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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送台湾ミニ百科(2021-06-09)卒業シーズンを代表する花「鳳凰花」

  • 09 June, 2021
台湾ミニ百科
(写真:CNA)

6月に入り、今年は残り半分となります。時間が過ぎるのが本当に早いですね。6月と言ったら、台湾では卒業の季節です。

ところで、卒業シーズンになりますと、台湾のニュースやネット上では、自然と卒業に関する内容が多くなります。これらの卒業をテーマとした文章は、ニュース記事であろうと、卒業式の挨拶文であろうと、卒業生の感想文であろうと、結構高い確率である言葉を使い、卒業式の情景や雰囲気を譬えます。いわゆる、お決まりの言葉のようなものです。

それは、「鳳凰花開」です。直訳しますと、「ホウオウボクの花が咲く」という意味です。日本では、入学式と言ったら桜のイメージがあるように、台湾では、ホウオウボクの花「鳳凰花」という単語だけで、卒業を連想させます。

ホウオウボクは、アフリカのマダガスカル島原産の木です。木の高さは、5メートルから20メートル以上のもあり、全体の形は大きな傘のようです。開花するときは赤色やオレンジ色の蝶形の花が咲くため、世界で最も色鮮やかな木の一つと評価されています。

台湾では、ホウオウボクは主に街路樹として親しまれていて、毎年の5月から咲き始め、6月に見頃を迎えます。毎年の6月に、燃えるように咲き誇るホウオウボクの赤い花が、まるで同じ時期に学校を離れる卒業生たちを祝福しているみたいですので、台湾では卒業式を象徴する花となっています。

ホウオウボクが台湾で卒業式を象徴する花となったきっかけは、実は日本に関係していますよ。

マダガスカル島原産のホウオウボクが最初に台湾で植えられたのは、日本統治時代のことでした。台湾では2つの説があります。まずは、日本統治時代の1896年、日本人の林学者、本多静六さんがインド・ムンバイの領事館を通して、ホウオウボクの種を購入し、その翌年に、日本統治時代の最高統治機関、台湾総督府殖産局の育苗園で植えたのが最初、というのが一説。もう一説は、田中安定という方が、シンガポールの領事館を通して種を入手したという説です。そして、日本の植物学者、三好学さんが、この植物を「ホウオウボク」と命名しました。その影響を受けて、中国語ではホウオウボクのことを、「ホウオウボク」の漢字そのまま、「鳳凰木」と呼びます。....

(編集:曾輿婷/王淑卿)

 

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