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ようこそT-roomへ(2022-09-21)-目下、唯一の台湾人メジャーリーガー張育成(チャン・ユー)

  • 21 September, 2022

今、日本では、アメリカ・メジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平・選手の話題でもちきりですよね。日本人選手がメジャーリーグで活躍すること自体が容易ではない中、大谷選手は、投手兼野手の「二刀流」として、いずれも高いパフォーマンスをみせ、本場アメリカのファンも熱狂させています。野球にはそれほど興味がなくても、大谷選手のその日の活躍は気になる方はいらっしゃるのではないでしょうか。

日本同様、野球が人気スポーツである台湾。台湾からは2002年、陳金鋒選手が、ロサンゼルス・ドジャースで台湾選手として初めてメジャー昇格を果たして以来、これまでメジャーリーガーが16人生まれています。日本人のメジャーリーガーの多くは、日本プロ野球で実績を残した後、各球団とメジャー契約を結びますが、台湾の場合は高校卒業後もしくは大学入学後、マイナー契約を締結し、傘下のマイナーリーグで結果を出し、一段一段、階段を上がっていく形です。16人中、14人はこうした形です。

もちろん、メジャーリーグに昇格できず、淘汰される選手が多数で、その多くは台湾プロ野球でプレーします。さらに、マイナーリーグは2020年、新型コロナウイルスの流行によりリーグが休止となった上、昨年からリーグが大幅に縮小されました。台湾の選手もその影響をもろに受け、多くの選手がリリースされ、台湾に戻って台湾プロ野球でプレーする選択をした選手も複数います。

ただ、現在もなおマイナーリーグを含め、台湾の選手は12人プレーしています。そして、メジャーリーガーも1人いるんです。現在、台湾唯一のメジャーリーガーがボストン・レッドソックスの内野手、張育成(チャン・ユー)選手です。本日のこのコーナーでは、今季は、幾度も実質的な戦力外通告をうけながら、くじけずメジャーリーグの舞台で奮闘を続ける張育成選手についてご紹介いたしましょう。

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