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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送GO GO台湾 - 2021-11-13_新竹・新埔

  • 13 November, 2021
GO GO台湾
毎年秋になると新竹・新埔では柿餅づくりが盛んとなる。そしてその柿を干している様子が写真映えすると人気となっている。(写真:CNA)

トーク①:柿餅教育農園≫

フルーツ王国・台湾!台湾の果物と言えば、マンゴーやパイナップルといった夏の南国フルーツのイメージが強いと思いますが、台湾で栽培されている果物の種類はたくさんあって、1年中、様々な果物が楽しめます。

この時期、秋になると台湾も柿が注目を集めます。

あまり台湾で“柿”のイメージはないかもしれません。でも実は、台湾北部・新竹県の新埔は“柿”の産地として有名なんです。しかも、注目を集めだしたきっかけは、その“柿”を干している風景!一面にオレンジ色の柿が並ぶ風景が写真映えすると、秋の人気フォトスポットとなっているんです。

これは皆さんにぜひ写真を見てもらいたいんですが、柿がぎっしりと並べられた大きな丸いざるのような籠が、庭を埋め尽くすようにきれいにずらーーーーっと並んでいるんです。青空の下、オレンジの絨毯が敷き詰められたようなこの柿たちの風景は、見ているだけで何だか元気になります。

そんな人気の“柿”のスポットは新竹県の新埔エリアに集中しているんですが、これ、別にフォトスポットを狙って始めたわけではありません。

台湾北部では秋から冬にかけて北東からの季節風「東北季風」が吹くんですが、その「東北季風」が北部エリアに吹くと、山の手前で雨が降り、山を越えて新竹に到達するときには、乾燥した冷たい強い風となって吹き付けます。これは「九降風」と呼ばれていていて、新竹の名物であるビーフンは、その「九降風」を利用して作られています。

さらに新竹の新埔エリアは山に沿って北東から南西に向かって走る谷間の縦谷地形という特徴から、その「九降風」が「柿餅」と呼ばれる干し柿を作るのに適しているんだそうです。

また、干し柿を作る時に最も恐れるのは空気中の湿度の増加だそうですが、このエリアは霧も少ないというのもカギとなっているようです。

そのため、写真映えのために始めたのではなく、昔からこの地では秋になるとたくさんの柿をざるや籠に並べて、それを庭一杯に並べて乾燥させていました。

その様子が、写真映えすると近年、人気の観光スポットとなったんです。

日本では“干し柿”というと、吊るして乾燥させますが、新竹の「柿餅」と呼ばれる干し柿は、大きなざるや籠に並べて乾燥させます。そのためか、品種にもよりますが、丸々ぷっくりとした印象です。

そしてこの新埔エリアでは、その干し柿のシーズンになると20~30の業者が干し柿を作っています。

その中でも多くの人が足を運ぶのが「味衛佳柿餅教育農園(味衛佳干し柿教育農園)」と、「金漢杮餅教育農園(金漢干し柿教育農園)」の2か所。

この2か所とも、柿を干している場所が昔ながらの赤レンガで建てられた、上から見るとカタカナの“コ”の字をした「三合院」づくりの建物の庭。柿がずらりと並ぶ様子はもちろんのこと、この古い建物との風景に、台湾の人たちにとっては昔のお婆ちゃんの家に来たような懐かしい気分になり、そして外国人観光客にとっては、台北などの都市部とはまた違った雰囲気を感じるなど、多くの人が魅了されています。

中でも「味衛佳柿餅教育農園」は、干し柿づくりの先駆けの場所で、170年以上の歴史と技術を持っています。しかも“看板娘”である「柿餅婆婆(干し柿のおばちゃん)」がいて、いつもニコニコ笑顔で迎えてくれると有名なんですよ。

駐車場のエリアから柿が干してある人気のフォトスポットの場所までの道にも、まるで道案内をするかのようにその道も利用して柿が干してあるほか、このエリアは台湾第2のエスニックグループ、客家の人たちが多く住んでいることから、客家料理でよく登場する、日本でいうところのお漬物のような食材なども屋台で売っています。

そしてあちらこちらにフォトスポットを設けてあったり、「三合院」づくりの建物と合わせて柿の写真が撮れるようにそのエリアは腰の高さ、低い位置に柿が並べられていたり、メインのエリアでは柿を干すための棚を竹で組んでいたりと、どの場所でどのように撮っても素敵な写真が撮れるように様々な工夫がしてあります。

この柿を干す棚は2.5メートルくらいの高さがあるので、下から青空と共に柿の姿を写真に収められますし、製造工場の2階ではDIY体験などもやっていて、上に上ることができて、そこに上ると、今度は上からきれいに並べられた柿たちを見ることができますよ。

もちろん、製造工場ですので、柿を洗って、皮をむいて、それを籠に並べて、それを2時間半ほど炭火焼きにして、それから天日に干す…といった干し柿の製造過程を見ることもできます。また、1週間ほど干した柿を一つ一つ手作業で形を整えていく様子なども見ることができますよ。

もう一か所、「金漢杮餅教育農園」の方は、もう少し規模が小さいのですが、こちらも古い家屋の前の庭に、2.5メートルほどの棚が組んであって、そこにずらりと柿が乗せた籠が並べられています。しかも、その古い家と柿が一緒に写せるように、景観台のようなスペースも作られていますよ。ここから写真を撮れば、アングルは間違いありません!

