スポーツオンライン - 2020-09-05_過去一週間の重要なスポーツイベント

  • 05 September, 2020
  • 駒田 英

 男子シングルス本戦に出場した台湾男子テニス界のエース、世界106位のルーイエンスン選手は1回戦、カザフスタンの世界55位、ミハイル・ククシュキン選手と対戦しました。ルー選手は前の週に行われた大会でベスト8に進出しましたが、準々決勝は腰の怪我により棄権しました。ニューヨークで治療をして全米オープンに臨みましたが、第1セット、第2セットを続けて落し迎えた第3セット途中、再び腰の痛みがひどくなり棄権しました。

 ルー選手は試合後「四大大会という大きな舞台で棄権するのはとても悔しい。でもこの選択以外なかった」とうなだれました。

 ルー選手はアメリカそして台湾でしっかり治療を行った後、9月半ばから始まる台湾を含むアジア各国・地域でのツアー大会参加への準備を行うということです。

 一方、女子は、5人の選手が女子ダブルスに、2人の選手がミックスダブルスに出場しています。

 このうち、女子ダブルスに出場したチャン・ユンジャン、チャン・ハオチンのチャン姉妹、オーストラリアの選手と組んだシエ・スーウェイ選手、そしてスイスの選手と組んだチュアン・チジャン選手の4ペアが1回戦を突破しました。また、ミックスダブルスではフィンランドの選手と組んだシエ・スーウェイ選手が1回戦を突破しました。女子ダブルス、ミックスダブルスにおける台湾選手の健闘を期待いたしましょう。

(ジングル)

 続いては、男子サッカー、2018年に開催されるワールドカップ・ロシア大会アジア 2次予選の話題です。1次予選でブルネイを下し2次予選進出を決めた中華民国台湾は、4月に行われた予選組み合わせ抽選で、イラク、ベトナム、タイ、インドネシアとともにグループFに入りました。その後、インドネシアが失格となったため、グループFは4チームで行われています。

 6月16日、台北で行われたタイ戦に0-2で敗れた中華民国台湾は3日、イランで、グループ最強世界82位のイラクと対戦しました。

 格上のイラク相手に前半は0-1と健闘した中華民国台湾の代表チームでしたが、後半14分、35分に追加点を奪われ0-3とされます。台湾は後半41分に中国大陸の2部リーグでプレーする温智豪選手がシュートを決め1-3としますが、直後の43分、そして延長ロスタイムに続けて失点し、結局1-5で敗れました。

 終盤の連続失点が痛かった台湾イレブン、来週8日にホーム台北陸上競技場で行われるベトナム戦では是非初勝利を上げて欲しいと思います。

(ジングル)

 続いては女子バスケットボールの話題です。中国大陸の武漢で8月29日から行われているアジア選手権における中華民国台湾の代表チームの戦いぶりについてお伝えしましょう。

 今大会、中華民国台湾は1次リーグ、日本、中国大陸、韓国には敗れたものの、インド、タイに勝利し、2勝3敗で準決勝に進出します。

 そして4日に行われた準決勝、対戦相手は1次リーグ5戦負けなしの日本でした。大会前に行った日本遠征では3連敗、今大会の1次リーグでも44対60と敗れていただけに苦戦が予想されましたが、中華民国台湾はさきごろアメリカから中華民国に帰化した、父親がアメリカ人、母親が台湾出身のセンター、196センチのジョイ・バーク選手の攻守にわたる活躍により、第3クォーター終了時点で3点リードと大健闘します。しかし、第4クォーター、堅い日本の守りに攻撃を封じられ逆転を許すと、次第に差を広げられます。終了3分前、台湾の選手たちは粘りをみせ3点差まで差を詰めましたが、結局58対65で敗れ、43年ぶりの決勝進出はなりませんでした。代表チームは明日3位をかけ韓国と対戦します。

(ジングル)

 続いては、野球の話題です。まずはアマチュア野球です。8月28日から日本の大阪府、兵庫県で行われている18歳以下の野球の世界一決定戦、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)U18ワールドカップの話題です。

 参加12チームが6チームずつAとBの2つのグループに分かれ、上位3チームがスーパーラウンドと呼ばれる決勝リーグに進出できるルールで行われているこの大会。先週のこのコーナーで、中華民国台湾の代表チームは28日に行われた初戦、強豪カナダに2-6で敗れたものの、29日に行われたイタリアとの試合は7回コールド11-1で大勝したとお伝えしました。

 しかし、30日の韓国戦は終盤追い上げたものの3-4で、9月1日のキューバ戦も最終回に追い上げたものの2-3と2試合連続で敗れ、残念ながらスーパーラウンド進出はなりませんでした。順位決定リーグに回った代表チームは3日チェコに5回雨天コールで1-0、4日ブラジルに8-0で勝利、今日5日、7位、メキシコとの最終戦に臨みます。

 プレッシャーもあり期待された打線が十分に機能せず、上位進出はなりませんでしたが、勝って気持よく大会を終えて欲しいですね。

 続いては日本プロ野球の話題です。3日に行われた千葉ロッテマリーンズと北海道日本ハムファイターズの試合で、台湾出身の左腕、チェングァンユウ投手が好投を見せました。この日、1ヶ月半ぶりの先発となったチェン投手は、ストライク先行の強気なピッチング。切れのあるストレート、多彩な変化球でファイターズ打線に的を絞らせません。ナインも好守備で助け自己最長となる6回3分の1イニングを1失点と好投、チームは3対2で逃げ切り、チェン投手はおよそ2ヶ月ぶりとなる3勝目をあげました。

 なお、ファイターズとの試合ということで、陽岱鋼選手との「台湾対決」もありました。チェン投手は陽選手との3回の対決をそれぞれショートゴロ、三振、ショートゴロと無安打に抑えました。チームをプレーオフ圏内の3位に浮上させたチェン投手、外国人枠の問題もありチャンスは限られていますが、今後も与えられた機会をしっかり活かし、トレードマークの笑顔を見せてほしいと思います。

 おしまいに台湾プロ野球の話題です。4日までの各チームの成績をお伝えしましょう。後期各チームは31試合から34試合消化し、中信兄弟が20勝10敗1引き分けで首位、2位が◯ゲーム差で統一セブン-イレブンライオンズ、3位が首位から◯ゲーム差でラミゴモンキーズ、最下位が首位から◯ゲーム差で義大ライノズとなっています。

 なお、今週、モンキーズは先日のドラフト会議で1位で指名した大物野手、王柏融選手が2日、6番ライトで一軍出場を果たすといきなり2安打を放ちMVP獲得。3試合目となった4日の試合では初ホームランを打つなど早速活躍をみせています。

 また、北海道日本ハムファイターズ、陽岱鋼選手の兄で、福岡ソフトバンクホークスなどで投手として活躍していたヤン・ヤオシュン選手が、投手ではなく、アマチュア時代から高く評価されていた野手としてモンキーズの入団テストを受験し、8月27日に入団しました。

 2日、王柏融選手とともに一軍登録されると2番センターとしていきなり先発出場、3日の試合では初ヒット、4日の試合では2本のヒットを打つなど、適応能力の高さを見せています。2人の活躍はモンキーズに活力を与えそうですね。

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