スポーツオンライン - 2020-09-26_過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 26 September, 2020
  • 駒田 英

 今週のスポーツオンライン、最初にお送りするのはテニスの話題です。まずは、台湾女子テニス界のエース、ダブルス世界1位、34歳のシエ・スーウェイ選手のダブルスの結果です。また、圧倒的な強さをみせてくれました。

 先週のこのコーナーでもお伝えしましたように、シエ選手は先週、イタリア・ローマで開催された「BNLイタリア国際」に出場、およそ半年ぶりにツアー大会に復帰しました。シエ選手は、シングルスは1回戦で敗れましたが、チェコのバルボラ・ストリコバ選手と組み、ダブルスに第1シードで出場しました。

 昨年のウインブルドン選手権で優勝したシエ選手とストリコバ選手のペアは、今年絶好調、1月の全豪オープンの決勝で敗れた以外は、出場3大会全てで優勝しています。今大会も、初戦の2回戦、準々決勝といずれもストレート勝利でベスト4に進出しました。

 迎えた準決勝、シエ選手のペアは、アメリカとブラジルの選手のペアと対戦、第1セット、5-0のリードから追いつかれましたが、再び突き放し7-5で奪うと、第2セットは第9ゲームで4つのブレイクポイントをしのぐと、次のゲームでブレイクに成功、6-4で取り、再びストレートで決勝進出を果たしました。

 そして、決勝では、ノーシード、ドイツのアンナ・レナ・フリードサム選手、ルーマニアのイオアナ・ラルカ・オラル選手のペアと対戦しました。シエ・ストリコバ組の勢いは止まらず、第1セット、2つのブレイクに成功し6-2で先取すると、第2セットはブレイク後にブレイクバックを許したものの、2オールから4ゲーム連取、再び6-2で奪い、ストレート勝ち、1セットも落とさない圧倒的な強さで見事優勝、賞金6万2520ユーロ(日本円にしておよそ769万円)を獲得しました。この優勝で、2人のペアは12連勝、今季4勝目となりました。

 さて、フランスのパリでは、現地時間明日27日から世界4大大会の一つ、全仏オープンが開幕します。全仏オープンはもともと5月の末から6月初旬にかけ開催される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により延期されていました。

 昨日25日、男女シングルスの組み合わせが発表されました。男子シングルスには、台湾男子のナンバー2、世界125位のジェイソン・ジュアン選手が出場します。ジュアン選手は今大会、予選からのスタートでしたが、勝てば本戦出場となる3回戦でフルセットの末惜敗、しかし、ラッキールーザーと呼ばれる、本戦出場選手の辞退による繰り上げにより本選への出場を決めました。ジュアン選手は1回戦で、およそ一ヶ月前に行われた4大大会、全米オープンの1回戦で対戦したアルゼンチンのフェデリコ・コリア選手と再び相見まえることとなりました。

 全米オープンでは2セットを先取し、勝利まで2ゲームとしながら、手首の怪我、そして足の痙攣で大逆転を許し、最終的に棄権したジュアン選手。全仏オープンが行われるローランギャロスは赤土のコートで、南米出身のコリア選手が有利といえますが、ここは是非、全米オープンの悔しさを晴らし、4大大会本戦初勝利を挙げて欲しいと思います。

 また、女子シングルスには、世界63位、台湾女子のエース、シエ・スーウェイ選手が出場、1回戦で予選勝ち上がり、世界143位、オーストリアのバルバラ・ハース選手と対戦します。過去の対戦成績は1勝1敗。シエ選手の勝利を期待したいですね。

 また、まだ組み合わせは発表されていませんが、シエ選手はストリコバ選手とのペアでダブルスにも出場するものとみられています。こちらは優勝を目指してもらいましょう。

(ジングル)

 続いては、いよいよ後期シーズンも大詰めとなった女子のソフトボール、実業団リーグTPWSL(企業女子ソフトボールリーグ)の順位です。

 全5チームにより開催されているTPWSL、後期シーズンの優勝は、新世紀黄蜂と嘉南福添福イーグルスの2チームに絞られました。

 各チームは20日まで、全16試合のうち14試合戦い、1位は12勝2敗、前期は惜しくも失点率で優勝を逃した新世紀黄蜂で、優勝マジックを2としています。そして、2位は11勝3敗の嘉南福添福イーグルスで、1ゲーム差で追っています。また、3位は5勝9敗で前期優勝の新力旺旺獅、そして4位が4勝10敗でシーザー・ブレーブス、最下位の5位は3勝9敗で台北台産です。

 今シーズンは、前後期シーズンの優勝チームのうち、年間勝率の低い半期優勝チームと、前後期共に優勝できなかった最高勝率チームが先に5勝3勝先勝制のプレーオフを戦い、その勝者が、勝率の高い半期優勝チームと、7試合4勝先勝制のファイナルを戦うというレギュレーションで行われます。目下、年間順位1位は、23勝7敗の新世紀黄蜂、2位が2ゲーム差で21勝9敗の嘉南福添福イーグルスとなっています。レギュラーシーズンは10月10日に再開されます。残り試合も目が離せません。 

(ジングル)

 おしまいに野球、まずは、日本プロ野球です。大きなニュースが入ってきました。千葉ロッテマリーンズは21日、かつて中日ドラゴンズでプレー、その後、アメリカ大リーグで8シーズンプレーした台湾出身の左腕、チェン・ウェイン投手と契約したことを明らかにしました。背番号は「58」ということです。

 近年怪我に悩まされていたチェン投手は、昨シーズン限りでマイアミ・マーリンズから自由契約となり、シアトル・マリナーズとマイナー契約しましたが、しかし、開幕前の6月末に放出されていました。

 マリーンズのオファーを受けたチェン投手は、日本政府の入国緩和を受け、19日に日本へ赴きました。チェン投手は2週間の隔離期間を終えた後、10月5日前後にチームに合流するということです。マリーンズには大学の後輩でもあるチェン・グァンユウ投手も所属しています。優勝争いをするチームで、Wチェンが貢献してくれることを期待したいですね。 

 続いては、台湾プロ野球。まずは順位です。後期シーズンも7割以上消化しました。4チーム、ここまで42試合から44試合消化し、1位は23勝19敗1引き分けの統一セブンイレブンライオンズ、2位は1ゲーム差で富邦ガーディアンズ、3位は首位から3ゲーム差で楽天モンキーズ、4位は4ゲーム差で前期シーズン優勝の中信兄弟となっています。 

 台湾プロ野球は21日がドラフト指名選手の契約期限でした。本日は時間の都合でご紹介できませんが、7月20日に行われた今年のドラフト会議では、アメリカ大リーグや日本プロ野球でプレーした選手や、昨年の18歳以下のワールドカップ優勝に貢献した選手が多数指名されました。期限ぎりぎりまで交渉がまとまらない選手もいましたが、結果的に大物選手は全員入団を決めました。来週のこのコーナーでは、この話題もご紹介します。ご期待ください。

 

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