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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送GO GO台湾 - 2022-03-19_宜蘭縣五結鄉

  • 19 March, 2022
GO GO台湾
台湾の伝統文化や台湾の生活を体験できる、街ひとつをテーマパークにしたような施設「宜蘭傳藝園區(国立伝統芸術センター宜蘭伝芸園区)」。(写真:CNA)

トーク①:台湾の日本?!「綠舞日式主題園區」≫

日本は今日から「春分の日」の3連休ですね。皆さんは何をして過ごしていますか?日本はそろそろ桜の季節がやってきているようですね。

毎年、この桜の時期に合わせて多くの台湾の人たちが日本に遊びに行っていましたが、ここ2年は桜を観に行くことも、日本を楽しむこともできていません。

そんな中、台湾では、台湾内の桜スポットや、各地にある“日本”を感じるスポットが以前にも増して人気となっています。

その“日本”を感じるスポットというのも、かつての日本時代の建物やものを残しているところだったり、それをリノベーションして新たに活用している場所だったり、新たに作り出したスポットだったりと色々な種類がありますが、今、日本ロスの台湾の人たちから注目を集めているのが、2018年に台湾北東部・宜蘭に登場した“日本式庭園リゾート”。

“日本式庭園”で“リゾート”?と、日本人からするとちょっと不思議な感覚の響きですが、“日本式庭園”をテーマにしたホテル、「綠舞國際觀光飯店&綠舞日式主題園區(Dancewoods Hotels and Resorts )」のことなんです。

宜蘭県第二の都市である羅東のお隣、五結鄉にある「綠舞國際觀光飯店&綠舞日式主題園區(Dancewoods Hotels and Resorts )」は、5.75ヘクタール(東京ドームを一回り大きくしたくらい)という広大な敷地が日本式のテーマエリアとなっていて、伝統的な日本庭園が造られています。

なんでも、この「綠舞國際觀光飯店&綠舞日式主題園區(Dancewoods Hotels and Resorts )」は、台湾の海運・船舶関係を扱う会社、四維航業の創業者が、自身が数十年に渡って日本で船舶を製造していた際に、よく日本各地のホテルに宿泊していたことから、その経験をもとに、30億台湾元(日本円およそ126億円)以上を投じて建設したんだそうです!

大きな池の周りに芝生の庭が広がっていて、そこに庭石や、木々が配してあって、整えられた美しい庭になっていますし、周りの建物も、その雰囲気に合わせ木造建築の日本風の建物、そして池に浮かぶ「綠舞島」へ橋を渡って行くと、手水舎があって、日本の雰囲気を楽しめます。

また、その雰囲気の中、浴衣体験や、抹茶体験、和菓子体験ができる他、お神輿や人形流しなどのイベントの体験、そして忍者体験などもできるようになっていて、多くの台湾の人たちから人気を集めています。

でも、日本から台湾にきた日本人が、わざわざ日本式庭園を見に行くなんてあまり考えないかもしれませんが、“日本式庭園を鑑賞しに行く”というよりも、“台湾の中の日本を楽しみに行く”という感覚で足を運んでみると面白いと思いますよ。

ちなみに、広い敷地内には、美術館もあって絵画の展示が行われていたり、1階には、日本の茶道の茶道具などが展示されていたりしますし、和食が楽しめるレストランもあったり、そしてなんと、アルパカの家や、カピバラエリアという場所もあって、アルパカやカピバラの可愛い姿を見ることができたりと、景観、生態、レジャー、アートが楽しめる台湾唯一の日本式庭園リゾートとなっているんです。

また、宿泊施設は、和風の木造建築のVillaだけでなく、ホテルもあって、ホテルには日本式の大浴場もありますし、畳がある和洋式のお部屋があったり、お部屋から日本式庭園を眺めることもできるので、日本人は何だかほっとすると思います。

