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GO GO台湾 - 2020-03-07 台湾の“桜木花道”など

  • 07 March, 2020

台湾では今、日本より一足先に桜が見ごろを迎えています。台湾に多い山桜は今、ほとんど満開!続いてソメイヨシノがこれから見ごろを迎えます。ソメイヨシノが楽しめるスポットとして有名な、台湾北部・新北市淡水にある廟「天元宮」や、台北市近郊の「陽明山」のソメイヨシノもそろそろ花がほころび始めているようですよ。

今年は新型コロナウイルス肺炎の影響で、桜の季節に合わせて日本への旅行を計画していた台湾の人の多くが旅行を中止していて残念そうですが、最近は台湾の各桜の名所にも注目が集まっています。有名なスポットのうちのいくつかは以前にこの番組でも紹介しましたが、ちょっと気になるスポットを発見しました!その桜スポットの名前は…「桜木花道」!!!

…いや、台湾でも高校バスケットを題材にした漫画「スラムダンク」はとっても人気なんですが、その主人公のことではありません!桜のスポットの名前なんです。まぁ、確かに普通に漢字を見ると桜並木のある場所だろうな…とは思いますが、「桜木花道」と聞くと、どうしてもあの漫画が有名すぎて、先に漫画の方の赤い頭の主人公が浮かんでしまいます。

でもここはその漫画から名前を付けたというわけではなく、台北市をドーナツのように取り囲む、新北市の三芝區にある桜スポットの“通称”なんです。1996年から道路脇に桜の木の植樹を始め、いまでは大湖路や青山路など全長なんと70kmに渡って、1万5,000本の桜が続きます。この道路は沿いにはカフェなどもあって、サイクリストたちにとっては人気の北海岸サイクルスポットで、春になるとずーっと続く桜並木を楽しみながら走れると、多くのサイクリストたちでにぎわうそうですよ。

ちなみに、Googleマップで「櫻木花道(“桜”は旧字体)」と検索すると、他にも新北市板橋区の「萬板櫻木花道」と、桃園市復興区の「中巴陵櫻木花道」がヒットするんですが、「櫻木花道」という“通称”だけでヒットするのはこの新北市三芝區だけなんですよ。ぜひ来年の桜の季節には台湾の「桜木花道」を探しに来てみてくださいね。

でも、来年の桜の季節までには…と言わず、早くこのウイルスとの戦いが終息してほしいものです。

(編集:中野理絵//王淑卿)

 

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