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文化の台湾 - 2022-12-30_台湾の年末年始の過ごし方

  • 30 December, 2022
文化の台湾
2022-2023台北101年越し花火のイメージ図(写真:台北101提供)

2022年も残すところあと1日とちょっととなりました。今年はどんな一年でしたか?

新型コロナの影響でどこにも行けない日々だったのが、10月にようやく国境が解放されたことで、少しずつ止まっていた世界が動き出したような感覚を感じているのはきっと私だけではないと思います。

12月に入ってから、台湾の観光地でも日本人観光客の姿が少しずつ戻ってきました。久しぶりに台湾で年越しをしようと訪れている人も少なくないようですね。

皆さんはこの年末年始、どこで、どのようにして過ごしますか?

日本の年末年始といえば、12月28日が仕事納め、その後はお正月休みに入り、そこから実家に帰ったりして家族と共に過ごし、大みそかの夜には「年越しそば」を食べ、一緒に年が変わる瞬間を迎えて、元旦には初詣に出かけて、お正月は家族みんなで「おせち料理」を楽しむ…という人が多いのではないでしょうか。

最近では、お正月休みの連休を利用して旅行に出かけたり、テーマパークなどのカウントダウンイベントに出かけて賑やかに年越しをするという人も増えてきましたが、それでも基本的には家族で過ごす人が多いようです。

では、台湾人たちは、年末年始はどのように過ごすのでしょうか。

民間行事は旧暦で行われる台湾では、お正月といえば「旧正月(=春節)」ですので、基本的には西暦の年末年始に正月連休はありません。学生さんたちは冬休みなのでお休みではありますが、基本的にはお休みは1月1日のみ。

ですので、12月31日にもみんな仕事をしています。

ただ、今年(2022年)は12月31日が土曜日のため、多くの人がお休みとなります。そして年が明けて2023年の1月1日は日曜日にあたるため、翌1月2日が振替休日となり、今回は3連休となっています。

今回はゆっくりと休めるので、実家に帰ってゆっくり過ごす人や、旅行に出かける人も少なくないようです。また、ようやく今年、国境が解放されたので、早速、今回の年末年始は海外で過ごす!という人もいるようですよ。

一方で、人込みは苦手…と、家で過ごす派もかなりいるようです。

年越しの過ごし方には大きく分けて3つのタイプがあって、一つ目は「嗨咖型(お祭り騒ぎ型)」、2つ目は「戶外派(アウトドア派)」、3つ目は「宅家掛(お家派)」─。

とにかくにぎやかに年を越したい!という「嗨咖型(お祭り騒ぎ型)」は、“年越し花火を観に行ったり、年越しライブを観に行ったり、バーやホテルで行われるパーティに参加したり、友達とカラオケで歌いまくったりしてにぎやかに年を越します。

屋外でゆっくりとした時間を過ごしながら年を越したいという「戶外派(アウトドア派)」は、夜景スポットで夜景を眺めながら年越しをしたり、山に登って、大自然を感じながら満天の星空や月を鑑賞しつつ年越し。

そして、とにかくお家が好き!という「宅家掛(お家派)」は、ホームパーティを開いてみんなで持ち寄ったご飯、飲み物、鍋などをつつきながら、ワイワイと楽しく年を越す人もいます。また、平日は仕事や家事で忙しいのでこの年末年始のお休みのタイミングでお家で映画鑑賞したり、ゲームや、麻雀、トランプ、カードゲームなどが好きな人もお家で趣味の合う人たちと楽しみながら年を越すというのもいいですね。

ちなみに、もし12月31日が平日だった場合、お休みではないので、普通通り仕事をしてから年越しをすることになりますが、多くの会社でいつもより少し早めに退勤させてくれたりします。

フルタイムで働いて、それからカウントダウンイベントとかに行くとなると体力的にも、時間的にも大変ですからねぇ。これは助かります。

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近年は台湾も年末は年越しイベントで盛り上がっていますが、年が明けて元日には何をするのかというと、日本と同じく、初日の出を観に行く人もいます。

特に人気なのは、台湾南部・嘉義県の阿里山からの初日の出。“ご来光列車”に乗って山を登り、標高2500メートルに位置する日の出鑑賞台では“日の出コンサート”も行われ、ゆったりとした音楽を聴きながら初日の出を拝むことができますよ。

また、最も早く初日の出が拝めるスポットは毎年人気です。

来年(2023年)、台湾で最も早く初日の出が拝める場所は、台湾東部・花蓮県の柏南山で、午前6時3分37秒だそうですが、ここは標高3,443メートルに位置し、玉山国家公園の管轄で、入山申請がいることから、なかなか気軽に行ける場所ではないので、平地で最も早く初日の出が拝める場所は、台湾南東部・台東県の三仙台嶼の午前6時10分22秒だそうですよ。

私は毎年、台北101の年越し花火を楽しみにしているので、元日はどうしても寝正月になってしまっていますが、機会があれば初日の出も拝んでみたいなと思っています。

またこのほか、1月1日は新しい一年の始まりであるのと同時に、中華民国開国記念日で、元日の早朝、台湾北部・台北市の総統府前広場では、「元日の国旗掲揚式」が行われますよ。

総統府前広場は午前4時から開放されますので、こちらは、台北101の花火を見た後、そのまま足を運ぶ人も多くいます。

皆さんも、台湾で年越しをする機会があれば、夜の年越しイベントだけでなく、初日の出や国旗掲揚式など、1月1日の台湾も楽しんでみてくださいね。

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