今週の「台湾ソフトパワー」は「台湾新内閣の女性閣僚たち」についてご紹介します。
陳建仁‧新行政院長が率いる台湾の新内閣は1月31日発足しました。その中に、注目されているのが、女性閣僚の比率です。陳‧院長によりますと、閣僚の人選では、年齢層への拡大とともに、女性を多数登用することに重点を置いたそうです。そのため、新内閣で、閣僚級の重要ポストに登用された女性は、留任を含め7人となって、前内閣の3人から倍以上に増え、全体の17%を占めました。
まず、留任した女性閣僚3人ですが、日本の経産省に相当する経済部の王美花(おうびか)・部長、日本の厚労省に類似する労働部の許銘春・部長(きょめいしゅん)、公平交易委員会(公正取引委員会)の李鎂(りび)・主任委員です。そして、新たに起用された4人ですが、海洋委員会の主任委員に管碧玲(かんへきれい)・立法委員、日本の財務省に当たる財政部の部長に莊翠雲(そうすいうん)氏、僑務委員会の委員長に徐佳青(じょかせい)氏、原子能委員会の主任委員に張靜文(ちょうせいぶん)氏です。特に、原子能委員会のトップを女性が就任するのは初めてですよ。張靜文(ちょうせいぶん)氏は、同委員会の副主任委員を務めていましたが、今回の内閣調整によって昇格。