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GO GO台湾 - 2020-04-04キャンプ&グランピングなど

  • 04 April, 2020
GO GO台湾
2019年台北トラベルフェアに出展したキャンピングカー。(写真:CNA)

トーク①:志村けん訃報&清明節の新型肺炎対策≫

トーク②:キャンプ&グランピング≫

「清明節(墓参の日)」の連休に新型肺炎の感染拡大が起こらないよう、様々な対策の強化をし、市民もそれに協力をしている台湾ですが、やはりずっと家に閉じこもりっきりだと、みんなどうしても少しずつストレスが溜まってしまいます。特に小さなお子さんのいる家では子供たちもストレスが増えて大変です。そこで今、台湾では自然散策や、キャンプに注目が集まっています。

実は台湾にもあちこちにキャンプ場があって、ここ数年人気が急上昇していて、元々「清明節」の頃には気候も良くなってくるので連休に家族でキャンプをするという人もいたようですが、今年は新型肺炎の影響で特に注目されているようで、予約が例年の3割増なんだそうです。日本でも「3密」を避けようと言われているように、台湾でも人が集まる空間を避け、出かけるなら屋外の広い空間で遊ぼう!という動きがあるためにこれまでキャンプ人気に更に火が付いたようです。

そもそも台湾は街中に住んでいてもちょっと車を走らせると自然豊かな場所が身近にあるので、山で星空を眺めながらや、海辺で波の音を聞きながら…といった自然をゆっくりと楽しむキャンプが気軽にできます。しかも比較的新しいキャンプ場が多いので、普段からよくキャンプをするというベテランから、初めてのキャンプ、もしくは学生時代以来のキャンプ…というキャンプ初心者も気軽に安心して楽しめる施設も多くあります。中にはキャンピングカーが設置されているキャンプ場もあるのでキャンプ初心者や小さなお子さん連れのファミリーとかは中にトイレやシャワーもあるので便利かもしれませんね。

また、自然型のキャンプだけでなく、台北からもすぐに行ける都市型のキャンプ場もあるので好きなタイプを選んで楽しめるんです。例えば、台北新交通システムMRT(台北メトロ)板南線ブルーラインの「龍山寺」駅から30分ほどの場所にある「華中露營場」。駅から歩くのは…という人は市内バスで「華中河濱公園」まで行けばすぐです。これだけアクセスがいいので台湾の人たちも週末キャンプで利用したりするそうですが、逆に考えると、旅行で台湾に来た際に、例えば旅行の1泊を台湾のキャンプを楽しむ…という計画にすることだってできますね。

ちなみに、ネットで一番人気の高いキャンプスポットは台湾中部・台中にある「武陵農場露營區」だそうです。そう、このコーナーでもよく花のスポットとして紹介している「武陵農場」にあるキャンプエリアです。敷地はとても広く、車の横にテントを張れるエリア、テントの実のエリア、小さなバンガローが建っているエリアなど、エリア分けがされているので、キャンプ慣れしている人はもちろん、テント張ったことないという初心者でも気軽にキャンプを楽しめますし、また、エリア内には屋外調理スペースや、共用のシャワーやトイレだけじゃなく、管理センターの近くには洗濯機や冷蔵庫、そしてコーヒーや軽食が頼めるお店もあるそうですよ。もし朝ご飯作るの面倒だなぁ…と思っても大丈夫なんです。そして何より「武陵農場」は広い敷地にたくさんの草花が茂り、緑豊かな山々が一望できる自然豊かな場所でもあることから人気のようです。

そうそう、この「武陵農場キャンプエリア」の管理センターは昔ながらの一つの敷地に“コの字型”に建物が並んでいる「三合院(さんごういん)づくり」になっているそうですよ。

そして今、台湾でも日本と同じく「グランピング」人気も高まっています。この「グランピング」とは、魅力的なという意味の“グラマラス”と“キャンピング”を掛け合わせた造語で、自然の中でありながら整った設備と快適なサービスが提供される新しいキャンプスタイルの事…というわけで、中国語では“キャンプ”は“露營”と書くんですが、“グランピング”はそのイメージのまま「豪華露營」と書くそうです。

その名の通り豪華な演出が用意されていて、星空が見えるよう天井部分が透明になったドーム型のバンガローになっているところや、まるで童話の世界にでも迷い込んだかのようなキャンプ場など、それぞれに趣向が凝らされています。

中でも私が一番気になっているのは台湾北部・新竹にある「飛鳥恰恰」。ここは「80%キャンプ、20%ホテル」を作り出しているそうで、白いテントも夜には温かな光でライトアップされる他、なんと“一泊5食付き”のキャンプが体験できるんです。5食って?と疑問に思いましたが、なんでも3食以外に、アフタヌーンティーと夜食がついてくるんだそうです!また、お昼にはピザのDIYがあり、豪華な夜ごはんの後は屋外で映画鑑賞、そのあと星空観賞…と、自然の中で豪華なひと時を楽しめるんです。

行ってみたいなぁ~と思って調べていたんですが、やはりそこはラグジュアリーなグランピング、1テント辺り2名で台湾元9,800元(日本円およそ35,000円)!さらに一人増えるごとにプラス3,580元(13,000円)!!!…ということで、私にはちょっと豪華すぎるな…と断念しました。。。

でもリスナーの皆さん、今後機会があればぜひ行ってみてください。そしてもし行かれた際にはぜひその体験レポートを送ってくださいね。お待ちしています!

新型肺炎の影響で渡航ができないので今すぐには無理ですが、今後の旅の参考にしてください。

(編集:中野理絵//王淑卿)

 

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