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GO GO台湾 - 2020-02-08 塩水蜂炮&台湾ランタンフェスコンテストなど

  • 08 February, 2020
GO GO台湾
塩水のロケット花火祭り

≪トーク①:訪台の際の新型肺炎に関する情報≫

≪トーク②:塩水蜂炮&台湾ランタンフェスコンテスト≫

≪トーク③: 日本の台湾スポット≫

さて、台湾は今日(2/8)が“小正月”にあたる「元宵節」。この新型肺炎の感染拡大防止のために中止になるイベントもある中、そのウイルスを吹き飛ばす勢いでまさに今、台湾南部・台南市の鹽水で元宵節の伝統イベント「鹽水蜂炮(別名:塩水爆竹祭り)」の準備が行われている頃でしょうか。

世界三大民族祭りのひとつで、「北の天燈(スカイランタン)、南の蜂炮(爆竹祭り)」とも言われ、「平溪のスカイランタンフェスティバル」と並び数万人を集める台湾を代表するイベントです。100万発を超えるロケット花火が一斉に放たれる様子は、まるで蜂が集団で巣から飛び出してきたよう。ピューッという耳をつんざくような音と共に、大量のロケット花火と火花がいたるところに飛んできます。もうとにかく大迫力!…とか言っていますが、実は私はテレビでしか見たことがありません。

台湾に来た年、行ってみたいなぁ~と台湾の友達に話したところ、「リエには危なすぎるから行っちゃだめ!」と言われました。そう、とにかくロケット花火の攻撃を受けまくるそうで、しかもロケット花火が当たると厄除けや運気がアップすると言われていて、多くの参加者は完全防備で参加するんだそうです。ネットでも参加する際のおススメの格好というのがたくさん上がっていて、それによると、厚手の上着を二重・三重に着て、フルフェイスのヘルメットをかぶり、その下ではマスクをし、上着とヘルメットの間で無防備に開いてしまう首にはタオルを巻いてしっかりとガード、手袋をして、綿の長ズボンに運動靴…と言った格好がいいそうですよ。あ、あと、音がすごいので耳栓をした方がいいという意見もありました。

ちなみに、レインコートは花火が当たると燃えやすいのでやめた方がいいそうです。でもそれだけ完全防備をしても「それでもなお火傷をする可能性があります」と書いてあります。それを見て怖気づいた私は、毎年ニュースで見ることにしています。

でもこのお祭り、ただ大騒ぎしているだけのお祭りではないんです。昔、清の光緒帝の時代に、台南の塩水で疫病がまん延し、その疫病を追い払うためにご神体を神輿に乗せて巡行し、花火や爆竹を鳴らし、疫病を追い払ったのが始まりなんだそうですよ。このあと台湾時間の夜21時(日本時間の夜22時)からロケット花火の一斉発射が始まります。今回は今、世界的に感染が拡大している新型肺炎から早く脱することができますようにという願いも込めて行われます。参加する人も、しない人も、この時間、みんなで無病息災を一緒に願いましょう!

一方、先週ご紹介した“飾りランタン”が並ぶ展示型のランタンフェスティバル「台湾燈會(台湾ランタンフェスティバル)」。今年で31回目を迎える政府主催のイベントで、今年は台湾中部・台中市の后里花博會場で今日(2/8)から始まりました。こちらはどちらかと言うと静かにゆっくりと楽しむイベントですが、その美しさを様々な形で残してもらおうと、今年、「第一屆台灣燈會圖文獎(第1回 台湾ランタンフェスティバル静止画作品コンテスト)」が行われます。ランタンフェスティバルをテーマに、画像とテキストを組み合わせた作品を募集しています。


年齢ごとに、10歳~15歳が対象の“獅頭山組”、16歳~20歳が対象の“阿里山組”、21歳以上の“玉山組”と(台湾の代表的な山々の名前ってのがいいですね!)3つの部門に分かれていて、いずれかの部門に1作品のエントリーが可能です。今回の台湾ランタンフェスティバルに限らず、過去の台湾ランタンフェスティバルをテーマにしたものでもOK!執筆形式は、詩でもいいし、散文、ストーリーなど自由です。ただしテキストは中国語で書かれたものに限ります。


台湾ランタンフェスティバルを訪れた体験を作品にしてエントリーしてみませんか。まだ訪れたことがないという方も、今年の「台湾ランタンフェスティバル」は2/23(日)まで行われていますので、ぜひ足を運んで、その体験を綴ってみてください。「台湾ランタンフェスティバル静止画作品コンテスト」のエントリーは3月8日(日)まで受け付けていますよ。詳しくは、中国語ですが、台湾交通部観光局のHP(https://www.taiwan.net.tw/)の「2020台灣燈會(台湾ランタンフェスティバル)」のページで確認してくださいね。

(編集:中野理絵/王淑卿)
 

 

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