:::

Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送GO GO台湾 - 2022-03-12_3月の”白い花”スポット

  • 12 March, 2022
GO GO台湾
台湾北部・台北市の陽明山では今年も3月18日から4月24日まで「竹子湖海芋季(竹子湖カラー祭り)」が行われる。(写真:CNA)

トーク①:「海芋(カラー)」スポット:陽明山竹子湖≫

今週の台北は日中ぽかぽかの暖かい一週間でした。

台湾も四季はあるものの、感覚として春はあっという間に過ぎ去るので貴重な“春”の陽気でしたね~。こんな日は、ちょっとふらりとお出かけしたくなります。

台湾では、3月に入るともう桜の時期はピークを終えた状態。種類によってはこれから見ごろを迎えますが、一番桜が豊富に咲く時期は過ぎ去って、今度は“白い花”たちが見ごろを迎えます。

まず、この時期、登場する“白い花”で最も有名なのは台湾北部・台北市の陽明山の「海芋(カラー)」─。

毎年3月の中旬ごろから、陽明山の「竹子湖」では「カラー」が見ごろを迎え、「竹子湖海芋季(竹子湖カラー祭り)」が始まります。

今年も3月18日から4月24日の日程で行われますよ。

元々、この陽明山の「竹子湖」は海抜670メートルに位置していて、肥沃な湿地であったことから、「蓬莱米」の原産地だったんですが、1年に1回しか収穫できず、年に2、3回収穫できる中南部に対して競争力が劣っていたことから、高冷地野菜の栽培に切り替えたそうです。そしてキャベツをメインに大台北エリアに供給していたのですが、今度は高速道路が開通し、台湾中部の武陵農場や、梨山などのエリアで栽培された高冷地野菜が大量に大台北エリアに販売進出してきたことから、1969年に、“純潔”のシンボルである白いカラーを育て始めたそうです。

今では、この陽明山のカラーが台湾のカラー生産量の8割以上を占めています。

そんな「カラー」の花と言えば、すらりと伸びた茎に、紙を1枚クルっとまいたような、ラッパのような円錐形の形が特徴で、結婚式で花嫁さんのブーケにすると、大人ぽい雰囲気となるスタイリッシュな花。

カラーには湿地で育つ「湿地性」と、畑地で育つ「陸性」の2種類があって、よく見かける白色の大きなカラーは「湿地性」なんだそうですが、陽明山では、この「竹子湖海芋季」の期間中、「湿地性」の白いカラーの摘み取り体験もできるんです。

カラーを買う機会もそんなに多くないかもしれませんが、自ら摘み取って持って帰ることもできるなんて特別でしょ?

入園料+カラー何本持って帰れますという料金が設定されていて、農家によって違いますが、大体100~150台湾元(日本円およそ400~600円)でカラーを6~7本摘んで帰ることができますよ。

日本だとちょっと高価で特別な時にしかなかなか買う事のないカラーですが、台湾ではこの時期になると、カラーをもって台北メトロ(MRT)に乗っている人の姿をよく見かけます。

今年はまだ「竹子湖海芋季」の期間中に台湾に旅行に来ることはできませんが、毎年恒例のイベントですので、ぜひこの時期のスポットとして覚えておいてくださいね。

ちなみに、カラーを摘むときの花の選び方にもポイントがあるそうで、3分から5分咲きくらいで摘むと一番いいそうです。このタイミングで摘んだカラーは、毎日水を交換しておよそ10日間楽しめます。

全開のカラーの場合は楽しめるのは3日~5日くらいと短くなります。

逆に、長く楽しみたいから…とまだほとんど開いていない1分咲きの状態で摘んでしまうと、カラーはユリとは違って開花を楽しむのは難しいので、これは辞めておきましょう。

また、カラーの摘み方にもコツがあって、カラーは茎が長いので、摘むときには必ず根元に近い所を、茎に対して順手ではなく逆手で持って、引っこ抜いてください。「ポンッ」という音がしたらちゃんと抜けた証拠です。これがカラーの正しい摘み方だそうです。決して茎を折らないでくださいね。

ただ、もし皆さんが旅行で来て短期滞在の場合は、飛行機に乗せて日本に持って帰ることはできないので、その際は、台湾の友人やお世話になった人にプレゼントしてもいいかもしれません。

