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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送きょうのキーワード(2021-11-12)「剁手」:買いすぎると手を切り落とす?

  • 12 November, 2021
きょうのキーワード(金曜日)
デパートの年に一度の大セール「周年慶」にあたり、コスメフロアには大勢の買い物客が押し寄せている。(写真:CNA)

今日ご紹介するキーワードは、「剁手」です。
「剁」は、何かを切り落とすという意味です。つまり、「剁手」は、「手を切り落とす」という意味です。とても物騒な言葉ですね。

皆さんは、自制心が弱いほうですか?キャンペーンやタイムセールが行われるたびに、本当は目当てのものだけを買う予定でしたけど、ついつい特別価格につられて、必要以上にお金を使ってしまいます。これ以上買ったら生活に支障が出るかもしれないとわかっているのに、どうしてもやめられません…

こういう買い物に対する強い衝動を強調する時は、「剁手(手を切り落とす)」という言葉がよく使われます。買い物をやめるには、手を切り落とすほか仕方がない、という意味です。この言葉は、先週ご紹介したキーワード「吃土(土を食べる)」と同じように、もとは中国大陸のオンラインショッピングモールに由来した言葉です。

毎年の11月11日は、中華圏では独身者の記念日「光棍節」とされています。光る、木偏に昆虫の昆という字、お節句の節と書きます。この日になりますと、「淘寶(タオバオ)」をはじめ、中国の多くの通販サイトは、「雙11(ダブル11)」という名の大規模な値引きキャンペーンを打ち出し、サイトの利用者を引き寄せます。そこで誘惑に負けて後先を考えずに買い物をし、あとでクレジットカードの請求書を見た時に後悔する人がとても多いそうです。そういう人たちが、「手を切り落せばよかった」と冗談交じりに嘆いていたことから、「剁手」という言葉が誕生したと言われています。

また、こういう人たちのことは、「剁手族」と呼ばれています。漢字は手を切り落とすことを意味する「剁手」の後ろに、家族の族と書きます。「手を切り落とすべき一族」と翻訳させていただきます。統計によりますと、この一族のうち、特にホワイトカラーの仕事に就いている人が一番多いそうです。つまりスーツを着用して、主にオフィス内で事務作業に従事する労働者のことです。おそらくこれは、職場の人間関係でストレスが溜まっていることと、パソコンが近くにあること、そして金銭的にも少し余裕があることが原因かもしれません。

近年、独身者の記念日、11月11日に「ダブル11」値引きキャンペーンを行う習慣が台湾に伝わってきたことで、「剁手(手を切り落とす)」という言葉は台湾でも広く使われるようになりました。もし今度、知り合いの中華系の人から、自分の手を切り落とすと聞いたら、どうか驚かないでくださいね。

(編集:曽輿婷/王淑卿)

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