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Rti 台湾国際放送Rti 台湾国際放送きょうのキーワード(木曜日) - 2022-05-12_「碳酸飲料掀漲風」

  • 12 May, 2022
きょうのキーワード(木曜日)
台湾の人気炭酸飲料「蘋果西打」と「黑松沙士」も値上げ。(写真:CNA)

今日ご紹介するキーワードは「碳酸飲料掀漲風」。

これは、「炭酸飲料値上げの風」というような意味です。

ここ最近、台湾では「碳酸飲料掀漲風(炭酸飲料が値上げの風)」にあります。

まずきっかけは4月にコカ・コーラ社が値上げをしたこと。

コカ・コーラ社が、「コカ・コーラ」、「コカ・コーラzero」、「スプライト」、「ファンタ」の600mlペットボトル飲料を小売価格29台湾元(日本円約130円)から35元(約150円)へと値上げしました。

台湾でのコカ・コーラの製造販売権を持つスワイヤ・コカ・コーラ社によると、前回の価格調整は10年近く前で、原料費、輸送費、梱包費などのコストが上がり続けており、製造メーカーにとって大きな負担となっていることから、世界で2021年4月から値上げを行っているとのこと。上げ幅はその国や地域ごとに市場の状況を見て調整しているそうですが、台湾ではおよそ20%の値上げとなっています。

それに続き、台湾のメーカーも値上げへ。

台湾好き日本人の間でも人気の「蘋果西打(アップルサイダー)」のメーカー、「大西洋飲料」も4月から、その人気の「蘋果西打」の600mlペットボトルをこれまでの30元(約130円)から35元(約150円)に、2ℓペットボトルは50元(約220円)から60元(約260円)へと値上げしました。

そして、台湾の大手飲料メーカー「黑松」も今月(5月)から、600mlペットボトルの、“台湾版コーラ”と呼ばれる「黑松沙士」、そのシリーズの「加鹽沙士」、炭酸水「黑松汽水」をこれまでの29台湾元(約130円)から35元(約150円)に値上げしています。値上げ幅はおよそ2割増。

「黑松」も、近年の原料費、輸送費、パッケージ費用そして人件費のコスト上昇によって、全体のコストが上がっていることを理由に挙げています。

「黑松」は、前にも、去年から砂糖も、紙パックも、コーヒーも、ミルクも全て値上がりして、昨年だけで少なくとも6千万から7千万元のコスト増となった。新型コロナによる影響で多くの市民が経済的にダメージを受けていることを考えて、コストの上昇を吸収することにしたが、今年値上げをしなかったら収益に影響が出る。コスト上昇のプレッシャーに対応する必要があったと語っています。

世界的大手メーカーが値上げに踏み切った後、国内大手ブランドメーカーも値上げに踏み切らずにはいられなかったとしています。

この「碳酸飲料掀漲風(炭酸飲料値上げの風)」、炭酸飲料以外に飛び火しないで欲しいな…と願いたいところですが、各メーカーがあげたコスト上昇の理由は、他の食料品にも当てはまりそうですので、もしかしたら価格上昇の波は続いて行くのかもしれませんね…。

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