また、カラーを摘み取らず、写真撮影だけを楽しむのであれば、入園料無料の農園もあるので、目的にあわせて農園を選んでくださいね。

「竹子湖海芋季」が行われる陽明山「竹子湖」までのアクセスは、台北新交通システムMRTレッドラインの「石牌」もしくは「北投」駅下車。駅前からバスに乗って竹子湖、もしくは陽明山バス停に向かいます。「石牌」駅からは、128番か小8番。「北投」駅からは、129番、小9番に乗ってください。真っすぐ竹子湖まで乗っていってもいいですし、ゆっくり陽明山の風景も楽しみたいという人は「陽明山」バス停で下車して、自然を楽しみながら竹子湖周辺まで向かう…というのもおススメです。

トーク②:「流蘇花(ヒトツバタゴ)」スポット:台湾大学&石門ダム≫

次に、ご紹介する “白い花”は、「流蘇花(ヒトツバタゴ)」。別名、「なんじゃもんじゃ」と言われている…といったほうがわかるかもしれませんね。

モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木で、木の高さは30メートルにもなるのですが、その木に白い小花を咲かせます。どんな花かというと、4枚の細長く白い花びらの花が密集して咲きます。

大きな樹にいっぱい白い花が咲いている様子は、緑の葉っぱを隠してしまう程で、樹にモフモフとした綿が載っているようにも見えますし、まるで雪が積もっているかのようにも見えます。

その花が3月中旬ごろから4月にかけて見ごろを迎えます。

もう少し先、4月から5月にかけて見頃を迎える「油桐花(アブラギリの花)」が“四月の雪”、“五月の雪”と呼ばれることで有名ですが、この「流蘇花」も“四月の雪”と呼ばれたりします。

「油桐花」は山に行かないと見られないのに対して、この「流蘇花」は街中で楽しむことができるんですよ。

「流蘇花」は、日本でも自生しているそうですが、愛知県の犬山市や、対馬列島、岐阜と長野の県境など、限られた地域にした自生していないそうです。

ただ、台湾はあちらこちらで見ることができますよ。

台北エリアだけでも、総統府の近くにある「二二八和平公園」や、士林区の「士林官邸公園」、「前港公園」、「花卉試驗中心(花卉試験センター)」、南港区の「南港公園」、內湖区の「潭美公園」や、「碧湖公園」、「白石湖」などなど…身近な場所で楽しめます。

中でも最近、人気を集めているスポットが「国立台湾大学」のキャンパス内。台湾大学のキャンパス内は市民の憩いの場ともなっていて、学生だけでなく、多くの人が訪れる人気の散策スポットなんですが、正面のメインゲートから入って、台湾大学のシンボルでもある椰子の木通りを真っすぐ進んでいくと、一番奥、突き当りの図書館の手前に「流蘇花」の樹が並んでいます。ちょうど図書館の建物と合わせて写真を撮ることができて、人気のフォトスポットとなっています。

また、「流蘇花」の最も有名なスポットといえば、台湾北部の空の玄関口、桃園の石門水庫管理局(石門ダム管理局)前のスポット。ここには12本の「流蘇花」の樹があって、毎年3月末ごろから美しい姿を見せてくれます。

ここは、以前、このコーナーでもご紹介しましたが、“台湾北部の水がめ”と呼ばれている、「石門水庫(石門ダム)」がある場所で、ここの放流ゲートは、まるでスキーのジャンプ台のような形をしているので、実際、放流される際には、ジャンプ台でいう踏切りにあたる位置で水が跳ね上がって、豪快な放流になり、日差しが差していればきれいな虹もできます。

もし3月から4月頃に台湾を訪れる機会があれば、ぜひ「石門水庫」と共に、「流蘇花」も合わせて楽しんでくださいね。

「石門水庫」までのアクセスは、在来線台湾鉄道「中壢火車站」下車、桃園客運というバス会社の中壢ターミナルから「台灣好行(台湾トリップ)」の503番「石門水庫線」に乗って、「石門水庫」バス停下車です。ただ、このバスは休日しか運行されていませんので気を付けてくださいね。

トーク③:「苦楝花(センダン)」スポット:嘉義&台東大学&スタバ天玉店≫

最後にもう一つ“白い花”をご紹介しましょう。今、台湾の南部で見ごろを迎えている「苦楝花(センダン)」の花。どんな花か知っていますか?

