スポーツオンライン - 2020-11-07_過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 07 November, 2020
  • 駒田 英

 今週も、最初にお送りするのは野球、まずは、台湾プロ野球の年間王者決定戦、台湾シリーズのここまでの戦いぶりをお伝えしましょう。

 先週のこのコーナーでもご紹介しました通り、台湾プロ野球、レギュラーシーズンの後期は残り3試合で3チームがゲーム差なしで並び、最終戦で優勝チームが決定する大激戦でした。そして、前期に続く優勝を目指した中信兄弟と、7年ぶりの半期優勝を目指した統一セブンイレブンライオンズの試合は、ライオンズが3対2で勝利、後期優勝を決めました。

 そして、10月31日から中信兄弟と統一セブンイレブンライオンズの間で、7試合4試合先勝制の台湾シリーズが行われています。

 中信兄弟の本拠地、中部・台中市の台中インターコンチネンタル球場で行われました第1戦、試合は両先発が好投、1対1のまま延長戦に入り、迎えた10回表、1アウト、1、2塁のチャンスで代打起用された39歳のパン・ウーション選手がライトスタンドに叩き込む3ランホームラン、2013年の前回の優勝を知るベテランの一振りでライオンズは4対1と勝ち越します。10回裏、ライオンズは抑えのチェン・ウンウェン投手が乱調、1点返され、なお2死満塁のピンチをつくりましたが、最後は、チェン・チーハオ選手を三振にきってとり、4-2で逃げ切り、1勝目をあげました。

 翌11月1日の第2戦は一転、大差がつきました。2回表、ライオンズがベテラン、チェン・ヨンチー選手のタイムリーヒットで1対0と先制しましたが、2回裏、中信兄弟は、ユエ兄弟の長男、ユエ・トンフア選手が1アウト1、2塁からライトへ2ランホームランを放ち、2対1と逆転すると、1アウト2塁から、キャッチャー、チェン・チアーチュー選手のタイムリーヒット、さらにはユエ兄弟の三男、昨年のドラフト1位、19歳のユエ・チョンフア選手も2ランホームラン、一気に5得点をあげて試合の主導権を握りました。試合は、中信兄弟が8回裏にもスー・ウェイター選手の3ランホームランなどで4点追加し9-1でそのまま勝利、1勝1敗としました。

 移動日をはさみ、3日、ライオンズの本拠地、南部、台南市の台南球場で行われた第3戦は、中信兄弟のアリエル・ミランダ投手、ライオンズのテディー・スタンキビッチ投手、両先発が先発しました。試合は両チームがいずれも犠牲フライで1点ずつ取り合い、1対1のまま終盤に突入します。

 試合が動いたのは9回表でした。中信兄弟は2アウト2塁からリードオフマン、ワン・ウェイチェン選手がセンターの頭を超えるタイムリー2塁打で1点勝ち越すと、その後、2アウト1、2塁の場面で登板したライオンズの抑え、チェン・ウンウェン投手から、シュー・チーホン選手が打った瞬間それとわかる豪快な3ランホームランで5対1とリードを広げました。結局、中信兄弟のミランダ投手は9回を投げきり、被安打わずか3、9奪三振、四死球2、1失点という見事な投球内容でチーム2勝目に貢献しました。

 第3戦まで3試合、共に外国人投手の先発だったこのシリーズ、4日の第4戦は、このシリーズ始めて、両チーム共に台湾出身投手が先発しました。序盤は両投手が落ち着いた立ち上がりをみせましたが、中信兄弟は4回表、1アウト満塁のチャンスをつくると、若干20歳ながら好守備でチームに貢献しているショートのジャン・クンユー選手の犠牲フライで先制、さらに2アウト満塁から19歳のユエ・チョンフア選手の三塁線を破る2塁打で2点追加、3-0とリードします。

 中信兄弟は続く5回表にも1アウト1、2塁の場面で、地元台南出身のチャン・ツーシエン選手が、2番手のリュウ・シュエンダー投手からレフトスタンドに豪快3ランホームランを放ち、6-0としました。

 ライオンズは度々、得点圏に走者を進めながら、タイムリーがなかなか出ません。ようやく8回裏、クオ・フーリン選手がソロホームラン、9回裏にも2アウト1塁から今シーズンのホームラン王、リン・アンコー選手がライトスタンドに2ランホームランを放ち3-6としましたが、反撃はここまで、中信兄弟が6-3で逃げ切り、シリーズ3勝目、10年ぶりの台湾シリーズ制覇に王手をかけました。

 そして5日、第5戦が行われました。あとのない、ライオンズは、打線を大きく入れ替え臨みました、すると2回裏2アウト1、2塁の場面で、9番キャッチャーのリン・ヨーラー選手が2点タイムリー2塁打を放ち、先制します。さらに5回裏には打者8人の猛攻で一挙4得点、6-0とリードを広げました。投げては、スタミナが課題と言われていたブロック・ダイクソン投手がキャリア最多となる126球、被安打3、四死球1、9奪三振の熱投で、中信兄弟打線を完封、チームに2勝目をもたらしました。

 台湾シリーズは昨日の移動日をはさみ、今日7日、中信兄弟の本拠地、台中インターコンチネンタル球場で、さきほど台湾時間午後5時5分から第6戦が行われています。

 果たして今日中信兄弟が勝って10年ぶりに台湾シリーズを制するのか、それとも、ライオンズが勝って逆王手をかけるのか、この台湾シリーズの結果につきましては、来週のこの時間でお伝えいたします。ご期待ください。

(ジングル)

 続いては、バレーボール、国内最高峰のリーグ「トップバレーボールリーグ」が先週10月31日、開幕しました。

 16シーズン目を迎える今シーズン、昨シーズンと同様、男女5チームが参加します。参加チームは、男子が昨シーズン優勝の台湾電力、ファイナル準優勝のロングパワー、そして桃園台湾産物保険、雲林MIZUNO、コンティ、そして女子が昨シーズン優勝の台湾電力、ファイナル準優勝のトップスピード、台北キングホエール、中国人繊、愛山林となています。

 16シーズン目を迎える今シーズン、昨シーズンと同様、男女5チームが参加し、レギュラーシーズンは前期、後期に分かれ来年の2月の末まで行われます。前期シーズンは12月20日まで行われ、12月26日にはオールスターゲームが行われます。そして、後期シーズン終了後の2月末には、レギュラーシーズンの1位と4位、2位と3位が対戦、その勝者が3試合2試合先勝制のファイナルが行われます。 

 今シーズンは、審判補助システムの「ホークアイ」が導入されるほか、女子5チームのうち、トップスピード、台北キングホエール、中国人繊の3チームにそれぞれ外国人選手2人が加入します。

 男女共に圧倒的な強さを誇る台湾電力に残り4チームがどう戦いを挑むのか、熱い戦いを期待したいと思います。

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