今週は、台湾第2のエスニックグループ、客家の言葉、客家語の歌を歌う若手男性歌手、羅賓(ルオビン)こと曽仲瑋(ツォンチョンウェイ)の楽曲をお送りしましょう。
曽仲瑋は台湾北部、新竹県の竹東鎮で生まれました。歌好きの両親とともに子供の頃からカラオケに通っていたことから、自然に歌がうまくなったといいます。高校からはギターを始め、大学進学後、音楽サークルに入り、レストランで演奏するようになりました。現在はシステムエンジニアとして働きながら、歌手活動を行っています。
客家の郷で生まれ育ったものの、子供の頃は客家語は話せませんでした。しかし、高校時代、友人に頼まれ、客家のドキュメンタリー作品の主題歌を作曲したことをきっかけに、客家語に触れ、客家の楽曲にも挑戦するようになりました。
透明感あふれる歌声、、様々なジャンルを取り入れた現代感あふれる楽曲、新世代の客家語歌謡のシンガーソングライターとして、客家委員会などが主催する様々なイベントで客家語の歌の魅力を伝えています。
今週のウーロンブレイクでは、2010年、自身が作曲、母親の劉玉梅さんが作詞という親子のタッグで制作した、日本占領時代に生まれた茶摘みのお婆さんの懸命に生きる姿を描いた歌、「一番綺麗なおばあちゃん」をお聞きください。