韓国のインチョンで開かれた第17回アジア競技大会が閉幕しました。中華民国台湾の成績は、金メダルが10個、銀メダルが18個、銅メダルが23個、ランキングは9位でした。このうち、女性陣がとったのは、金8個、銀11個、銅11個。メダル全体の54.9パーセントを占めます。なかでもとくに際立っていたのが、金メダル。中華民国台湾が獲得した金メダル10個のうち、8個が女性選手の活躍で手に入れたものでした。これは、中華系の人が言うところの、「陰盛陽衰」。世の中のすべてはふたつの相反するもので成り立っている、という考え方で、相反するもののことを、陰と陽であらわす陰陽思想で、女性が陰、男性が陽、とされるところから、女性陣が男性陣を凌いでいる状況のことを、「陰盛陽衰」と表現します。今週は、先週ご紹介した5人に続き、3人の女性金メダリストをご紹介します。それぞれ、テコンドー女子53キロ級の黄韻文・選手、空手の女子組手55キロ級、文姿云・選手、空手女子組手50キロ級の辜翠萍・選手の3人です。
台湾ソフトパワー(2014/10/07)仁川アジア大会、台湾は「陰盛陽衰」
- 07 October, 2014