インタビュー
放送研究者・山田充郎
「台湾のラジオ放送、最新事情(下)」
山田充郎さんは、台湾国際放送の前身時代からのリスナー歴60年近くになる。
それだけでなく、台湾の域内の放送事情にも詳しい。
3回に分けて、最新の台湾ラジオ事情を、歴史を踏まえながらお話いただく。
台湾を何度も訪れている山田さんだが、新型コロナウイルス感染の影響で1年以上、台湾に来ることができない。
リモート方式で東京にいらっしゃる山田さんにお話をうかがった。
今回は第3回、最終回。
【山田充郎】
山田充郎(やまだ・みつお)
1948年、大阪府出身。少年時代より漢字・漢文と放送に興味を持つ。大手証券会社に勤務しながら、放送史を研究。退職後、研究に専念。台湾国際放送(前身を含む)のリスナー歴は間もなく60年に達する。
※作品
海峡両岸対日プロパガンダ・ラジオの変遷第01回
「中国の放送と国民政府(大陸時代)の対日放送(1923~1949)」
https://shukousha.com/column/proparadio/6205/
海峡両岸対日プロパガンダ・ラジオの変遷第04回
「自由中国之声の成立と初期の日本語放送(1949~1970)」
https://shukousha.com/column/proparadio/6320/
海峡両岸対日プロパガンダ・ラジオの変遷第07回
「外交環境の変化と日本語放送の脱皮(1971~1980)」
https://shukousha.com/column/proparadio/6772/
海峡両岸対日プロパガンダ・ラジオの変遷第09回
「1980年代の台湾と日本語放送の変貌(1981~1990)」
https://shukousha.com/column/proparadio/6984/
(インタビュー:早田健文)
【後半は台湾の最新情報】
台湾の新型コロナウイルス感染対策、「レベル2」に引き下げ
4段階の感染対策のうち上から2番目の「レベル3」から、3番目の「レベル2」に
手洗い、マスク着用、ソーシャルディスタンスなどは維持
新型コロナウイルス感染は7月30日に21人、減少傾は続く
新型コロナウイルス・ワクチンの接種率(少なくとも1回)が30%近くに
ワクチンの獲得量は948万回分もやはり不足、接種現場で混乱
台湾製ワクチン、「国端」ワクチンの接種希望登録が始まる
蔡英文総統、「国端」ワクチンの接種希望を登録
チェコが台湾に3万回分のワクチンを無償提供
台湾の夏の果物、ドラゴンフルーツ(火龍果)は高い栄養価
サボテンの果実、真っ赤で刺のある果皮が特徴
鉄・マグネシウムはリンゴの8倍、ビタミンも豊富
便通改善効果、お腹が弱い人は注意
白い果肉は収穫期が6~11月
赤い果肉は5~12月
水不足から一転、豊富な降水量
桃園市の石門ダム、647日ぶりの放水