スポーツオンライン - 2020-08-22_過去一週間の重要なスポーツニュース

  • 22 August, 2020
  • 駒田 英

 今週、まず最初にお伝えするのは男子バレーボールの話題です。まずは台北市の台北市立大天母体育館で13日から21日にかけて行われた「アジアクラブ選手権男子大会」における中華民国台湾の代表チームの活躍についてお伝えしましょう。

 

 アジアクラブ選手権は男女ともに1999年から行われているクラブチームのアジアナンバーワン決定戦です。16回めの開催で今回初めて中華民国台湾で行われました。

 

 中華民国のナショナルチームのメンバーが主体となった中華民国台湾代表の台中銀行のほか、日本のパナソニックなど16の国と地域から16チームが参加しました。

 

 試合は、16チームが4つの予選グループにわかれ、各グループの上位2チーム、合計8チームが決勝トーナメントに進出する方法で行われました。

 

 台中銀行はAグループ1位で予選グループを突破すると、準々決勝で韓国のチームを、準決勝でカザフスタンのチームを下し、初の決勝進出を決めます。決勝の相手は予選グループでも対戦し、フルセットの末下した、カタールの強豪、アルラヤンでした。

 

 地元台湾のファンが大勢つめかけた天母体育館、台中銀行は第1セットを21-25で落としますが、第2セットを取り返すと、もつれた第3セットも25-23で奪います。

 

 (音声20秒)

 お聞きの音声は、台中銀行が第4セットを25-17で奪い、初優勝を決めた瞬間です。

中華民国台湾代表の台中銀行は8連勝で見事、アジアクラブチームのナンバーワンに輝き、10月にブラジルで行われる世界クラブチーム選手権への出場を決めました。

 

 今大会のMVPには、台中銀行の黄培閎(こうばいこう)選手が選ばれました。黄選手は涙ながらに「国際大会でこんな素晴らしい成績を残せて嬉しい。地元台湾で優勝できたことは一生忘れないだろう。一緒に頑張ってきたチームメイトに感謝したい」と語りました。

 

 若いメンバー主体の中華民国台湾の代表チームは、7月に韓国・光州広域市で行われた大学生のオリンピック、ユニバーシアードでは過去最高の4位、7月末から8月初旬にかけイランで行われたアジア選手権で、来年のリオデジャネイロオリンピックの出場権は獲得できませんでしたが、14年ぶりに6位となりました。そして、今回のクラブチーム選手権では優勝。アジアのトップ国とはまだ距離はありますが、今後さらなる飛躍が期待できそうです。

 

(ジングル)

 

 続いては、女子ゴルフの話題です。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)のツアー大会、長野県の軽井沢72(セブンツー)ゴルフ北コースで14日から16日まで行われた「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で、台湾出身のテレサ・ルー選手が通算 14アンダーで優勝、優勝賞金 1440万円を獲得しました。

 

 ルー選手は初日8アンダーで首位スタート、2日めはスコアを一つしか伸ばせず首位に2打差の3位となっていましたが、16日に行われた最終日、3番ホールまで2つスコアを伸ばし首位にたつと、その後さらに3バーディー、この日5バーディー、ノーボギーの67でプレーし逃げ切り、昨シーズンに並ぶシーズン3勝目をあげました。

 

 ルー選手は、最終日首位でスタートしながら、勝ちを意識しすぎるあまり序盤で乱れ優勝を逃した8月の全英オープンの教訓を活かし、「今日は順位を気にせずプレーに集中した」と語りました。ルー選手はこの優勝で、今シーズンの獲得賞金を8082万あまりとし、2位に浮上しています。

 

 10月には日本のメジャー第3戦、日本女子オープンが行われます。安定感のあるプレーを維持しているルー選手、昨年に続く連覇を期待したいですね。

  

(ジングル)

 

 続いてはテニスの話題です。テニス界は現在、8月末からアメリカで行われる今年最後の世界四大大会全米オープンを前に、北米大陸で前哨戦となるツアー大会が行われています。そうした中、台湾の女子のダブルスが上位進出を果たしています、ご紹介しましょう。

 

 アメリカ・オハイオ州シンシナティでは17日から、ウエスタン サザン・オープンが行われています。

 

 この大会には、男子シングルスに台湾男子テニス界のエース、世界88位のルーイエンスン選手が、そして、女子ダブルスに、台湾女子テニス界のエース、シエ・スーウェイ選手とチュアンチジャン選手のペア、そしてチャン・ユンジャン、チャン・ハオチンのチャン姉妹ペアが出場しました。

 

 本戦は64選手しか出場できないため、予選からのスタートとなったルー選手。初戦でアメリカの選手をストレートで、2回戦でロシアの選手をフルセットの末下し、本戦出場を決めました。そして、本戦1回戦の相手は世界14位、ベルギーのダビド・ゴフィン選手でした。ルー選手は格上のゴフィン選手相手に第1セットを7-5でとりましたが、第2セットを3-6で落とすと、ファイナルセットも4-6で落とし、惜しくも敗れました。プレー内容自体は好調なルー選手、全米オープンでの活躍を期待したいと思います。

  

 一方、女子ダブルス、ノーシードで出場しているシエ選手とチュアン選手のペアは2回戦で第5シードのペア、そして準々決勝では第2シードのペアをいずれもスーパータイブレークの末下し、準決勝進出を決めましたが、台湾時間今日22日に行われた準決勝では惜しくもストレートで敗れ、決勝進出はなりませんでした。

 

 一方、チャン姉妹ペアは初戦をストレートで勝利すると、2回戦、第3シードのフランスとスロベニアの選手のペアに、スーパータイブレーク12-10で勝利すると、台湾時間今朝22日の午前に行われた準々決勝でもイタリアペア相手にスーパータイブレーク19-17という大熱戦を制してベスト4進出を決めています。準決勝の相手は第1シード、世界1位のスイスのマルチナ・ヒンギス選手、インドのサニア・ミルザ選手のペアですが、この山を乗り越え、決勝進出を果たして欲しいと思います。

 

 おしまいに台湾プロ野球の話題です。21日までの各チームの成績をお伝えしましょう。後期シーズン、各チーム26試合消化し、中信兄弟が17勝8敗1引き分けで首位、2位が3ゲーム差で統一セブン-イレブンライオンズ、義大ライノズとラミゴモンキーズが首位から7.5ゲーム差となっています。

 

 モンキーズは19日、6月のドラフトで1位指名したアマチュア界最強打者、王柏融(おう・はくゆう)外野手の入団記者会見を行いました。モンキーズによりますと、左の好打者、王選手の契約金は現・義大ライノズの林益全選手らと並ぶ台湾プロ野球史上最高タイとなる台湾元500万元、月給は10万プラス出来高ということです。モンキーズの洪一中監督によりますと、一軍チームに帯同させ、早ければ来週にも一軍に昇格させると話しています。近年、アマチュアの国際大会で中軸を務めてきた王選手のプロでの活躍が非常に楽しみです。

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