この「苦楝花」も先ほど紹介した「流蘇花」とちょっと似ていて、10~15メートル、大きいものになると30メートルにも達する樹に、中心が紫色をした白い花が集まって咲きます。

花びら自体は「流蘇花」と比べると短く、少し丸みがあるんですが、やはり近くで見てみるとちょっと違っていて、この「苦楝花の花の方は、5枚の花びらに、雄しべの部分が紫色しています。

そのため、遠くから見た時、「流蘇花」よりも全体的にちょっと薄紫色がかった感じに見えます。

この「苦楝花」の人気スポットは、台湾南部・嘉義六腳鄉の朴子溪堤防道路の「苦楝花」並木道。大きな「苦楝花」の木が2.5メートルに渡って道に沿ってずらりと並んでいて、まるで「苦楝花」のトンネルの様になっています。花が咲く3月から4月頃になると辺りには淡い花の香りが漂い、落ちてくる小花もかわいらしいことから、人気のフォトスポットとなっていますよ。

そして、ネットでは台湾東部・台東にも「苦楝花」スポットがあった!と話題になっています。

ネットユーザーがおススメする新たな「苦楝花」スポットは、台湾東部・台東の台東康樂國小(台東康樂小学校)と、台東大学のキャンパス内にある図書館の前。

どちらも嘉義のスポットのような並木道ではないんですが、大きな「苦楝花」の樹があって、季節になるとたっぷりと花をつけることからとても写真映えする人気のフォトスポットとなっていますよ。

ちなみに、台東大学の図書館は、建物全体が三角の形をしていて、建物の上の部分は緑化された、まるで山のようなデザイン。建物の周辺も芝生で囲まれていて、裏には人口の池「鏡心湖」もあって、美しい景色が楽しめます。

2015年には、中華民国図書館学会のネット投票で、「訪れるべき台湾の10大図書館」に選ばれ、2016年はIFLA国際図書館協会連盟のウェブサイトで「一生のうち訪れるべき1001の図書館」にも登録。また、国際的な建築家のサイト「architizer.com」で、「世界で8つのユニークな図書館」の一つに選ばれています。

ぜひ「苦楝花」と合わせて、台東大学の図書館も写真に収めてきてくださいね。

台東大学図書館は台東の知本キャンパスにあります。

ちなみに、飛行機で台東へ行くと、台東空港が台東大学から結構近い位置にあるので、上からこの図書館を眺めることもできますよ。

飛行機で台東まで行くのもいいかもしれません。

でも台東や嘉義まではちょっと遠いな…という方は、台北にも「苦楝花」のおススメスポットがありますよ。

台北市北部の天母にある「スターバックス天玉門市(天玉店)」。

まるでヨーロッパのお屋敷のような雰囲気漂うスタバで、ゲートを入ると

石造りの外壁に大きな窓の2階建ての建物とお庭のスペースが。

“台湾で最も美しいスタバ”とも言われていて、店内だけでなく、ガーデンスペースでもゆっくりとコーヒーが楽しめます。

そのガーデンスペースにある大きな樹が実は「苦楝花」なんです。

この時期になると、少し紫がかった白い花が木を覆いつくして、“台湾で最も美しい”と言われるスタバを更に幻想的な雰囲気にしています。

外からこの美しい建物と一緒に「苦楝花」の写真を撮るのもいいですし、店内、特に2階の窓から「苦楝花」を楽しむのもいいですよ。

「スターバックス天玉門市」までのアクセスは、台北新交通システムMRT(台北メトロ)レッドライン「芝山」駅下車、2番出口を出て、駅前のバス停から616番のバスに乗って、「天母廣場」下車、徒歩3分です。ぜひ足を運んでみてくださいね。

ちなみに、日本人も多く住む天母という場所柄、日本語を耳にする機会も多いかもしれません。

日本より南に位置して温かい台湾では、旧正月が明けると一気に色々な種類の花の季節がやってきて街中が華やぎますが、ちょっと落ち着いた雰囲気を楽しめる“白い花”たちもなかなかいいですよ。

しかも街中で楽しめますので、この時期、街を散策する際には、辺りの樹もぜひ見上げてみてくださいね。

Program Host

関連のメッセージ