:::

Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送文化の台湾 - 2021-06-25_ “オンライン展示”で博物館・美術館巡り

  • 25 June, 2021
文化の台湾
林志玲がナビゲートする台南市美術館「線上美術館-跟著志玲姊姊走進南美館」では、林志玲とAKIRA夫妻の結婚披露宴の会場にあった有名なモザイク画「熱帯植物」も優しく柔らかな語り口で紹介している。(写真:CNA)

トーク①:コロナ禍、 “オンライン展示”で博物館・美術館巡り≫

台湾では、5月に新型コロナの域内感染が広がったことから、防疫警戒レベルを上から2番目に厳しい3級としていて、人の集まりを避けるため、博物館や美術館などの施設も全て閉館しています。すでに1か月以上閉館となってしまっていることから、日ごろ、よく博物館や美術館に行くという人は今、寂しい思いをしているようです。

そんな人たちへ、最近、施設によっては“家に居ながら”にして収蔵物が楽しめる「オンライン展示」を行っています。

例えば、世界三大博物館のひとつとされる「国立故宮博物院」では、収蔵されている国宝のうち、有名な“翡翠の白菜”と呼ばれる「翠玉白菜」や、“豚の角煮そっくりな石”「肉形石」もオンラインで鑑賞できます。

普段だとこの2つはとても人気なので、人も多く集まることから、並ばないと行けなかったり、なかなかゆっくりと独り占めして鑑賞することができないのですが、“線上故宮(オンライン故宮)”ではゆっくりじっくりと鑑賞することができます。

また、この他にも多くの収蔵品をオンラインで楽しむことができます。それぞれの収蔵品の写真はいくつかの角度から撮られていて、拡大してみることができて、まさに“隅々まで”観ることができます。もちろん、それぞれに解説もついています。

さらには720°VR(バーチャルリアリティー)などによって、あたかも国立故宮博物院の現場で収蔵品を鑑賞しているかのような気分を楽しむこともできます。

そして、台湾で唯一、台湾の歴史をテーマにした「国立台湾歴史博物館」の“オンライン展示”では、映像やゲーム、音声など様々なメディアを使って台湾の歴史について学ぶことができる“オンライン学習資源”を打ち出しているほか、特に注目の“オンライン展示”が、「臺灣音聲 100 年(台湾の音100年)」。国立台湾歴史博物館では、所蔵している古いレコードを基に、そのほか多数の収蔵機関やコレクターからの協力を得てデータ収集やレコード購入、技術提携を行っているのですが、そんな古い“音”による台湾の歴史が“オンライン”で楽しめます。

眼を閉じて聞いていると、窓の外の物売りの声や、テレビから聞こえてくるCMの音、父親のアンティークラジオから聞こえてくる民謡…など、当時の台湾の生活風景が頭の中によみがえってくるようです。

一方、歴史的な文物を多数収蔵している「国立歴史博物館」の“オンライン展示”では、様々なテーマの収蔵物を見ることができるほか、台湾の歴史上でとても重要で代表する人物である、嘉義出身の画家、陳澄波の多くの作品を鑑賞できます。しかもVR(バーチャルリアリティー)によって、博物館の中を移動しながら陳澄波の絵や彼の収蔵品などを楽しめます。

この他、世界最大規模の学生向けデザイン展「新一代設計展(次世代デザイン展)」では、毎年、台湾のデザイン系の学生たちが大学4年間の成果を発表する場として展示会を行っていますが、今年は新型コロナによって中止となってしまいました。しかし、学生たちが苦労して作り上げたもの、そして素晴らしい革新的な作品をより多くの人に見てもらいたいと“オンライン展示”をおこなっています。

このように今、博物館や美術館も様々な形で芸術や歴史を楽しめるような取り組みを始めています。

トーク②:台南市美術館の“オンライン展示”は林志玲がナビゲート≫

新型コロナによって閉館を余儀なくされている博物館や美術館で今、家に居ながらにして収蔵品を楽しむことができる“オンライン展示”が広がっていますが、台湾南部、台南市の台南市美術館でも“オンライン美術館”を始めます。

この台南市美術館と言えば、台湾の国民的女優・林志玲(リン・チーリン)と日本のEXILEのAKIRA夫妻が結婚披露宴を行った場所として有名ですが、その台南市美術館の“オンライン展示”のナレーションを林志玲が担当します。

その名も「線上美術館-跟著志玲姊姊走進南美館(オンライン美術館-林志玲に連れられて台南市美術館へ)」─。

映像に合わせ林志玲の声で美術館の中へ招き入れ、台南市美術館1館、2館の歴史と華麗な変身をわかりやすく紹介します。

また、館内にある数々の芸術作品も紹介。例えば、日本から台湾に戻ってきた台南出身の顏水龍の有名なモザイク画「熱帯植物」や、林志玲とAKIRA夫妻の結婚披露宴の会場にあった同じく台南出身の蘇世雄の作品「絢爛南國 虹彩夢幻」について、林志玲が優しく柔らかな語り口で紹介してくれます。

この他にも、新型コロナの影響によって閉館を余儀なくされていることから現場で鑑賞してもらうことがができなくなってしまった現在展示中の7名の芸術家のコーナーや、台南に関する重要な作品たちも林志玲の甘く優しい声で紹介し、市民に映像を通して台南の歴史と人々の生活を理解してもらうとともに、芸術家に敬意を払います。

ちなみに、この“オンライン展示”に参加した林志玲ですが、実は今回、ギャラは受け取らないどころか、公共の防疫対策のために寄付したいとしており、さらには現在、彼女は日本に住んでいるのですが、レコーディングスタジオも自腹で借りたんだそうですよ。

そんな林志玲がナビゲートする台南市美術館の“オンライン展示”は全3作。1作目は(6/24に)すでに公開されていて、2作目は7月1日、3作目は7月5日の共に台湾時間の午後7時に公開される予定です。

フェイスブックの「台南市美術館」のオフィシャルページ、もしくは、「台南旅遊」か「黃偉哲・台南市長」のフェイスブックページから観てみてください。

新型コロナの影響で今も旅行することは叶いませんが、さまざまな博物館や美術館で“オンライン展示”を行っています。

ということは、今なら、日本の家に居ながらにして台湾の貴重な文物や作品を楽しむこともできます。

言語は日本語には対応していませんが、ゆっくりじっくりと作品を楽しみたいという人にはいいチャンスではないでしょうか。ぜひいろいろな施設の“オンライン展示”をのぞいてみてくださいね。

Program Host

関連のメッセージ