どちらの干し柿教育農園も入園は無料です。

そしてこの2つの農園は徒歩10分の距離にありますので、もし時間に余裕があれば、両方をはしごしてもいいかもしれません。

特にお天気のいい日には、柿の棚の下から、オレンジ色の柿と青空の写真を撮ったり、赤レンガの建物と共に庭一杯に並ぶオレンジ色の柿たちを撮ったり、「味衛佳柿餅教育農園」の方ではチャンスがあれば“看板娘”である「柿餅婆婆」と一緒に撮ったり…と、素敵な写真を撮ることができます。

なお、実際に商品となる柿たちを干しているので、庭に入って写真を撮る際には、柿には触らないようにしてくださいね。

ぜひ、たくさんの“柿”たちと共に素敵な写真を撮って楽しんでください。

そしてもちろん、写真を楽しむだけでなく、ここで作られた「柿餅(干し柿)」や、もっと乾燥させた「柿乾(ドライ柿)」も販売しているので、お土産に買って帰ってはいかがでしょう。

「味衛佳柿餅教育農園」までのアクセスは、在来線台湾鉄道「竹北」駅下車、駅前の道から一本大きな道に出て、「博愛街」から出ている、新竹客運5618、5619、5620、5621番のバスに乗って、「新埔第二市場」バス停下車。そこから徒歩およそ20分です。

そして、「金漢杮餅教育農園」はそこから徒歩10分ほどの距離にあります。

秋の人気フォトスポット、ぜひ覚えておいてくださいね。

トーク②:福祥仙人掌與多肉植物園區≫

干し柿の人気フォトスポットに来たら、周辺の他のスポットにもぜひ足を運んでみてください。

先ほどご紹介した「金漢杮餅教育農園」から3キロほど離れたところに、「福祥仙人掌と多肉植物園」というスポットがあります。ここは、台湾のサボテンと多肉植物の専門庭園。台湾のみならず、海外の様々な多肉植物やサボテンも見ることができますよ。

およそ5ヘクタールの土地に、なんと8000種類ものサボテンや多肉植物があるそうです!

親指サイズのかわいいものから、4メートルある大きなサボテンまで様々な種類のものがあって、楽しめますよ。

なんでもこの「福祥仙人掌と多肉植物園」、全ての始まりはオーナーの嚴永祥さんが、小さい時にサボテンの鉢をもらったことから始まったんだそうです。その時に、強い生命力と不思議な形に魅了され、サボテンや多肉植物の庭園を造ることを夢見ていたそうです。

そして家族に反対されながらも、小さな規模から徐々に拡大していき、子供の頃の夢をかなえました。

そんなサボテンや多肉植物への愛にあふれたオーナーさんですので、園内では、多肉の魅力を紹介したパネルや、どのようにお世話をしたらいいのかを紹介したパネルなどもあります。

ここでは、様々な種類のサボテンや多肉植物たちと写真を撮ったりできる他、販売も行っていますし、多肉植物のアレンジメントのDIY体験なども行っていますよ。

「福祥仙人掌と多肉植物園」の営業時間は、火曜日から日曜日の朝8時から夕方17時まで。月曜日はお休みとなっています。

トーク③:湖口好客文創園區≫

そしてもう1か所、新埔エリアの観光スポット「湖口好客文創園區(湖口好客クリエイティブパーク)」にも足を運んでみてください。

ここは、台湾第2のエスニックグループ、客家の文化を知る事ができるスポット。

入り口を入ると、まず目を引く独特な円柱形の建物があります。この形も、客家の人たちのかつての大型住居、つまり今でいうアパートのような集合住宅の形で、特色を表しています。

そして他の建物も、赤レンガ造りに、昔ながらのエメラルドグリーンの窓枠や扉、そして建物の上の方には、人物や神様などの細かで色鮮やかな装飾が施されていたり、屋号が入っていたりして、かつての老街(オールドストリート)がここによみがえったかのような、タイムスリップしたような気分になります。

建物の中に入ると、「客家古禮堂(客家の伝統的な結婚式場)」をメインテーマに、客家の伝統的な“花神輿”や、結納の際に準備する“文定六禮”と呼ばれるアイテムなどが展示されています。

また、ここでは客家の伝統的なお祝いの衣装を着る体験もできますよ。

この他にも、実際の道具やパネル、映像などで客家の生活や歴史、信仰などについて紹介しています。中には、台湾のかつての家庭のかまどや、食事を再現しているスペースもありますよ。

また、日本でいう竹馬みたいなものだったり、昔のスタイルのディアボロ(中国式こま)だったりと、子供たちの昔のおもちゃ遊びを体験できたり、お土産屋さんやレストランも入っていますので、ここで客家の文化に触れ、学びながら、ゆっくりと過ごすのもいいかもしれません。

「湖口好客文創園區」の入場は無料。毎日朝8時から夕方17時まで営業しています。

干し柿の人気スポットと合わせてぜひ足を運んでみてくださいね。

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