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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送きょうのキーワード(2021-09-24)「斜槓族(スラッシュ族)」

  • 24 September, 2021
きょうのキーワード(金曜日)
(写真:CNA)

今日ご紹介するキーワードは、先月中旬から台湾のニュースにしょっちゅう出てくる話題「斜槓族」です。

「斜槓族」(スラッシュ族)は、もともと英語の言葉「Slashie(スラッシー)」の中国語訳です。専門分野を超えて、複数の仕事を持っている人たちのことです。こういう人たちが履歴書の職歴欄に記入するとき、よくスラッシュを使って、自分が掛け持っている複数の仕事を一つ一つ記入していきますので、「スラッシー」と呼ばれるようになりました。「斜槓族」の「斜槓」は、兼業することを指す動詞となります。

今年の台湾のレコード大賞、第32回ゴールデン・メロディ・アワードで、標準中国語部門の最優秀新人賞を受賞した女性歌手、壊特(ホワイト)も、「斜槓族(スラッシュ族)」です。ホワイトは、2019年から台湾で注目されているインディーズ系歌手ですが、外科の研修医でもありました。ホワイトが「スラッシュ」していることに対して、台湾の最高学府・国立台湾大学政治学科の教授、李錫錕・教授は「将来の外科医がゴールデン・メロディ・アワードを受賞した。こういう医者の手術を受けることを心配しない人はいるのか?」と題した投稿をし、医者と歌手を掛け持ちしようとしたら、ただこの社会に優秀な医者または歌手になれる人材が1人失い、代わりに凡庸な人が1人増えるだけだと批判しました。

李錫錕・教授のこの発言は、台湾で議論を呼びました。ある人は、李錫錕・教授が過去3回も政界に進出しようとしていたが、いずれも選挙で負けてしまったことを掘り出して、「あなた様もスラッシュしようとしていたのではないか」と指摘。ある人は「自らのコンフォートゾーンから抜け出そうとすることはいいことだ」とホワイトを声援。李錫錕・教授の発言に反対する人が多かったです。ホワイトはというと、李・教授の指摘に感謝を述べ、しばらく音楽に専念すると決め、研修医の仕事をやめたと明かしました。

大手コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」のニュースサービス「LINE TODAY」が今月3日から10日まで、「あなたはスラッシュ族ですか?」というアンケート調査を行いました。

調査に答えたおよそ3万1000人のうち、「スラッシュ族ではない」が49.99%。「スラッシュ族である」が30.55%、「仕事をしていない」が19.46%でした。コメント欄には、「給料が増えないなら稼ぎ口を増やすしかない」、「新しいスキルを学べるからいい」、「一つの仕事だけで毎日ヘトヘトだ。複数の仕事をする人はすごいな」などの声が寄せられています。

(編集:曾輿婷/王淑卿)

 

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