今週は、台湾国際放送の運営母体である、中央放送局と、台湾の非営利メディア「児童・青少年ザ・リポーター」とのコラボで製作している「児童・青少年ザ・リポーター、読み聞かせコラム」をお送りいたします。
「児童青少年ザ・リポーター」に掲載されている文章を月二回お伝えいたします。
「児童青少年ザ・リポーター」は、台湾の非営利メディア「ザ・リポーター」が児童・青少年のためにディープな報道を行うのに立ち上げたブランドです。ディープな報道を通じて子どもと青少年と共に、この世界に対する理解を深め、未来へ邁進するのが目的です。
今週のテーマは「小中学生の代表も校務運営会議に参加、学校の扉が開いたか」となっています。
この新学期から、小中学校には大きな変革がありました。学校の重要なことは、校長先生、または教師の命令だけに従うのではなくなりました。台湾の国会に当たる立法院では今年(2023年)5月29日に「国民教育法」改正案を可決し、小中学校の校務運営会議に学生も列席すべきことを規定しました。9月に始まった新学年「112学年度」から実施されています。
学生の代表は法律に則って会議に列席することができます。もともと会議に出席すべき校長先生や先生らの権利とどう違うでしょうか。台湾の校務運営会議では何が決められるでしょうか、「児童・青少年ザ・リポーター」の記者は、各学校を回り、学校と学生らの準備状況を確認してきました。
児童と青少年が意見を述べる権利を小中学校に拡大したこの法案から、学生は何が学べるか、そしてこのことにどんな意義があるでしょうか。