交通部観光局の発表によると、2017年に台湾を訪れた海外の旅行者数は過去最多の延べ1,074万人に達したものの、これらの旅行者が台湾にもたらした外貨収入は123億1,500米ドルと、2016年に比べて7.92%減少した。
観光ホテルにおける宿泊率が下がり、ツアー客のツアー料金が減少しているのが主な原因だと見られている。中国大陸で施行されている「中華人民共和国旅遊法(中国旅行法)」や「ぜいたく禁止令」の大きな影響を受けている。
観光局は海外の旅行者が選ぶ人気観光スポットも発表した。1位はウォータースポーツ・マリンスポーツで知られる台湾南部・屏東県の墾丁国家公園で、2位は台湾中部・南投県の日月潭(サンムーンレイク)、3位は峡谷の美しさで知られる台湾東部・花蓮県の太魯閣(タロコ)。次は台湾北部・新北市の九份、台湾中南部・嘉義県の阿里山、新北市の野柳(地質公園)、新北市の平渓、新北市の淡水、台湾北部・台北市の国立故宮博物院、西門町(台北の原宿)の順だった。故宮博物院はびりから二位だったことは意外だ。