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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送ミュージックステーション(2021-03-22)先住民族歌手、巴奈Panai Kusui

  • 22 March, 2021
ミュージックステーション
(写真:YOUTUBEよりスクリーンショット)

台湾には、16部族の先住民族がいます。人口はおよそ68万6800人、台湾の人口の2.45%占めています。歴史的背景などの影響により、先住民族は昔から独自の文化がだんだん失われていくという問題に直面しています。

今日ご紹介する、台湾の先住民族歌手、巴奈‧庫穗(Panai Kusui/パナイ・クスイ)もその一人です。パナイ・クスイは1969年に台湾南部、台南市に生まれた、台湾の先住民族、アミ族とプユマ族のハーフです。ところで、その父親の、先住民族語より、台湾最大の方言、台湾語のほうが役に立つという思いにより、パナイ・クスイは幼少期から台湾語を勉強し、台湾語が彼女の母語となりました。

家族関係に恵まれず、子供の時から住居を転々とした生活を送り、親戚の家で育てられたとの経験により、パナイ・クスイは中学の時から、ライブレストランで歌を歌い、生活資金を稼いでいました。

1990年、21歳のパナイ・クスイはレコード会社にスカウトされたものの、レコード会社の人事問題で、ファーストアルバムがリリースされたのは、レコード会社に入って6年目、契約の期限が切れる直前でした。しかし、そのファーストアルバムは大きく話題を呼び、そのうち一曲は、今もパナイ・クスイの代表曲と言われています。

パナイ・クスイのファーストアルバムに収録されているこの歌は、絶大な人気を博しましたが、パナイはこれを機に、新作アルバムをどんどんリリースするのではなく、契約書の期限通りに事務所と解約し、26歳のときに先住民族の伝統文化と踊りを伝承するダンスグループ、「原舞者」に参加しました。ここは、パナイ・クスイにとっての大きなターニングポイントといえます。

それまでに、漢民族のような、漢字三文字の名前で名乗っていたパナイ・クスイは、「原舞者」の入団試験で、「先住民語の名前」を聞かれて唖然し、はじめて自身のルーツについて考えるようになりました。グループに参加した後、先住民族の各部族の文化と伝統的な歌謡曲と踊りを学んでいくうちに、パナイ・クスイはますます先住民族というアイデンティティを持つようになり、2001年の時には、自分の名前を、漢民族のような漢字3文字から、プユマ族語の名前「パナイ・クスイ」に変えました。先住民族関連の議題を始め、社会活動にも積極的に参加するようになり、歌を通して、自らの主張を表しています。...

※3月22日にご紹介する曲:
1.「流浪記」(放浪記)
2.「非核家園」(非核国家/原子力発電のないふるさと)
3.「沒關係」(大丈夫)
4.「錯以為了嗎」(勘違いしたのか?)
5.「満天星」(満天の星々)

(編集:曾輿婷/王淑卿)

 

 

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