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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ようこそT-roomへ - 2020-12-02_台湾とも縁の深い「ウェアラブル端末」のブランド「ガーミン」

  • 02 December, 2020

 リスナーの皆様は、「ウェアラブル端末」をお使いになっていらっしゃいますか。「ウェアラブル」というのは「身につけられる」という意味で、主に腕時計のように腕にはめたり、首にかけたり、衣服に装着が可能な端末のことです。

 某家電量販店のホームページの説明を参考にしますと、この「ウェアラブル端末」には大きく分け、「スマートウォッチタイプ」と「活動量計タイプ」の2つに分かれるそうです。このうち、「スマートウォッチタイプ」は腕時計状で、歩行数など簡単な健康管理の他、スマートフォンにかかってきた電話やメッセージなどの通知を腕で確認できるもの、「活動量計タイプ」は、歩行数のみならず、一日を通じて様々な活動を測定、一日の総消費カロリーを記録できるほか、心拍数、睡眠の深さなど細かい項目なども測定でき、健康状態について細かく目に見える形にしてくれる端末です。

   欧米で人気に火がついたこの「ウェアラブル端末」は、近年、アジア市場でも流行しており、今年2020年の上半期の市場は、昨年の同時期に比べ20%増加したということです。そして、こうした「ウェアラブル端末」は様々なメーカーから販売されていますが、アップルウォッチを販売しているおなじみアップル社に次いで、世界のシェア2位となっているのが、ガーミン社です。ガーミンはGARMINと書きます。

 日本にも子会社「ガーミンジャパン」があるので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この「ガーミン」、台湾と非常に縁の深い企業なんです。「ガーミン」は1989年に、アメリカ人のプログラマー、ゲイリー・バレル氏と、中華民国台湾の内陸県、南投県出身のカオ・ミンフアン氏によって、アメリカ・カンザス州で設立されました。当初の社名が既に登録商標されていたため、1991年に2人の名前、ゲーリーとミンをとって「ガーミン」と社名を変更しました。

 その1991年に、北部、台北県、現在の新北市に工場を設立、GPS機器のメーカーとして急成長、10年経たずに航空電子機器や携帯用GPS機器において、世界のトップシェアを占めるようになりました。2000年に、アメリカのナスダック市場に上場、その後、2010年に、登記上のグループ本社をスイスへ移転しました。

 本社はスイス、実質的な運営を行う子会社はアメリカにあり、生産ラインはほぼ台湾という「ガーミン」、創業者の一人が台湾の人ということもあり、台湾企業と思っている台湾の人たちも少なくありません。リスナーの皆様で、「ウェアラブル端末」購入を検討されている方は、「ガーミン」ブランドに注目していただければ、と思います。

 さて、前半では、台湾とも縁の深い「ウェアラブル端末」のブランド「ガーミン」についてご紹介しましたが、後半では、世界でユーザー5000万人強と、高いシェアを誇るガーミンがこの程、発表した同社のアジアのユーザーの健康に関するデータをもとにしたレポートをご紹介しましょう。

 ガーミンはこのほか、「アジアエリアユーザー健康データレポート」を発表しました。このデータは、同社の「ウェアラブル端末」ユーザーの昨年2019年1月から今年2020年11月まで、アジアの11の各国・地域のユーザーから集めたデータを、匿名化処理をした上で、歩行数、心拍数、中強度の有酸素運動を行った時間、ストレス指数、睡眠の質の5大指標をもとにして、世界のユーザーのデータとの比較、分析したものです。この11の国・地域の内訳は、東アジアでは、中華民国台湾のほか、中国大陸、香港、日本、韓国、東南アジアでは、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、そして南アジアではインドとなっています。

 この結果、3つの傾向がわかりました。ご紹介しましょう。まず1つ目は「アジア各国・地域におけるストレス指数は、男性が女性よりも高く、男性の熟睡時間は、女性よりも短い」です。

 さらに、細かくデータをみますと、台湾の45歳から55歳、並びに55歳の男性のストレス指数は非常に高く、中華民国台湾はアジアで最高だったことがわかりました。2位はタイ、3位はマレーシアでした。また、睡眠の質についても、アジアのユーザーのうち、女性ユーザーの熟睡時間は平均で1時間を越えている一方、男性の半数は1時間以下でした。熟睡時間が最も短いのはインドで、次がフィリピン、台湾はワースト3位でした。

 2つ目は、「中強度の有酸素運動を最も積極的に行っているのは45歳から55歳、台湾男性の運動時間は女性の2倍」です。

 WHO(世界保健機関)では、18歳から64歳の人々に対し、中強度の有酸素運動を、毎週少なくとも150分以上の行うようアドバイスしています。ガーミンではこのアドバイスを基準にしてデータを集めました、その結果、アジアの国・地域において、中強度の有酸素運動を行う時間は、いずれの国・地域も男性ユーザーが女性ユーザーを上回りました。そして、国・地域、性別関係なく、年齢別では45歳から55歳が最も積極的に行っている事がわかりました。私自身も心当たりがありますが、高血圧や心臓機能の低下、視力減退など身体機能の低下を感じ、積極的に健康維持に努めようという意識が生まれるからだと分析しています。なお、台湾の女性の運動時間は他の国・地域に比べ少なく、男性の2分の1に留まり、特に26歳から35歳、そして55歳以上では国・地域別で最短でした。

 3つ目は、「2020年、アジアのユーザーの平均歩数は平均12.2%減少も、台湾はアジア最低の7%に留まる」です。

 1日の平均歩行数は2020年、アジアの全ての国・地域で、前年同期比で減少、平均で12.2%減少しました。これは、新型コロナウイルスの流行が、運動やウォーキングの計画に影響を与えた可能性が高いと思われます。こうした中、台湾のマイナス幅は7%と、平均を大きく下回り、調査対象となったアジアの国・地域で最低でした。ガーミンでは、この点について、台湾が、新型コロナウイルスの抑え込みに成功できていることと関係があるとしています。 

 私は今年44歳ですが、このガーミンの調査結果とは逆に、新型コロナウイルス流行以降、家にこもることが増え、めっきり運動量が減っています。ただ、健康、身体機能の低下は感じていますので、どうにかしなければなりません。

 ガーミンの「ウェラブル端末」、安いものは、日本円で2万円代、高いものでは10数万円するようですが、機能についてしっかり研究し、健康維持する為のモチベーションづけに、手頃なモノの購入を検討してみようかなと思います。ご興味のあるリスナーの皆様は、日本語の公式サイトもありますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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