今日ご紹介するキーワードは「手搖飲店」。これは「ドリンクスタンド」のことです。
今、日本にも多くのお店が進出している台湾の「手搖飲店(ドリンクスタンド)」ですが、皆さんのお気に入りのお店はありますか?
先日、「發票載具」という電子レシート管理アプリが、最新の電子レシートデータベースから出した、台湾の北部と南部の人気ドリンクスタンドランキングを紹介しました。それによると、北部と南部では大きな違いがあったそうですよ。
それではランキングをご紹介しましょう。
◆まずは北部から
5位:Coco都可(CoCo Fresh Tea & Juice)
4位:天仁茗茶
3位:迷客夏(milksha)
2位:清心福全
1位:50嵐
◆一方の南部のトップ5は…
5位:可不可(KEBUKE Tea)
4位:50嵐
3位:迷客夏(milksha)
2位:茶之魔手(Tea & Magic Hand)
1位:麻古茶坊(MACU TEA)
北部・南部、どちらにもランクインしているのは「50嵐」と「迷客夏(milksha)」ですが、特に「50嵐」は北部では1位なのに南部では4位と順位にも大きな違いがありました。これには店舗数が関係しているのではないかと分析しています。
なんでも「50嵐」は北部には152店舗あって、売上は南部の5倍なんだそうです。
ちなみに、北部2位の「清心福全」も北部での店舗密集度が更に高く、270の拠点があり、売上は南部の4倍!
逆に南部1位の「麻古茶坊(MACU TEA)」は、高雄に100店舗以上あって、売上は北部の5倍!南部2位の「茶之魔手(Tea & Magic Hand)」は台南だけで217店舗あり、台湾の南部エリア全域をカバーしていますが北部には1店舗もありません。
店舗数が多いから人気なのか、人気だから店舗数が増えたのかはわかりませんが、確かに店舗の数の影響はあるかもしれませんね。
また価格の面から見てみると、北部では価格が比較的高めの高級茶葉を使ったドリンクが受け入れらる傾向にあるそうです。例えば、4位にランクインした「天仁茗茶」は平均単価が62台湾元(日本円およそ280円)、中には100元(およそ450円)を越えるドリンクもあって、人気の「913茶王」というドリンクは、お茶屋さんである「天仁茗茶」こだわりの茶葉を使い、甘くて独特の風味があって、アフタヌーンティに指定する北部の人も多い飲み物だそうです。
一方で南部は、比較的良心的な価格が多く、例えば南部2位の「茶之魔手(Tea & Magic Hand)」の平均価格は20元(およそ90円)!これは、単価の高い高級茶が南部では生き残ることが難しいことを反映していると分析しています。
私は台北で生活していますが、住み始めたばかりの頃は台北も45元前後だったと記憶しているので、最近はドリンクスタンドの種類も増えたけど、高くなったよなぁ~と思っていました。南部2位の「茶之魔手(Tea & MAgic Hand)」は平均価格20元なんて…ぜひ北部にも進出して欲しい!と思うのは私だけでしょうか。
ちなみに、データベースからは味の好みの違いも分かったそうで、北部は比較的、純粋な“お茶系”のドリンクを好む人が多く、甘さも“無糖”が最多で、氷の量も多くの人が“氷なし”か“ほぼ氷なし”を選んでいたそうです。
一方の南部の人たちは、色々とミックスした濃いフレーバーティが好きで、味も様々な種類があり、甘さは主に“微糖”だったそうです。
台湾は料理の味付けも南部は比較的甘いと言いますが、飲み物も南部の人たちはやや甘めを好むようですね。
皆さんはどんなドリンクが好みですか?また、自身の好みの甘さなどはありますか?ちなみに私は、ドリンクスタンドでドリンクを買うときは、大体いつも半糖少冰(砂糖半分、氷少な目)です。