一昨日(3/12)、昨日(3/13)と2日間、台北101の北側の壁に「生日快樂(誕生日おめでとう)」というメッセージが浮かび上がりました。一体誰の誕生日を祝ったのかと言うと…台北101がある信義區の誕生日のお祝いだったんです!今や台湾トレンドの中心と言われ、百貨店やブランドショップ、おしゃれなお店やクラブ、バーなどが立ち並ぶ信義区は、1990年の3月12日に独立した一つの区となりました。ですので、一昨日2020年3月12日でちょうど区になって30年!ということで台北101がお祝いのメッセージを送ったんです。メッセージの内容も「信義区設立30年」「#信義区誕生日おめでとう」の他、「3/12は君の誕生日」とか、「30歳になってみてどう?」とか、星座をよく聞く習慣がある台湾らしく「君は魚座だったのか!」といった、まるで話しかけるようなメッセージもありました。これを観た人たちからは「台湾で最高(一番高い場所から)の誕生祝いだ」、「今年30周年だったんだ!」、「ロマンチストな魚座だったのね」というコメントが上がっていました。なんだかいいですよね♪
台北101はこれまでにも様々なシーンでメッセージを送っています。新型コロナウイルスが台湾でも確認数が増え始めた2月上旬には水際で防ごうと頑張ってくれている人たちへ向けて台北101の壁面に「第一線で防疫してくれている仲間たち、医療関係者や検疫担当の皆さん、あなたたちの愛に、そして私たちを守ってくれていることに感謝します。自身の体調にも気を付けてくださいね。台湾頑張ろう????」という感謝と激励のメッセージが流れました。これには、台湾の新型コロナウイルス対策本部「中央感染症指揮センター」の指揮官を兼務する、衛生福利部の陳時中・部長が感動して涙を流したということもありました。
今、世界中が殺伐とした雰囲気になってきていますが、こういう温かい気持ちにさせてくれるメッセージっていいですよね。これからも私たちに気づきをくれる、そして温かい気持ちにさせてくれる台北101のメッセージに注目です!
(編集:中野理絵/王淑卿)