スポーツオンライン - 2020-10-17_過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 17 October, 2020
  • 駒田 英

 2週間ぶりとなる今週のスポーツオンライン、最初にお送りするのはテニス、フランスのパリで行われた世界四大大会、全仏オープンの結果です。残念なニュースも入ってきました。

 前回のこのコーナーでもお伝えしました通り、今回の全仏オープンに、中華民国台湾からは、男子シングルスに世界125位のジェイソン・ジュアン選手が、女子シングルスと女子のダブルスに、台湾女子テニス界のエース、シエ・スーウェイ選手が出場しました。

 残念ながら、男子シングルスでジュアン選手は初戦敗退。女子のシエ選手も、シングルスは1回戦を突破も、2回戦で、結果的に見事優勝を果たしたポーランドの新星、世界53位、イガ・シフィオンテク選手にストレートで敗れました。

 ただ、シエ選手は、今季既に4大会で優勝、目下14連勝中と好調のダブルスがあります。シエ選手は今大会も、チェコのバルボラ・ストリコバ選手と組み、第1シードとして出場しました。

 シエ選手のペアは、初戦、アメリカとオーストラリアの選手のペアをストレートで下すと、2回戦でもチェコとオランダの選手のペア相手に、第1セット、先にセットポイントを握られましたが、逆転して7-5で奪うと、第2セットは圧倒、6-1で取りストレート勝利を飾りました。

 迎えた3回戦は第14シード、アメリカとチェコの選手のペアとの対戦でした。しかし、この試合、第1セットを4-6で落とすと、第2セットはブレイク合戦となったものの5-7で落とし、残念ながら敗戦、上位進出はなりませんでした。

 さらに試合後、ショッキングな事柄が明らかになりました。シェ選手は以前から痛めていた右足のくるぶしについて、靭帯が断裂していたと明かし、今シーズンの残りを欠場することを発表しました。

 ここまでダブルスは絶好調だっただけに、非常に残念ですが、リハビリを乗り越え、持ち前の変幻自在のプレーを、またコートで見せて欲しいと思います。

(ジングル)  

 続いては、バドミントンの話題です。新型コロナウイルス流行の影響により中断していたBWF(世界バドミントン連盟)のツアー大会が再開、再開初戦となる「ダニサ・デンマークオープン」に、世界ランキング2位の周天成・選手が出場し、好調なスタートをきっています。

 周選手は初戦で、地元デンマークの選手、2回戦ではアイルランドの選手をいずれもストレートで下し、準々決勝に進出すると、第5シード、インドのシュリーカーント・キダンビ選手と対戦します。かつての世界ナンバーワンとの試合、周選手は、第1ゲームを競り合った末、20-22に落としたものの、第2ゲーム以降、リズムを立て直すと、中盤からの連続得点もあり21対13で奪取、ファイナルゲームも優勢に進め、21対16で取り、逆転でベスト4進出を決めました。

 周選手は台湾時間の今日夜、地元デンマークの第3シード、アンダース・アントンセン選手と対戦します。優勝を目指して欲しいですね。

(ジングル)

 続いては野球、まずは日本プロ野球の話題です。9月下旬に千葉ロッテマリーンズに入団した元アメリカ大リーガーの左腕、チェン・ウェイン投手が14日、東北楽天ゴールデンイーグルス戦に先発しました。

 日本に着いてからはシート打撃で一度投げたのみ、チーム内で新型コロナウイルスの感染者が発生したというチーム事情から二軍戦の登板もなく、実戦登板はない、文字通りのぶっつけ本番となりました。

 チェン投手は1回表、先頭のこぶかたひろと選手を三振に打ち取るなど三者凡退で抑える好スタート、すると味方も1回裏、この日、1番に入った藤原 恭大(ふじわら・きょうた)選手が先頭打者ホームランを放ち、援護します。

 チェン投手は犠牲フライを浴び同点を許しますが、5回表の2アウト1、3塁のピンチは鈴木大地選手をショートゴロに抑えます。

 しかし、やや疲れのみえた6回表、先頭の浅村栄斗選手に3ボールワンストライクからストライクを取りに行った球を思い切り叩かれ、レフトへの特大のソロホームランを浴びてしまいます。結局、チェン投手はこの回を投げきり降板、6回被安打7、4奪三振、2失点と試合をつくりました。

 奮起したいマリーンズ打線でしたが、イーグルスの涌井投手、松井投手、プセニッツ投手のリレーに2点目が遠く、逆に9回に2点追加され、1-4で敗戦。チェン投手は負け投手となってしましました。ただ、チェン投手、ぶっつけ本番だったいうことを考えますと、十分に役目を果たしたといえます。残りゲームの登板も、この日のような投球をみせてほしいですね。

 そして、今日17日は、埼玉西武ライオンズがオリックス・バファローズで「台湾デー」を開催、ライオンズは9番サードでウー・ネンティン選手が、そして、バファローズは右腕のちょうやく投手が先発と、台湾出身選手がいずれも出場しました。

 台湾親善大使を務める小林幸子さんが始球式をつとめ、ライオンズの選手たちが、台湾製マスクをして臨んだこの試合、主役となったのは、バファローズの先発、チョウ・ヤク投手でした。前回登板は試合開始直尾に、危険球退場で退場となったチョウ投手はこの日は伸びのある球で、西武打線を牛耳り、6回を投げ僅か被安打3、8奪三振、無失点と、キャリア最高の投球内容をみせました。ウー選手との台湾対決は空振り三振、センターフライでした。ただ、ウー選手は守備で二度いいプレーをみせました。

 試合はバファローズが5回表に大下 誠一郎 (オオシタ セイイチロウ)選手のソロ、6回表にモヤ選手の2ランホームランが飛び出すなど4得点、4人の投手が1失点で、4対1で逃げ切り、チョウ投手はおよそ2ヶ月ぶりの2勝目をあげました。今後も今日のような圧巻の投球を期待したいですね。

 おしまいに、いよいよ大詰めとなった台湾プロ野球、後期シーズンの話題です。各チーム既に56試合から58試合消化と、残り試合はわずかながら、まだ優勝チームは決定していません。

 16日までの順位、1位は30勝26敗1引き分けの富邦ガーディアンズ、2位は0.5ゲーム差で統一セブンイレブンライオンズ、そして3位は2ゲーム差で中信兄弟、4位の最下位は5.5ゲーム差で楽天モンキーズとなっています。

 後期の優勝チームは、1位のガーディアンズと、2位のライオンズの2チームにほぼしぼられていますが、仮に前期シーズン優勝の中信兄弟がここから逆転優勝し後期シーズンも制した場合、年間勝率2位チームと3位チームがまずプレーオフで対決、1勝のアドバンテージをもつ中信兄弟と台湾シリーズで対戦することになるため、年間順位では現在2位のモンキーズにもまだチャンスがあるんです。大混戦の後期シーズンの結果につきましては、来週のこのコーナーでお伝えします。ご期待ください。

 

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