台湾の原住民族、パイワン族の温金鳥さんが、2月6日に亡くなりました。享年102歳でした。温さんは、パイワン族の人たちから、親しみをこめて「VuVu」と呼ばれていました。「VuVu」というのは、パイワン語で、おばあさん、という意味だそうです。温さんは、手の指から腕にかけて、立派な刺青を施していました。女性の刺青は、パイワン族の古いしきたりでしたが、日本占領時代に禁止令が出たことで、刺青の女性は、温さんを含めて台湾でただ2人だけ、存在そのものが国宝級の人物と言われていました。そして、温さんの刺青には、とってもロマンチックなラブストーリーが伝えられています。