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スポーツオンライン - 2020-09-12過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 12 September, 2020

今週、最初にお伝えするのはテニスの話題です。8月31日からアメリカ・ニューヨークで行われている今年最後の世界四大大会、全米オープン本戦における、台湾選手の戦いぶりについてお伝えしましょう。

先週もお伝えしました通り、台湾の選手は1週目を終え、女子ダブルスと、ミックスダブルスで勝ち残っていました。

女子ダブルスでは1回戦を突破した3組のうち、2組が2回戦で敗れましたが、大会第9シード、チャン・ユンジャン、チャン・ハオチンのチャン姉妹ペアは2回戦、そして3回戦も突破し、ベスト8に進出しました。

迎えた準々決勝の相手は大会第1シード、スイスのマルチナ・ヒンギス選手とインドのサニア・ミルザ選手のペアでした。チャン選手のペアは第1セット、タイブレークで5-4とリードしたものの、逆転されこのセットを6-7で落とすと、第2セットは1-6と圧倒され、準決勝進出はなりませんでした。

一方のミックスダブルスでは、フィンランドの男子選手と組んだシエ・スーウェイ選手のペア、そしてインドの男子選手と組んだチャン姉妹の姉、チャン・ユンジャン選手のペアが2回戦、3回戦を突破し、共にベスト8に進出しましたが、2人のペアは皮肉にも準々決勝で対戦することになりました。

準々決勝は互いに1セットずつ取り、スーパータイブレークにもつれる熱戦となります。このスーパータイブレークも互いに譲らず、結局、チャン選手のペアが13-11で奪い、1時間50分に及ぶ試合を制し、ベスト4に進出しました。

台湾対決を制したチャン姉妹のペアは、続く準決勝では、インドのベテラン42歳のリーンダー・パエス選手とスイスのマルチナ・ヒンギス選手のペアと対戦、姉妹で組んだ女子ダブルスでは、ヒンギス選手のペアに負けており、雪辱を果たしたい所でしたが、2-6、5-7で敗れ、決勝進出を阻まれました。 

試合後、チャン・ユンジャン選手は「前哨戦を含め、今回の北米ツアーでの数週間は満足している。好成績を収められことはもちろん、いろんな点で収穫があった。妹ハオチンとのダブルスもますます息があってきた。これから始まるアジアでのツアー大会もこの調子で頑張りたい」と前向きなコメントをしています。

なお、現時点ではまだ大会側から正式なリリースはありませんが、来週14日から20日まで日本・東京の有明テニスの森公園コートで行われるWTA(女子テニス協会)のツアー大会「ジャパンウイメンズオープンテニス」にチャン姉妹やシエ・スーウエイ選手が出場する模様です。ご興味のある方は是非会場で、日本選手のほか、台湾選手にも「加油!(がんばれ)」と声援を送っていただきたいと思います。

 (ジングル)

続いては、男子サッカー、2018年に開催されるワールドカップ・ロシア大会アジア 2次予選の話題です。3日、イランでイラク代表と戦い1-5で敗れた中華民国台湾の代表チームは、8日、台北市の台北陸上競技場でベトナムと対戦しました。スタジアムには台湾のファンだけでなく、台湾在住のベトナム人もたくさん詰めかけ、ほぼ満員となりました。

前半、硬さの見えるベトナムに対し、台湾は何度もチャンスを作りましたが得点は奪えず、0-0で折り返します。迎えた後半、ベトナムは後半9分、コーナーキックからのこぼれ球を押し込み先制します。地元のファンの大声援に応えたい台湾は何度もチャンスをつくり、後半37分、サビエル・チェン選手のフリーキックに、途中出場の呉俊青選手が頭で合わせついに1-1と同点に追いつきます。

最低でもこのまま引き分けて勝ち点を、さらには勝ち越しを狙いたい所でしたが、延長ロスタイム2分、台湾のパスを低い位置でカットしたベトナムは前線に攻め込み、台湾のディフェンダーを引きつけたところで横にパスし、このパスをシュート。グランダーのシュートは決して強くありませんでしたが、逆をつかれた形となった台湾のディフェンダーは、足がもつれクリアできず、ボールは無情にもそのままゴールに吸い込まれました。

その後、台湾は最後まで攻撃を続けましたが得点はならず、結局試合はそのままベトナムが2-1で逃げ切り、台湾は残念ながらホームで勝ち点を挙げることができませんでした。

3試合を終え3敗、格上の3カ国との戦いはここまで厳しいものとなっていますが、11月に行われるタイそしてイラクとの戦いでは、ぜひ勝ち点、初勝利を挙げて欲しいと思います。

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