台湾の政治で今いちばん話題になっているのは、来年行われる、総統選挙です。台湾にはいろいろな政党がありますが、総統選挙に出馬して、そして勝ちを狙えるほどの勢力と人気があるのは、おもに二つ。現職の馬英九・総統が所属する与党・国民党、それから、去年の年末に行われた統一地方選挙で圧勝した、最大野党・民進党です。総統選挙は来年の1月、残すところ、あと9ヶ月に迫ってきました。民進党では、女性党首、蔡英文・主席が出馬することがほぼ決まっています。それでは、いっぽうの国民党はどうでしょうか。中華民国の総統は、1回の任期が4年、最大8年まで、と決まっています。現職の馬英九・総統は2期目なので、国民党は、新しい候補者を立てなければならないのですが、これがまだ全く決まっていません。対抗馬は決まっていて、着々と準備を進めているとなれば、焦りも出てきますし、去年の統一地方選挙で大敗しているので、現時点では民進党有利、というムードになっているのも事実です。そんな中で、ある女性が国民党の党内予備選に名乗りを上げました。辛口発言で「小粒のとうがらし」と異名をとる立法院の洪秀柱・副院長(国会副議長に相当)です。
台湾ソフトパワー(2015/04/07)小粒のとうがらし!立法院 洪秀柱・副院長
- 08 April, 2015