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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ようこそT-roomへ - 2021-03-31_台湾におけるOTTサービスの利用状況

  • 31 March, 2021
ようこそT-roomへ
中華民国台湾の国家通信伝播委員会(NCC)は、さきごろ、台湾の消費者の、通信コミュニケーション市場における使用行為及びそのトレンドについての調査結果を発表した。それによると、映像コンテンツを視聴する時、最もよく使うデバイスはスマートフォンであることが分かった。調査を受けた人のうち、54.5%がスマートフォンと答えた。2位は一般のテレビで25.2%、3位は、インターネットに接続できるスマートTVで7.9%だった。(写真:CNA)

 リスナーの皆様は、映画、ドラマなどの映像コンテンツをご覧になる時、どのデバイスでご覧になりますか。OTT(オーバー・ザ・トップ)と呼ばれるインターネットを通じて提供される映像コンテンツはご覧になりますか。また、買い物の際、モバイル決済はご利用になるでしょうか。

 さきごろ、中華民国台湾の国家通信伝播委員会(NCC)は、台湾の消費者の、通信コミュニケーション市場における使用行為及びそのトレンドについての調査結果を発表しました。本日の「ようこそT-ROOMへ」では、このNCCの調査結果についてご紹介したいと思います。

 この調査は、昨年2020年の4月から6月にかけて、16歳以上の台湾の人々を対象に行われ、1103人の回答をまとめたものです。

 では、早速結果についてご紹介していきましょう。まずは、映像コンテンツを視聴する時、最もよく使うデバイスは何か、という質問です。

 最も多かったのはスマートフォンで54.5%でした。2位は一般のテレビで25.2%、3位は、インターネットに接続できるスマートTVで7.9%でした。そして、ノートパソコンは4.3%、デスクトップパソコンは4.2%でした。

 2017年の同調査では、一般のテレビが34.1%、一方でスマートフォンは27.4%、つまりテレビが1位、スマートフォンが2位でしたが、2018年、両者の順位が逆転すると、年々その差は拡大しています。日本でもテレビの地盤沈下が叫ばれていますが、ケーブルテレビが普及し、多チャンネル化の進んでいる台湾においても同様の状況がみられているんですね。

 続いては、インターネットを通じて提供される映像コンテンツ、OTTを利用したことがあるかという質問です。

 「はい」と答えた人は41.5%で、2019年の45.1%に比べるとわずかに減少しましたが、2017年の同調査の結果、30.8%に比べますと、10ポイント以上高くなっています。また、現在、有料のOTTサービスを利用しているかという質問について、35.4%の人が「はい」と答えました。有料OTTサービスの利用については、2017年から2019年まで、いずれも20%前後でしたので、15ポイント前後アップしたことになります。

 では、台湾では、どのようなOTTサービスが主流なのでしょうか。契約している有料のOTTサービスについて聞いたところ、最も利用者が多かったのは、日本でもおなじみNetflixで61.9%でした。2番目は中国大陸のアイチーイーで42.4%でした。台湾においてはこのNetflixとアイチーイーが2大OTTといえますが、中でもNetflixは2017年の19.4%から、2018年には27.1%、そして2019年は50.2%と年々利用者の割合が増え、ついに2020年、アイチーイーをかわし、台湾においてシェアトップとなりました。

 Youtubeなど、動画共用プラットフォームの利用はどうでしょうか。2020年、こうした動画共用プラットフォームを利用したという人の割合は76.1%に達しました。2017年の70.1%から年々増加しています。動画共用プラットフォームで視聴するコンテンツのジャンルは、バラエティー番組、映画などのダイジェスト版と答えた人が最も多く64.2%、おもしろ動画など短編映像が51.8%、続いてバラエティー番組、映画などが50.9%でした。スマートフォンで視聴する人が多いからでしょうか、長い時間じっくり楽しむというよりも、短い動画の方が好まれているようですね。

 youtubeで動画をみていますと、よく広告が入りますよね。台湾の人たちはこうしたインターネットの広告についてどのような印象をもっているでしょうか。最も多かったのは「インターネット広告は嫌いだ」という意見で40.0%でしたが、「興味をひくものであれば、インターネット広告を見ることを意に介さない」という意見の人も34.9%いました。

 続いては、ニュースに関する調査です。あなたはどのような媒体を通じてニュース、情報を取得しますか、という質問に対し、最も多かった答えはTVで56.2%でした。二番目に入ったのは、インターネットを活用、マルチメディア展開をする新興のニュースメディアで31.1%でした。TVが1位、新興メディアが2位という状況は2017年から変わりませんが、この4年間で、TVが63.7%から56.2%と数字を落とした一方、新興メディアは23.7%から31.1%と8ポイント近くアップさせました。ちなみに新聞はわずか2.9%に留まりました。

 一方、どのメディアが最も公正なニュースソースと思うかという質問に対しては、新聞とTVがいずれも63.9%でトップタイでした。これに続いたのがラジオで61.9%でした。逆にニュースソースとして最も不確かなメディアは何かという問いに対し、TVと答えた人が最も多く49.6%、続いて新興メディアと答えた人は11.7%いました。「どのメディアもいずれも不正確」と答えた人も22.9%いました。

 ニュースの次はオンラインゲームについての統計もご紹介しましょう。オンラインゲームをしたことがありますかという質問に、「ある」と答えた人は35.0%でした。この割合は前回2019年の32.2%に比べ微増しました。年齢別では年齢が若いほど割合が高く、16歳から25歳が67.9%であった一方で、26歳から35歳では57%、36歳から45歳では42.3%と、どんどん減っていき、66歳以上では7.6%に留まりました。これはイメージ通りですね。

 続いては、モバイル決済についての統計です。モバイル決済を利用しているかという質問に、全体の32.4%が利用していると答えました。この数字は2017年の17.8%に比べ2倍近くとなりました。

 そして、どのようなモバイル決済を利用していますか、という質問に対して、最も多かったのがLINEPayで48.3%、ApplePayが35%で続きました。三番目は台湾系のモバイル決済、JKPayで17.2%でした。近年、急上昇しているのは、台湾最大のスーパーマーケットPXマートのモバイル決済、PXpayで、統計では2020年から登場ながら、16.2%でシェア5番目に入りました。

 本日はいろいろな統計をご紹介してきましたが、数字から、台湾の人たちの暮らしぶりが少し見えてきたのではないでしょうか。台湾の人々の現代の生活、何をするにしてもスマートフォンが欠かせない存在になっていることが伺えましたね。

 

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