャン、チャン・ハオチンのチャン姉妹は、初戦の2回戦、準々決勝とストレート勝利、そして今日6日に行われた準決勝でもロシアペアとの熱戦を、ファイナル、スーパータイブレーク11対9で下し、決勝進出を決めています。前哨戦で優勝し、勢いをつけて欲しいですね。

 その全豪オープンですが、昨日5日、男女シングルスの組み合わせ抽選が行われました。男子シングルスに出場するルー・イェンスン選手は、1回戦でアメリカの世界40位、2メートル11センチのレイリー・オペルカ選手と、女子シングルスに出場するシエ・スーウェイ選手は、ブルガリアの世界137位、ツベタナ・ピロンコバ選手と対戦することが決まりました。ピロンコバ選手は昨年、出産によるツアー離脱から復帰したプレーヤーで、昨年の全仏オープンでも3回戦に進出するなど、ランキング以上の実力をもっています。2人とも初戦からタフな戦いになりそうですが、頑張って欲しいですね。

 

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