:::

台湾ソフトパワー(2015/03/24)台湾を代表する企業経営者、シェール・ワン女史

  • 24 March, 2015
台湾ソフトパワー
王雪紅在MWC展示旗艦機M9

今月20日、台湾が誇るスマートフォンメーカー、HTCのトップ人事に大きな変動が伝えられました。これまでCEOをつとめてきたピーター・チョウ氏が職務を退き、シェール・ワン(王雪紅)会長がCEOを兼任することになったのです。シェール・ワン会長兼CEOのいちばん最初の発言は、「CEOの職務は、私が一番適任です、きっとうまくいくでしょう」というものでした。

シェール・ワン女史は、1958年生まれの56歳。29歳のときにはVIA Technologies, Inc.という半導体メーカーを立ち上げて以来、企業経営者として、見る見る頭角を現しました。2011年には、フォーブス誌の「世界でもっとも影響力のある女性トップ100」の20位、フォーチュン誌の「台湾の大富豪ランキング」第1位に選ばれていますし、APECから、APEC女性企業家賞も受賞しました。シェール・ワン女史は、台湾版の経営の神様といわれる、台湾プラスチックグループ創業者、王永慶氏の娘。こう聞くと、たいていの人は、彼女が台湾有数大富豪であっても少しもおかしくないと思うはずです。でも、シェール・ワン女史のすごいところは、この、大富豪の父親から、一銭の資金も受けずに、自分の力で今の地位を築き上げたというところです。

Program Host

関連のメッセージ