:::

台湾ソフトパワー - 2020-09-01_台湾のオモシロ悠遊卡

  • 01 September, 2020
台湾ソフトパワー
最近新たに登場した”オモシロ悠遊卡(イージーカード)”は、台湾の大人も懐かしむ袋菓子「王子麺」。今回も人気でなかなか手に入らないアイテムとなった。

皆さん、最近では電車やバスなど公共交通機関を利用する際に多くの人が交通系ICカードを利用していると思います。そのカード、登場した当初は鉄道会社やバス会社ごと、または地域によって使える場所が分かれていましたが、今ではその枠を超えて相互利用できるようになったほか、交通機関のみならず自動販売機やコンビニ、飲食店などでの清算でも利用できたりする事から1枚は必ず持ち歩いてるという人が多いと思います。

台湾にもそんなICカードがあります。なかでも有名なのは台北新交通システムMRT(台北メトロ)の交通系ICカード「悠遊卡(イージーカード)」。台北メトロはもちろん、在来線台湾鉄道、レンタサイクルUbike(ユーバイク)、バスといった公共交通機関や、自動販売機、スーパーやコンビニ、飲食店など、様々な場所で利用ができます。

これだけ色々便利に使えるのであれば、1枚持っていれば事足りそうですよね。ところが、台湾の人たちは何種類も持っていたりします。それはなぜかと言うと…カードのデザインがとっても豊富だから!

ベーシックな「悠遊卡(イージーカード)」のほかに、台湾の美食や、台湾の観光名所、台湾で人気のキャラクターたちが描かれたカードや、もはやカードタイプではなくキャラクターの形をしたカードなど本当に種類も豊富!しかもここ数年はさらに平面だけでなく、立体的なものまで登場!限定版の“台湾ビールのビール瓶”の形をしたキーホルダー型の3D「悠遊卡(イージーカード)」はラベルの細部まで本物を忠実に再現したもので、発売開始後あっという間に完売しました。

その後も、台湾でも人気のアニメ「ポケットモンスター」のモンスターボールの形をした3D「悠遊卡(イージーカード)」や、台湾の人気のスナック菓子「乖乖」の袋菓子の形をしたもの、PS2のコントローラーの形をしたもの、森永の「ミルクキャラメル」の箱の形をしたものなどなど…限定の3D「悠遊卡(イージーカード)」も続々と登場。そして登場するたびに注目を集め、毎回あっという間に完売しています。

もはや“カード”ではなくなっていますが、台湾の人の遊び心にあふれる様子がこの交通系ICカードにも表れていますよね。

そして先日、またまた新たな3D「悠遊卡(イージーカード)」が登場しました。今回はなんと、台湾人にとって子供の頃からなじみのある人気のインスタント麺「王子麵」!黄色地に“Prince”と英語で書かれたキャップをかぶった男の子のイラストが特徴のパッケージの袋麵です。

この「王子麵」といえば、最近、人気アイドルグループ“嵐”が無料の動画投稿サイト「YouTube」の公式チャンネルの中の「世界のお菓子を試食する」と言う企画で“台湾のスナック菓子”として「王子麵」のミニサイズ版「小王子麵」を紹介していましたが、その食べ方が違う~!と多くの台湾人が動画のコメント欄に突っ込みを入れていました。

…と言うのも、嵐はこの「王子麵」にお湯を入れてラーメンのようにして食べていましたが、違うんだそうです。

それには、交通部の林佳龍・部長も反応し、自身のツイッターで「台湾の素晴らしさを推奨してくれてありがとう」という感謝と共に正確な食べ方はこちらですよと動画をアップし、正しい食べ方でもう一度試してみてくださいねと言うメッセージを送っています。

その林・交通部長直伝、正しい食べ方とは、袋を開ける前にまずは袋の中の麺を砕き、それから袋を開け付属の粉末を入れてシェイク!あとは直接袋から口に流し込む!という方法だそうです。

この投稿は嵐の投稿とあわせて、「そう、これが正しい食べ方!」、「たった二言しかしゃべっていないのに面白い!」と話題となりましたが、なにより林・交通部長がまるで少年のように満面の笑みで「王子麵」を食べる様子が人気となっています。

日本にもベビースターラーメンという、ラーメンのようだけどお湯をかけたりせず直接食べるスナック菓子がありますが、台湾の「王子麵」は粉末も付いているので、まさかそのまま食べるとは思いませんよね。嵐がお湯を入れて食べた気持ちはわかります…。

でも、林・交通部長や多くの人が反応したことからも「王子麵」が子供だけでなく、大人にとっても“懐かしいお菓子”である事が伝わってきます。

そして、その懐かしさをそのまま3D「悠遊卡(イージーカード)」にしてしまうあたりが、台湾の人たちの遊び心。しかも中身を砕く感覚も楽しめるんだそうで、もはやただのICカードの域を超えて、使えて、楽しめる、万能おもちゃのようになっています。

この「王子麵」の3D「悠遊卡(イージーカード)」もやはり発売からすぐに売り切れ続出。コンビニエンスストアで販売していたんですが、コンビニをはしごしたけどどこにもなかった…と残念がっている人もいました。

今後も限定販売の「悠遊卡(イージーカード)」が出てくると思いますが、さて、次はどんな台湾のアイテムが「悠遊卡(イージーカード)」として登場するのでしょうか。台湾の人の自由な発想が、思いもよらないものをも“カード”にしてしまうかもしれません。

 

ちなみに、台湾のオモシロICカードは「悠遊卡(イージーカード)」だけでなく、元々台湾南部を中心に利用が広がっていた「一卡通(iPASS)」ではLEDが光るマージャン牌のICカードや、藍白拖(台湾サンダル)のICカードなどがあったり、台湾の統一グループが発行するICカード「icash(アイキャッシュ)」では台湾人の身分証や健康保険証にそっくりなICカードがあったり、台湾で人気のカップ麺のICカードがあったりと、立体的な面白いICカードが色々と登場していますよ。

次回、台湾を訪れた際には色々な変り種のICカードをお土産にしてもいいかもしれませんね。

Program Host

関連のメッセージ