リゾートホテルですので、屋外プールもあって、日本風の雰囲気だけでなく、リゾート気分も味わえたりもしますよ。

宜蘭の五結鄉観光を楽しんで、ここに宿泊というプランもいいかもしれません。

「綠舞國際觀光飯店&綠舞日式主題園區(Dancewoods Hotels and Resorts )」の入園料は、大人1人300台湾元(日本円およそ1,260円)、学生証を持つ学生1人270元(およそ1,130円)です。

アクセスは、高速バスで羅東轉運站(羅東バスターミナル)または、宜蘭轉運站(宜蘭バスターミナル)まで行き、そこからタクシーを利用するのが便利です。

もし、宿泊される場合は、ホテルのシャトルバスが利用できますので、問い合わせてみてくださいね。

トーク②:宜蘭傳藝園區≫

では、「綠舞國際觀光飯店&綠舞日式主題園區(Dancewoods Hotels and Resorts )」付近、宜蘭県五結鄉でおススメのスポットはと言うと…、やはり台湾の雰囲気を楽しみたい!

それなら、「宜蘭傳藝園區(国立伝統芸術センター宜蘭伝芸園区)」がおススメです。

先ほどご紹介した「綠舞國際觀光飯店&綠舞日式主題園區(Dancewoods Hotels and Resorts )」は日本を感じるスポットでしたが、こちらは、台湾を感じることができるスポット。

24ヘクタールの広い敷地に、廟や、ストリート、そしてホールなどがあって、台湾の伝統文化や台湾の生活を体験できる、街ひとつをテーマパークにしたような施設となっています。

入り口を入ってすぐのところにある「文昌祠」は、第2次世界大戦後、台湾で最初に政府が建てた廟で、屋根の端の部分がまるで燕が飛んだときに空に描く曲線の様に、ひゅっと反り返った形が特徴的な「燕尾脊」と呼ばれる作りになっていたり、「國家重要傳統藝術技藝保存者(重要無形文化財保持者)」や、民俗芸術の賞を受賞したことのある職人たちによって作られた彫刻や作品が集結した伝統織人の技と心が受け継がれた廟となっています。

そこで職人さんたちが作り上げた芸術を眺めつつお参りをして更に中に進むと、「文昌街」、「魯班街」、「臨水街」という、それぞれ雰囲気の違った3つのストリートがあります。

「文昌街」は、台北の迪化街がある大稲埕や、新北市の三峡などで見かけるような、赤レンガ造りの2階建ての建物が連なる、町家の特徴を基に設計されていて、昔ながらの店舗などの雰囲気や伝統的な生活環境を感じることができます。

「魯班街」は、工芸の職人・魯班から名前を取っていて、こちらは建物は連なっておらず、左手の掌をイメージして、5本の指の様に5棟の建物が並んでいて、それぞれに、「ガラス」、「陶器」、「木工」、「藍染」、「金工」と5つのテーマに分かれ、工芸を体験できるようになっています。

「臨水街」は、川に近い場所に位置していて、並行する「文昌街」とは高低差があって、その高低差と路地を繋ぐ階段を利用して建物が重ね合わさった、九份や淡水などの古い街並みに倣った造りとなっています。

それぞれ違った昔ながらの街の雰囲気をぜひ楽しんでくださいね。

この他、敷地内には、伝統芸術に関する文物を収蔵した「展示館」や、台湾の伝統芸能を毎日上演している常設劇場「曲藝館」、屋外のステージなどもあって、ここで台湾の伝統芸術についてたっぷりと楽しむことができますよ。ぜひゆっくりと楽しんでください。

「宜蘭傳藝園區(国立伝統芸術センター宜蘭伝芸園区)」の入園料は、1人150元(およそ630円)です。

アクセスは、高速バスで羅東轉運站まで行き、そこからタクシーを利用するか、市内バス621番、もしくは台灣好行(台湾トリップ)の緑21番、「冬山河線」バスに乗って「國立傳統藝術中心」バス停下車です。

