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きょうのキーワード(木曜日) - 2022-12-01_「公車司機的名字」

  • 01 December, 2022
きょうのキーワード(木曜日)
(写真:CNA)

今日ご紹介するキーワードは「公車司機的名字」。

この意味は、「バスの運転手さんの名前」です。

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台湾の街を走っているバスの後ろに運転手さんの名前が書いてあるのを見たことがありますか?これは、例えば、バスに乗った際に、とても気遣ってくれたというときの感謝を伝えたい場合や、逆にこういうところが悪かったなどを訴えたいときに、乗客がバスを降りた後、運転手の名前を識別しやすくするためのものです。

そんなバスの運転手さんの名前が書かれたプレートですが、時々ネット上で、面白い名前の運転手さんの名前が話題となります。

最近、フェイスブックの「路上觀察學院」というサイトで話題となっていたのが「瓜習柑」と書く運転手さんの名前。この名前がとても珍しいということと、この3文字の発音が、台湾語で「急げ」という意味の発音と同じことから、この名前を見た人たちは、「このバスは間違いなくスピード感があるだろうね」とか、「時は金なりだ」と笑っていました。

実は、最近の運転手のネームプレートの名前は本名でなく、ニックネームでもOKのバス会社もあるようで、この運転手さんの名前はどうやらニックネームのようですが、さらに別のネットユーザーが発見した運転手さんは、「宜鎮峰」と書く名前。この名前の中国語の発音は、「一陣風(“突風が吹き抜ける”、つまり速度がすごく早いという意味を例える中国語)」と同じなんです。しかも、こちらの運転手さんの名前は本名なんだとか。この運転手さんの名前が紹介されると、ネットでは、先ほどの台湾語の発音の「急げ」と同じ発音の運転手さんと、どっちが速いのかな?と盛り上がっていました。

また、あるネットユーザーが台湾南部・高雄でバスに乗ったときの運転手さんの名前がなんと14文字(「朗論馬哩吉以斯馬哈善以斯立段」)!珍しいなと思って写真に撮り、ネットにアップしたところ、なんと本人からの反応が。なんでも、これは本名だそうで、この運転手さんは、お父さんが台湾原住民族のブヌン族出身、お母さんがルカイ族出身で、最初の2文字(朗論)がブヌン族語、続く3文字(馬哩吉)がルカイ族語、そしてその後の5文字(以斯馬哈善)は、父親の苗字、最後の4文字(以斯立段)は先祖の苗字…と続いていて、合計14文字の名前となっているんだそうです。

これに、他のネットユーザーからは「友達同士ではなんと呼び合っているんだろう。たぶんフルネームでは呼ばないよね」とか、「名前に込められた意味が知りたい」というコメントが寄せられていました。

この他にも、台湾の有名な男性シンガーソングライター「韋禮安(ウィリアム・ウェイ)」と発音と字面がなんとなく似ている「危偉安」という名前の運転手や、同じく人気歌手「王力宏」と同姓同名の運転手さん、そしてドラえもんに出てくるジャイアンの中国語名「胖虎」という名前の運転手さんなどなど…本名か、ニックネームかはわかりませんが、なかなかインパクトある運転手さんがたくさんいるようです。

皆さんも台湾の街を歩いている時、ちょっとバスの運転手さんの名前が書かれたネームプレートを気にして見ていると、面白い発見があるかもしれません。

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