台北市には、柯文哲・市長のほかに、現在、2人の男性の副市長がいますが、じつは副市長は、全部で3人の枠がありまして、柯文哲・市長は、就任する前から、3人のうちの1人は女性がいい、と話していました。とくに、台北市では、ソフトパワーが求められるイベントが続きます。たとえば、来年には、ワールド・デザイン・キャピタル(WDC)台北2016が台北市で開催されます。WDCは、デザインを通して都市の社会的、経済的、文化的発展を推進しようとするもので、台北市は世界で5番目の開催都市に選ばれています。それから、2017年には、ユニバーシアードも開催されます。これら国際的な活動は、台北市をひろく世界にアピールし、ひいては、台湾を世界の人たちにもっと知ってもらう大きなチャンスでもあります。当時副市長候補として名前が挙がっていたのは、広告業界の女王と異名をとるバリバリのキャリアウーマンでした。ビジネス業界からお役人になるというのも珍しいですからとても話題になったんですが、結局、紆余曲折あってその話は水に流れてしまいました。そんなこんなで、先延ばしになっていた3人目の副市長が、先日11日、やっと決定しました。名門と謳われる国立政治大学の周麗芳・特別招聘教授です。
台湾ソフトパワー(2015/02/17)ついに決定!周麗芳・台北市副市長
- 17 February, 2015