トーク③:虎牌觀光工廠&鴨寮故事館≫

そして、宜蘭五結鄉に来たら、「虎牌觀光工廠(タイガーフード観光工場)」にも足を運んでみてください。

「虎牌(タイガーフード)」は、台湾で唯一、自動化生産を採用している米粉(ビーフン)の工場なんです。

米粉といえば新竹が有名ですが、「虎牌」の工場は、宜蘭のこの五結鄉にあるんです。

ここでは、「虎牌」の米粉の原料の選定から、機械による精米、粉砕して麺にし、蒸して、乾燥するまで、すべての工法を昔ながらの行程に沿っていることを紹介しています。また、世界のビーフンの紹介や、ビーフンがどのようにして発展してきたかなどの説明があるほか、電鍋を使ったビーフンのDIY体験などもできますよ。

その他、施設内には1970年のブランド設立の時代にちなんで、「那個年代」という名前で、創業と発展の背景や、機械の展示、そしてその当時をイメージさせるような街並みがロケのセットの様に再現されていて、懐かしい日常の風景と共に写真が撮れるフォトスポットが作られていますよ。台湾の昔にタイムスリップしたような気分で楽しめます。

ビーフンだったら、軽いですし日本へも持って帰れますので、お土産に買って帰ってもいいですね。ただ、崩れやすいので気を付けてくださいね。

「虎牌觀光工廠(タイガーフード観光工場)」の入場料は、1人200元(およそ840円)です。

アクセスは、羅東轉運站から首都客運の241番のバスに乗って、利澤工業區1バス停下車すぐです。

そして、食べ物絡みでもう1か所、「鴨寮故事館(アヒル小屋観光博物館)」という場所があります。

ここはその名の通り“アヒル”をテーマにしたスポット。

1973年にアヒルの養殖地として建てられたのですが、2008年に台風によって建物が壊されてしまいました。その後、しばらくは荒れ果てた状態のままだったそうですが、2014年に、オーナーがやり直すことを決意し、更に、その歴史や、アヒル養殖の文化を伝えようと、「鴨寮故事館」という名前で再出発したんだそうです。

施設内の展示エリアには、アヒルについての紹介や、アヒルの卵の種類について、また、アヒルの養殖家のストーリーなど、アヒルに関する紹介、そしてアヒルのオブジェや、アヒルの剥製、アヒルのイラストが、壁面だけでなく、天井や梁の部分など、あちらこちらにいっぱいあります。

また、敷地内にはアヒルの養殖場があって、そこで育ててもいますので、自由に歩き回っているたくさんのアヒルたちや、かわいいアヒルの子供たちと間近で触れ合うこともできますよ。専用の餌も売っているので、餌をあげたりもできます。

更には、“鹹蛋”と呼ばれる“アヒルの塩漬け卵”のDIY体験などもできたり、美食エリアでは、鴨肉湯(アヒル肉のスープ)や、アヒル肉を載せた鴨賞飯、鴨魯飯など、アヒル肉の料理が楽しめたりします。

アヒルのことをしっかり知って、感謝して、命をいただく。そんな食育が体験できるスポットとなっています。

宜蘭の五結鄉に来たら、この「鴨寮故事館」にも足を運んでみてくださいね。

「鴨寮故事館」の入場料は、1人100元(およそ420円)です。

アクセスは、羅東轉運站から、市内バス621番に乗って「大埔橋」バス停下車、すぐです。

「宜蘭傳藝園區」とも近いので、併せて訪れてもいいと思いますよ。

宜蘭の五結鄉には、テーマがはっきりとした、子供から大人までが楽しめるスポット、社会科見学気分で楽しめるスポットがたくさんあります。

台北から羅東までは在来線台湾鉄道でも行けますが、鉄道の方はちょっと大回りをしていくので、高速バスが早くて便利です。ただ、羅東のバスターミナルは在来線台湾鉄道の羅東駅の目の前と近いので、電車の旅が好きだという人は電車で楽しんでもいいと思いますよ。ぜひ宜蘭の五結鄉まで足を延ばしてみてくださいね。

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