お便りありがとう - 2021-02-12_中央廣播電台の2020年

  • 12 February, 2021
台湾国際放送の運営母体である「中央廣播電台(中央放送局)」(写真:RTI)

中央廣播電臺の2020年(資料提供 山田充郎様)

1 概況

年初に実施された正副総統・立法委員の同日選挙で現職の総統が圧勝、与党が安定多数の議席を確保したこともあって、中央廣播電臺では会計制度と内部牽制、内部監査制度の改訂や組織の一部変更はあったものの、業務の運営方針など根本的な点での変化は見られなかった。武漢肺炎対策として勤務形態に関する臨時措置が執られるなど業務の執行面では困難が生じたが、大きな自然災害が無かったことも幸いし、送信自体は支障なく継続された。

2 組織の変更(6月1日付実施)

網路資訊部が廃止(管掌業務は行政管理部と公共服務部で分掌)された一方、従来の節目部は、華語節目部と外語節目部に分割され、外語節目部は亜洲語言組と欧米語言組の二課制となった。外語節目部長には、黃佳山・前節目部副部長(2019年の日本での聴取者会にも出席)が就任した。

* 節目関係部署は元来二部制であったが、2005年9月の組織変更で一部制となっていた。

3 送出方法の多様化

送出番組の聴取者への安定的供給を図るべく、華語放送に関しては4種のポッドキャストプラットフォームでの番組配信を開始(7月1日)、14言語によるアプリ「台湾之音」(Rti to go)の供用を正式に開始(9月25日)するなど放送の送出方法の多様化が実施された。

4 短波放送重視の動き

2018年3月に大幅に縮減された短波放送の見直しが行われ、欧州向仏語(3月29日)、西語(4月6日) 、韓国語(12月13日)**の短波による放送が復活、日本語番組については、夕方の放送が再開(1月6日 次頁参照)された。その外、最近毎年実施されている独語番組の直接波による試験放送

(8月)も引続き行われた。

* 西語番組の復活と共に、これを中継する米国オキチョビー送信所の利用も再開された。

** 韓国語番組は、2005年1月末の放送言語縮小の際に廃止されていた。

5 特別放送

例年実施されている10月10日の双十節祝賀式典の実況中継放送は、今回も標準華語の外、日英の各言語で実施された。また同式典や蔡総統の就任式典(5月20日)の模様は14言語のフェイスブックで同時中継され、総統選挙開票速報のインターネットによるライブ配信(1月11日)を行うなど機動的な情報発信に努めた。

6 聴取者との交流

武漢肺炎の世界的な流行もあって聴取者会への局員の出席は見送られたものの、海外でのオンラインミーティングに番組担当者が参加するなど、聴取者との連繫の強化には引き続き注力した。また、全言語の聴取者を対象とする四半期毎のアンケート調査を継続化し、回答者には抽籤により賞品を提供するなど、聴取者の声を積極的、永続的に吸上げる制度の構築を図った。

7 日本語番組(台湾国際放送)の動向 (個別事項の詳細及び「今後の課題」は後頁参照)

事務室の移動(3月)や所属組織の変更(6月)が見られた台湾国際放送では、夕方の放送の再開や使用周波数の見直しなど受信状態の改善を図るべく積極的な措置が講じられた。また要員自体の変動はなかったものの、業務経験のある担当者1名が常勤職員に転じたことにより、班全体としての番組制作能力が向上、月・金曜日のニュース枠が拡大され、当日発生の事項が採上げられる頻度も上昇した。一方「アーカイブの時間」以外の枠で過去の番組が再放送される回数は減少した。

局側では「お便り有難う」の中で、局内の動きを詳しく伝えることにより聴取者の局に対する理解の増進を図ると共に、日本国内で始まったオンラインでの聴取者の会に番組担当者が参加、要求水準の高い日本語番組聴取者の声に耳を傾け、その要望に応えられるよう努めている。

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