先日25日、台北市の新しい市長、柯文哲・市長が就任しました。台北市ではじめての、お医者さん出身の市長、そして、無所属の市長です。政治の素人でありながら、多くの市民に支持されて、11月末に行われた台北市長選挙で、記録的な得票数で当選しました。柯文哲・市長は、政治的な要素にとらわれない、簡潔明瞭な思考回路の持ち主であることが魅力ですが、お医者さん時代から、厳しいことで名高いワーカホリックとしても知られています。すでに、就任初日、秘書室職員を泣かせたというエピソードも伝わってきています。こういう市長のもとで働くのはずいぶん大変そうです。ということで注目されるのが、新しい台北市政府人事ですが、ここに、仕事がおもしろそうだから、といって、飛び込んでいった女性がいます。台北市法務局長に任命された、楊芳玲・局長です。ドイツの大学に留学して、法学博士の学位を取得している、法律のエキスパート。長年、台湾南部、高雄にある有名大学、国立中山大学の准教授をつとめていました。さきごろ、大学を定年退職したばかりの60歳、本来だったら、悠々自適のリタイア生活を送れるはずなのに、わざわざ、ワーカホリック市長のもとで働くなんて、なにがきっかけになったんでしょうか。
台湾ソフトパワー(2014/12/30)柯文哲・台北市長ご指名!楊芳玲・法務局長
- 30 December, 2014