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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送文化の台湾 - 2021-09-24_金鐘獎

  • 24 September, 2021
文化の台湾
今年56回目となる台湾のテレビ・ラジオ番組賞「金鐘獎(ゴールデンベルアワード)」の授賞式は、ラジオ版が9月25日、テレビ版は10月2日に行われる。(写真:金鐘獎オフィシャルサイトよりスクリーンショット)

台湾のテレビ・ラジオ番組賞、「金鐘獎(ゴールデンベルアワード)」の今年(2021年)のノミネートリストが先日、発表されました。台湾のメディア業界にとって最高栄誉であるこの「金鐘獎」は、1965年に第1回目の授賞式が行われ、今年で56回目となります。

“台湾版アカデミー賞”と呼ばれる「 金馬獎(ゴールデン・ホース・アワード)」、“台湾版グラミー賞” と呼ばれる「金曲獎(ゴールデン・メロディー・アワード)」とあわせて、“台湾三大娯楽賞”「三金」と呼ばれています。

ただ、他の賞とちょっと違うのは、「 金馬獎」と「金曲獎」が広い地域の作品をカバーしているのに対し、「金鐘獎」は“本土化”、つまり台湾ローカルを徹底していて、海外からの輸入作品は参加できない他、中国大陸からの出場も禁止されています。

これは、台湾のローカルメディア産業を保護し、台湾でより優れた番組が見られるようにするためだそうです。

創設当初は、主にラジオ放送を対象とした賞で、ニュース番組、音楽番組、広告番組などが表彰されていました。そして1971年からテレビも対象となり、それ以降は「ラジオ金鐘獎」、「テレビ金鐘獎」と2つに分けてそれぞれの賞を発表しています。

日本で紹介される際は、「テレビ金鐘獎」に限定していることが多く、別名「台湾版エミー賞」と呼ばれています。

「テレビ金鐘獎」では、昨年(2020年)からは、Netflixのオリジナルドラマが初めて参戦し、昨年は、“時空を超えた純愛ミステリー”「想見你(邦題:時をかける愛)」や、“犯罪サスペンスドラマ”「誰是被害者(邦題:次の被害者)」、アラフォー女性の葛藤をコミカルに描いた笑って泣ける“ヒューマンドラマ”「俗女養成記(邦題:おんなの幸せマニュアル)」などがとても話題となり、多くの観衆を魅了しました。

そして、今年の「第56回金鐘獎」は、2020年5月1日から2021年4月30日までに初めて放送された番組が対象。

日本でも翻訳されている、かつて台北にあった大型商業施設「中華商場」を舞台にした小説をドラマ化した「天橋上的魔術師(邦題:歩道橋の魔術師)」が14部門にノミネートされ、今年の大本命と言われていますが、工事現場の文化をユーモラスに描いたドラマ「做工的人(WORKERS)」が9部門でノミネート、またファミリーコメディ「我的婆婆怎麼那麼可愛(うちのお婆ちゃん、なんてかわいいの)」が8部門でノミネートされるなどし烈な戦いになりそうで、期待が高まっています。

そして最も話題となっているのは、わずか12歳で主演俳優賞にノミネートされた「天橋上的魔術師」の李奕樵(リー・イーチャオ)。この部門での最年少ノミネート記録を更新しています。

また、「我的婆婆怎麼那麼可愛」から主演女優賞にノミネートされている鍾欣凌(ジョン・シンリン)は、今年は他にも子供向け番組「超級總動員(Super Talent Show)」で司会者賞にもノミネートされていて、三度目の「金鐘視后(ゴールデンベルアワード最優秀女優賞)」の受賞と、二度目の「司会者賞」受賞に期待がかかっています。

この他、「天橋上的魔術師」から主演女優賞にノミネートされている孫淑媚(スン・シューメイ)は、台湾語の歌手。彼女は、“台湾版グラミー賞”こと「金曲獎」で最優秀台湾語女性歌手賞を獲得したこともあり、今回もし主演女優賞を獲得したら、史上初の「金曲歌后(ゴールデンメロディアワードの最優秀女性シンガー賞受賞者)」と、「金鐘視后(ゴールデンベルアワードの最優秀女優賞の受賞者)」の“二金”を獲得した芸能人という事になります。

今年は、1,781点の応募作品の中から、192点を選考し、そこから39の賞を競います。誰が、どの作品が受賞をするのか、楽しみです。

「ラジオ金鐘獎」は、明日9月25日に、「テレビ金鐘獎」は10月2日に、共に台北市の国父紀念館で授賞式が行われます。

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