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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送台湾博物館(2020-09-06)李登輝・元総統は少なくとも5人いる、その多面性の魅力――河崎真澄

  • 06 September, 2020
ミュージアム台湾(台湾博物館)
李登輝・元総統(右)夫妻と河崎真澄さん(左)。(写真:河崎真澄さん提供)
ミュージアム台湾(台湾博物館)
河崎真澄さんが執筆した『李登輝秘録』。(写真:河崎真澄さん提供)
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李登輝・元総統は7月30日に97歳の高齢で亡くなった。台北賓館(迎賓館)の追悼会場に設けられた遺影。(写真:河崎真澄さん提供)
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退任する李登輝・元総統(左)と後任の陳水扁・前総統(右)。台湾で戦後初めての政権交代となった。(写真:河崎真澄さん提供)
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『李登輝秘録』著者の河崎真澄さん。2002~06年に産経新聞台北支局長を務めた。(写真:河崎真澄さん提供)

インタビュー

産経新聞論説委員・河崎真澄

「李登輝・元総統は少なくとも5人いる――その多面性の魅力」

 

「李登輝は少なくとも5人いる」。河崎真澄さんはそう語る。李登輝・元総統は多面性を持つ人物だ。少なくとも五つの面がある。長年、李登輝・元総統を観察し続けてきた川崎さんは、その多面性に魅了された。

李登輝・元総統は、7月30日、97歳の高齢で死去した。

河崎真澄さんが執筆した『李登輝秘録』は、その翌日の7月31日に出版された。

河崎さんは、2002~06年に産経新聞台北支局長を務めて以来、李登輝・元総統を見続けてきた。そして、19年4月~20年2月に産経新聞に長期連載の「李登輝秘録」を執筆する。今回出版された『李登輝秘録』は、そに加筆して1冊に本にしたものだ。李登輝・元総統がこの本の出版に寄せた文章も掲載されている。

李登輝・元総統の死去に当たって、台湾と日本ではその反応が大きく異なっている。それは、李登輝・元総統が持つ多面性が理解されていないからだ。日本人も、そして台湾人も、李登輝さんの一部の面しか見ていない。

李登輝・元総統という人物の全体像を理解するためには、その多面性、つまり「5人の李登輝」を理解する必要がある。そして、李登輝・元総統の多面性を理解することは、つまり台湾がもつ多面性、複雑さをより深く理解することそのものなのだ。それは、振り返って日本を理解することになる。なぜなら、台湾は日本を映す鏡だからだ。

これが、河崎さんがこの「李登輝秘録」に込めたのメッセージだ。

 

【河崎真澄(かわさき・ますみ)】

現職:産経新聞東京本社編集局外信部編集委員兼論説委員

1987年、産経新聞社に入社。シンガポール国立大学華語研究センターに派遣留学。経済部記者、外信部記者などを経て、2002~06年に台北支局長。東京本社経済部次長を経て、08~18年に上海支局長。15年から論説委員を兼務。18年に東京本社に帰任、現在、論説委員兼外信部編集委員。19年4月~20年2月に長期連載「李登輝秘録」を執筆。著書に『還ってきた台湾人日本兵』『李登輝秘録』、共著に『日本人の足跡』『闇の中の日中関係』『食の政治学』『歴史戦』など。

 

(インタビュー:早田健文)

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